登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

山で出会えた景色

黒部峡谷 トロッコ電車

宇奈月温泉駅のすぐお隣に、トロッコ電車の始発「宇奈月駅」があります。 黒部峡谷鉄道トロッコ電車≪公式ページ≫~エメラルドグリーンの絶景を~│黒部峡谷鉄道トロッコ電車 トロッコ電車の旅に出発。 宇奈月温泉から終点の欅平駅まで、41のトンネルと21の橋…

両親と白馬〜諏訪湖へ その2

ホテルから無料のシャトルバスで、岩岳のゴンドラ乗り場へ。 夜中、ホテルでは雨が、白馬岳では雪が降ったようです。 バスの窓から見える、昨日より白くなった山々と青空に興奮! 白馬岩岳マウンテンリゾート | HAKUBA IWATAKE MOUNTAIN RESORT ここに来るの…

冬だからこそ

窓の外を見ると、朝からの雨が雪に変わりっていました。すでに向かいの家の屋根には、うっすらと積もっています。今日は登りたくないけれど、明日が晴れなら登りたいなぁ。雪をサクサク、踏みしめながら歩くの大好きです。平日で早朝や夕方に歩けば、山はい…

山景 その37

燕岳(つばくろだけ)、槍ヶ岳にはさまれて、どうしても通過点というイメージを持たれやすい大天井岳(いろんな読み方があるようですが、わたしは「おってんしょうだけ」が好きです)ですが、私はここを目的地にするくらい通っています。 2軒の山小屋があり…

山景 その36

先月行った白駒池の秋の景色です。 2019年の10月、天狗岳などを歩いて下山したらいきなりこの景色。 本当に驚きました。 上から見えていた池は、こんなにきれいだったんだ!って。 この池にボートで漕ぎだせることを知ってしまった今、やってみたいけれど池…

山景 その34

北アルプスの白馬岳の手前から、白馬岳~五竜岳~鹿島槍ヶ岳を眺めています。 ドラえもんの道具があれば、この白い海の上を歩くことができるのに。 岩に腰かけてお弁当を食べながら、1時間以上もかけて雲海が3,000m近いこれらの山々を超えてゆくのをずっと…

白駒池の夜明け

朝の白駒池は絶景でした。 歩けないだけで、ウユニ塩湖みたいじゃないですか? もやが幻想的。 一眼レフ持ってくればよかった…こんなだとは思わなかった。 4:00前に外へ。 まだ薄暗い。 あれ、寒くないんだ。 7℃ありました。 はじめは雲が優勢で、染まる池…

山景 その33

晴れていなくったって山に登りたくなる。 だって、登ってみなくちゃどんな景色があるか分からない。 ザンザン降りの雨の翌日が晴れの予報だったりすると興奮します。 何度も見たことがある槍ヶ岳だって、こんなふうに雲が湧きたてば見たことのない景色。 目…

山景 その32

白と青の絵の具があれば、この景色が描けるのでしょうか。 山々が重なる水色の濃淡。 空と山が溶け合うよう。 1時間もたたないうちに、空はキリっとした青になり、山は淡い水色からそれぞれのもつ色に変わっていました。

山景 その31

ある山小屋の食堂。 一番乗りすれば、白い湯気がほわほわたつ暖かな光景を撮ることができます。 たくさんの食器が並んでいます。 個人的には山ではワンプレートと味噌汁椀でいいと思っています。 お茶だって味噌汁を飲み干したあとに入れればいい。 山小屋で…

山景 その30

こんな広い景色の中、ポツンとある山小屋。 どの山小屋も絵になるのですが、ここは格別。 北アルプスの種池山荘です。 立山黒部アルペンルートの出発地である扇沢から少し歩いたところから登って4時間ほどで着きます。 種池山荘を過ぎ、鹿島槍ヶ岳に向かう…

山景 その29

手前にうつっている松ぼっくり、これをほぐしたのは、さて誰でしょう? 熊です。 北アルプス、薬師岳の山頂から少し離れた稜線で見つけました。 この岩をテーブル代わりにしたのでしょうか。 ハイマツ(松ぼっくりの後ろにうつっている、背の低い這っている…

山景 その27

北アルプスの南岳から、太陽に染められる穂高連峰を見ようとその瞬間を待っていたはずなのだけれど… 山肌を染める朱色よりも、ひとりのシルエットに釘付けになってしまいました。 三脚を立てて景色を撮影している人は今までにもいっぱい見てきたし、そのシル…

山景 その26

真ん中をすぅっと貫く道。 ここをずっと歩いて行けるんだ… 北アルプスの北部に位置する白馬岳。 その山頂を、そのさらに北の朝日岳から目指したときの稜線です。 濃い緑、少しだけ残る雪の白、やわらかな空の色、本当に絵のような景色です。 もっといい言葉…

山景 その25

こんな夜明けに出会うたびに、 「このために山に登っている」 と思います。 雲も太陽も、何もかもが美しい。 朝、太陽を待っている間に聴く曲があります。 サラ・ブライトマンの「Time To Say Goodbye」 エンヤの「Book Of Days」 太陽が昇ってくる気配もま…

