山、はじめます。

生きていれば、山を元気に歩ければ、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちになれるんだ。

山で出会えた景色

山景 その33

晴れていなくったって山に登りたくなる。 だって、登ってみなくちゃどんな景色があるか分からない。 ザンザン降りの雨の翌日が晴れの予報だったりすると興奮します。 何度も見たことがある槍ヶ岳だって、こんなふうに雲が湧きたてば見たことのない景色。 目…

山景 その32

白と青の絵の具があれば、この景色が描けるのでしょうか。 山々が重なる水色の濃淡。 空と山が溶け合うよう。 1時間もたたないうちに、空はキリっとした青になり、山は淡い水色からそれぞれのもつ色に変わっていました。

山景 その31

ある山小屋の食堂。 一番乗りすれば、白い湯気がほわほわたつ暖かな光景を撮ることができます。 たくさんの食器が並んでいます。 個人的には山ではワンプレートと味噌汁椀でいいと思っています。 お茶だって味噌汁を飲み干したあとに入れればいい。 山小屋で…

山景 その30

こんな広い景色の中、ポツンとある山小屋。 どの山小屋も絵になるのですが、ここは格別。 北アルプスの種池山荘です。 立山黒部アルペンルートの出発地である扇沢から少し歩いたところから登って4時間ほどで着きます。 種池山荘を過ぎ、鹿島槍ヶ岳に向かう…

山景 その29

手前にうつっている松ぼっくり、これをほぐしたのは、さて誰でしょう? 熊です。 北アルプス、薬師岳の山頂から少し離れた稜線で見つけました。 この岩をテーブル代わりにしたのでしょうか。 ハイマツ(松ぼっくりの後ろにうつっている、背の低い這っている…

山景 その27

北アルプスの南岳から、太陽に染められる穂高連峰を見ようとその瞬間を待っていたはずなのだけれど… 山肌を染める朱色よりも、ひとりのシルエットに釘付けになってしまいました。 三脚を立てて景色を撮影している人は今までにもいっぱい見てきたし、そのシル…

山景 その26

真ん中をすぅっと貫く道。 ここをずっと歩いて行けるんだ… 北アルプスの北部に位置する白馬岳。 その山頂を、そのさらに北の朝日岳から目指したときの稜線です。 濃い緑、少しだけ残る雪の白、やわらかな空の色、本当に絵のような景色です。 もっといい言葉…

山景 その25

こんな夜明けに出会うたびに、 「このために山に登っている」 と思います。 雲も太陽も、何もかもが美しい。 朝、太陽を待っている間に聴く曲があります。 サラ・ブライトマンの「Time To Say Goodbye」 エンヤの「Book Of Days」 太陽が昇ってくる気配もま…

山景 その24

山小屋に入り、すぐに汗を拭き着替えて一息つくと探検を始めます。 探検といっても一目で見渡せるような小さな小屋もありますが、どの小屋も個性があり楽しいのです。 まず、玄関周りが 「スッキリしている」 「手ぬぐいやワッペンなど小屋オリジナルのもの…

山景 その23

槍ヶ岳のような尖った山もカッコイイですが、私はなだらかな山が好きです。 眺めるのも歩くのも。 富士山や双六岳、そしてこの浅間山。 ふもとには高峰温泉や天狗温泉など、もし天気が悪かったりして山に登れなかったとしても、「来て良かった~~」と思わ…

山景 その22

この天空の散歩道、どうですか! 北アルプス、双六岳から笠ヶ岳までの稜線です。 自分で撮った写真ながら、見るたびに興奮してまた歩きたくなります。 右奥の甘食パンみたいな形の山が笠ヶ岳です。 富士山のような独立峰っぽい感じ。 双六岳からだと、1日か…

山景 その21

北アルプスの三俣蓮華岳(みつまたれんげだけ)の山頂にある三角点です。 三角点は、山の上でよく見かけます。 三角点とは…うまく説明できないのでコチラをどうぞ。 三角点について知ろう なぜ、三俣蓮華岳の山頂には三角点が3つ並んでいるかというと… 三県…

山景 その20

花を見ても「きれいだなぁ」くらいしか思わない私でもすぐに覚えることができた、特徴ある高山植物です。 「チングルマ」 これは実です。 花ではありません。 花は5枚の白い花びらに黄色い雄しべと雌しべ、とフツーな見た目です。 チングルマ - Wikipedia …

山景 その19

景色に表情をつけるのは雲なんだなぁ、って思います。 雲ひとつないスコーンと晴れた青空ももちろん気持ちいいですが。 太陽が昇るときは雲海があってほしい。 太陽そのものを隠してもらっては困るけれど、周辺に雲があってほしい。 薄紫、茜、橙、桃、黄金……

山景 その18

今回は山で見た景色ではありませんが、ここに立つと胸が高鳴る景色をご紹介します。 上高地の河童橋。 夏は避暑地として人気です。 2020年に撮ったので橋の上の人はまばらですが、いつもは夏から秋にかけてこの短い橋には人がひしめいています。 初めて夏や…

