富士山が浮かんでる。
ずっと見ていられる…
なんて景色だろう。
山にいると
「これは何色っていうの?」
美しい色にたくさん、本当にたくさん出会えます。
日本標高2位の北岳の直下には、北岳山荘と肩の小屋の2軒の山小屋があります。
どちらの小屋からも絶景がのぞめます。
間ノ岳(あいのだけ)や農鳥岳(のうとりだけ)への稜線を眺めたり。
仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳を見て「ついでに登っちゃおうかなぁ」と心が動いたり。
昨年の秋に秩父に行ったとき、
「2月になったら(花粉が本格的に飛ぶ前に)ロウバイを見に来よう」
と思っていました。
とうふ屋さんでランチを食べるのも楽しみにしていました。
しかし、再度の緊急事態宣言で不要不急の外出は控えなくてはならなくなりました。
来年の楽しみにとっておこう。
花粉が飛んでいたって、やっぱり春はいい。
空と花を眺めていると、本当にのどかな気持ちになれます。
秩父に行くことは叶わなかったけれど、天気の良かった19日に京王線の府中駅にある「郷土の森博物館」へ行ってきました。
「博物館」という名でプラネタリウムはあるものの、今の季節はみなさん、梅がお目当てでしょう。
300円で入場できます。
ベンチもたくさんあり、家でおにぎりをつくってきて、ここで食べるのも気持ちよさそう。
甘酒やお団子もあります!
注文してから焼いてくれて、香ばしい匂い~。
やわらか~い。
お腹いっぱいでなければもっと食べられたのになぁ。
さて、梅です。
食べてばかりじゃないんです!
こんなにたくさんの種類があるんだ…
きれいだなぁ…
色と枝垂れ、くらいしか違いが分からなくて申し訳ない気持ちになります。
「白加賀」という品種がいちばん多かったです。
「思いのまま」
なんてステキな名前だと思ったら、1本の木に白と紅色、どちらの色の花も咲かせるからだそうです。
まだ蕾でした。
「新茶青(しんちゃせい)」
黄緑がかった白。
蕾がぷっくぷくでかわいい!
花びらの形もよく見ると違うんだなぁ。
お目当てのロウバイは、奥にありました。
マスクをそっとずらして香りをいっぱい吸い込みました。
甘い。
夏はお子さんが水遊びができり場所もありますし、恐竜もいます。
このあたりに住んでいると、よく見かける「青木屋」さん。
会社でいただくことも多いです。
郷土の森博物館のお隣に工場があり、売店でできたてのお菓子を買うことができます。
この日は「武蔵野日誌」という、小さな筒状のバームクーヘン生地にクリームが入っているものでした。
お店で売っているものも充分おいしいんです。
しかし!
できたてはクリームが柔らかい。
ぜひ、お寄りください。
日替わりなので、何が食べられるかはお楽しみです。
そして、競馬場の周りをぐるっと歩いて東府中駅へ。
競馬場って、でかいんだなぁ。
いつか入ってみよう。
行けてよかった。
楽しかった。
花を眺めている人は、みんな笑っていました。
まず、表紙に惹かれました。
山々のシルエットが濃淡をつけたグラデーションになっている、こんな景色が大好きなんです。
絵心があれば描いてみたいくらいの美しさです。
今回は、救助隊のホームグラウンドの北岳を飛び出してのお話。
空手に長けている女性隊員が活躍します。
本当にこんな暗殺組織がいたら…と恐ろしくもなってしまいますが、彼女の強さが本当にかっこいい!
上司に「戻れ」と手を引くことを強要されても「重々承知!」と言い返す。
警察官としての立場はわきまえても、自分が大切に思う人を守り通す強さ、ため息が出るほど羨ましいです。
強いって、すごい。
シリーズ最新刊の「風の渓(たに)」もおもしろかった!
2020年に行きたいと思っていた両俣小屋が舞台でした。
実際にお目にかかったことはないけれど、山の雑誌の特集や本で想像するのとピッタリな管理人の女性が活躍します。
管理人の女性だけでなく、もちろん救助隊の面々も、警察官としての職務ということだけでなく、ひとりひとりが、救助をきっかけに知り合った少年の未来を大切に思い、守る。
これを読んだからには、やっぱり両俣小屋に行きたい。
野呂川沿いの道は2019年の台風で崩壊したままのようですが、北岳から仙丈ヶ岳へまわるルートをとれば行けるだろうか。
2020年は南アルプスの山々は、登山バスの運行もなく休業の山小屋がほとんどでした。
まだ先の見えない毎日ではありますが、地図を眺めながら、その日を楽しみに筋トレに励みたいと思います。
山で出会うと怖いもの。
熊も怖いですが、雷も怖い!
山小屋から10分の山頂で、のんびりお昼寝~。
急に空気が冷えてきて目が覚めました。
無意識に顔をさわると、冬にドアノブを触ったかのようなピリッとした刺激。
「え?」
なんだろう。
辺りを見回すと、少し先が暗い。
低い耳鳴りのような、耳の中で虫がバタついているような音がしてきました。
こすった下敷きを頭上にあてたときのように、髪がふわぁっと逆立っているのも感じます。
「雷だ!」
裸足でくつろいでいたので、慌てて靴下と登山靴を履き、小屋に向けて猛ダッシュ。
下りで良かった…
小屋の扉を開けて、玄関の脇にあるベンチに座り込んだ瞬間、
バリバリバリィ!!
ドッシャーンッ!
音の大きさに震えました。
なんだか、指先もしびれてる。
夕方、あたりが暗くなって、また雷がやってきました。
小屋の方がテント場へ走っていきます。
テントにいる人たちを小屋の中へ避難させるため。
貴重品だけを持って、小屋へ続々と入ってきます。
雷から目が離せませんでした。
光るたびに、夜がこんなにも明るくなるんです。
怖いのに美しい。
なんで動画で撮らなかったんだろう…
それが悔やまれます。