山景 その24

山小屋に入り、すぐに汗を拭き着替えて一息つくと探検を始めます。 探検といっても一目で見渡せるような小さな小屋もありますが、どの小屋も個性があり楽しいのです。 まず、玄関周りが 「スッキリしている」 「手ぬぐいやワッペンなど小屋オリジナルのもの…

山景 その23

槍ヶ岳のような尖った山もカッコイイですが、私はなだらかな山が好きです。 眺めるのも歩くのも。 富士山や双六岳、そしてこの浅間山。 ふもとには高峰温泉や天狗温泉など、もし天気が悪かったりして山に登れなかったとしても、「来て良かった~~」と思わ…

山景 その22

この天空の散歩道、どうですか! 北アルプス、双六岳から笠ヶ岳までの稜線です。 自分で撮った写真ながら、見るたびに興奮してまた歩きたくなります。 右奥の甘食パンみたいな形の山が笠ヶ岳です。 富士山のような独立峰っぽい感じ。 双六岳からだと、1日か…

山景 その21

北アルプスの三俣蓮華岳(みつまたれんげだけ)の山頂にある三角点です。 三角点は、山の上でよく見かけます。 三角点とは…うまく説明できないのでコチラをどうぞ。 三角点について知ろう なぜ、三俣蓮華岳の山頂には三角点が3つ並んでいるかというと… 三県…

山景 その20

花を見ても「きれいだなぁ」くらいしか思わない私でもすぐに覚えることができた、特徴ある高山植物です。 「チングルマ」 これは実です。 花ではありません。 花は5枚の白い花びらに黄色い雄しべと雌しべ、とフツーな見た目です。 チングルマ - Wikipedia …

山景 その19

景色に表情をつけるのは雲なんだなぁ、って思います。 雲ひとつないスコーンと晴れた青空ももちろん気持ちいいですが。 太陽が昇るときは雲海があってほしい。 太陽そのものを隠してもらっては困るけれど、周辺に雲があってほしい。 薄紫、茜、橙、桃、黄金……

山景 その18

今回は山で見た景色ではありませんが、ここに立つと胸が高鳴る景色をご紹介します。 上高地の河童橋。 夏は避暑地として人気です。 2020年に撮ったので橋の上の人はまばらですが、いつもは夏から秋にかけてこの短い橋には人がひしめいています。 初めて夏や…

山景 その17

北アルプスの鷲羽(わしば)岳から見える池。 鷲羽岳はその名の通り、鳥が羽を広げたような山です。 直下の三俣山荘方面から仰ぎ見ると、登山道が鳥の背のように真ん中をスッと貫いています。 その両脇に広がる羽。 なだらかでありながらとても重厚で、鷲が…

山景 その16

山では、ただ景色を見ているだけで涙があふれてくるときがあります。 北アルプスの五竜岳から見た日の出もそうでした。 太陽が昇る。 ただそれだけのこと。 それは毎日毎日、繰り返されていることです。 特別なことでは決してない。 でもそれが尊い。 日々…

山景 その15

栃木県の那須岳。 10月末に雪が降った翌日、山の中にある温泉から山をぐるりと歩きました。 雪ってこんなふうに、葉っぱにつくんだ…このときにしか見られない芸術作品です。 すごくきれいだ。 自分が雪を踏む音しか聞こえない静寂の世界。 たまに木々から雪…

山景 その14

この道を何度歩いただろう。 北アルプスの双六(すごろく)岳です。 海で水平線を見て「地球って丸いんだ!」と改めて気づくことがありますが、このなだらかで丸く広い山頂を訪れるたび、海よりも「地球みたい」と思います。 その真ん中をのびる登山道。 な…

山景 その13

梅が咲いている季節に、秋の写真はどうかと思ったのですが… でも山の秋はやっぱり美しい。 標高の高い山では氷点下に冷え込むこともありますが、準備万端でぜひ訪れたい季節です。 葉が鮮やかに色づくのは、年にほんの2~3日とも言われており、休みを合わ…

山景 その12

南アルプス「仙丈ヶ岳」の山頂で撮った1枚です。 ブロッケン現象といいます。 ひとり立つ私の影の周りを、虹がぐるりと囲んでいます。 霧があるとき、雲海、背中に太陽があれば見られることが多いです。 1年に1~2度は見ているのでそれほど珍しい現象で…

山景 その11

富士山が浮かんでる。 ずっと見ていられる… なんて景色だろう。 山にいると 「これは何色っていうの?」 美しい色にたくさん、本当にたくさん出会えます。 日本標高2位の北岳の直下には、北岳山荘と肩の小屋の2軒の山小屋があります。 どちらの小屋からも…

山景 その10

山で出会うと怖いもの。 熊も怖いですが、雷も怖い! 北アルプスの笠ヶ岳。 山小屋から10分の山頂で、のんびりお昼寝~。 急に空気が冷えてきて目が覚めました。 無意識に顔をさわると、冬にドアノブを触ったかのようなピリッとした刺激。 「え?」 なんだろ…