山景 その17

北アルプスの鷲羽(わしば)岳から見える池。 鷲羽岳はその名の通り、鳥が羽を広げたような山です。 直下の三俣山荘方面から仰ぎ見ると、登山道が鳥の背のように真ん中をスッと貫いています。 その両脇に広がる羽。 なだらかでありながらとても重厚で、鷲が…

山景 その16

山では、ただ景色を見ているだけで涙があふれてくるときがあります。 北アルプスの五竜岳から見た日の出もそうでした。 太陽が昇る。 ただそれだけのこと。 それは毎日毎日、繰り返されていることです。 特別なことでは決してない。 でもそれが尊い。 日々…

山景 その15

栃木県の那須岳。 10月末に雪が降った翌日、山の中にある温泉から山をぐるりと歩きました。 雪ってこんなふうに、葉っぱにつくんだ…このときにしか見られない芸術作品です。 すごくきれいだ。 自分が雪を踏む音しか聞こえない静寂の世界。 たまに木々から雪…

山景 その14

この道を何度歩いただろう。 北アルプスの双六(すごろく)岳です。 海で水平線を見て「地球って丸いんだ!」と改めて気づくことがありますが、このなだらかで丸く広い山頂を訪れるたび、海よりも「地球みたい」と思います。 その真ん中をのびる登山道。 な…

山景 その13

梅が咲いている季節に、秋の写真はどうかと思ったのですが… でも山の秋はやっぱり美しい。 標高の高い山では氷点下に冷え込むこともありますが、準備万端でぜひ訪れたい季節です。 葉が鮮やかに色づくのは、年にほんの2~3日とも言われており、休みを合わ…

山景 その12

南アルプス「仙丈ヶ岳」の山頂で撮った1枚です。 ブロッケン現象といいます。 ひとり立つ私の影の周りを、虹がぐるりと囲んでいます。 霧があるとき、雲海、背中に太陽があれば見られることが多いです。 1年に1~2度は見ているのでそれほど珍しい現象で…

山景 その11

富士山が浮かんでる。 ずっと見ていられる… なんて景色だろう。 山にいると 「これは何色っていうの?」 美しい色にたくさん、本当にたくさん出会えます。 日本標高2位の北岳の直下には、北岳山荘と肩の小屋の2軒の山小屋があります。 どちらの小屋からも…

山景 その10

山で出会うと怖いもの。 熊も怖いですが、雷も怖い! 北アルプスの笠ヶ岳。 山小屋から10分の山頂でお昼寝をしていました。 急に空気が冷えて目が覚めました。 無意識に顔をさわると、冬にドアノブを触ったかのような刺激。 「え?」 なんだろう。 辺りを見…

山景 その9

1日の始まりにこんな景色を見ることができたら。 太陽が昇る。 毎日繰り返されていること。 でも見飽きることはありません。 雲って、光をこんなに美しく魅せてくれるんですね。

山景 その8

「山にクジラがいる!」 ハァハァ荒い息をつきながら振り返ったとき。 山でなくても見ることができたでしょうが、山で出会えた景色ということにします。 今すぐ思い出せるキツイ道が2つあります。 そのひとつが、北アルプスの最北にある蓮華温泉から朝日岳…

山景 その7

ここも毎年のように見たくなる景色です。 鳳凰三山のひとつ、地蔵岳。 標高は2,764mです。 南アルプスには日本標高2位の北岳があります。 北岳の登山口である広河原へは、甲府駅から2時間ほどバスでかかりますが、その途中1時間半ほどのところに「夜叉神…

山景 その6

八ヶ岳は、北と南に分かれています。 北は、ロープウェイなどもあり山頂駅から少し歩けば気持ちのいい景色が広がっているのどかなところです。 蓼科山や白駒池などがあり、観光地です。 今の季節だとスノーシューで歩くのも楽しい! スノーシューは「かんじ…

山景 その5

北アルプス、槍ヶ岳へ向かう途中の南岳の山小屋に泊まったときの夕暮れです。 ここは360°どこを見ても絶景で、全く見飽きません。 山小屋に到着してから、トイレに行く以外はずっと、場所を変えながら夢のような時間を過ごしていました。 このときも反対側の…

山景 その4

なんて美しいんだろう。 いつ見てもそう思う。 富士山を見ることができる山はたくさんありますが、南アルプスから見る富士山は、距離が近いため大きく感じられて好きです。 富士山が正面に見えるところに陣取り、文庫本と温かいミルクティをお供にのんびり過…

山景 その3

南アルプス 仙丈ヶ岳での夜明け。 仙丈ヶ岳は、前回ご紹介した北岳とつなげて歩くこともできる山です。 2021年、途中にある両俣小屋で1泊して歩いてみたいと思っています。 夜明け前、茜色から藍色へのグラデーションは何度見ても感動します。 着ぶくれて…