私はナイトハイクが好きです。
特に満月の日や、流星群観測ができるとき。
仕事帰りにお弁当を買って、高尾山へ行っちゃいます。
ロウソクの灯りでいただくお弁当。
何だっておいしいですよ。
空気が澄んでいる冬の夜であれば(寒いけど!!)月じゃなくて星を見るかぁ~となることもあるのですが、やっぱり月明りがいいです。
歩くのも月のおかげで楽しくなります。
真っ暗な中を歩く、というのは非日常です。
ただ、女性1人はオススメしません。念のため。
深夜の公園だって1人歩きはしないですよね。
もちろんヘッドランプを頭に付けて歩きます。
この明るさ、頼りがいあります。
でも、安全な広い場所で試しに灯りを消してみてください。
最初は真っ暗ですが、目が慣れてくると意外と歩けそうなことに驚きます。
木の根っこや段差、道を踏み外さないように注意してくださいね。
そしてマジックアワーについて、です。
ナイトハイクよりも前の話ですね。
魔法の時間。
夜明け前や日没前後の、空が何とも言えない柔らかな色になる時間のことだと解釈しています。
この色は毎日、濃淡が変わりますので見飽きないんです。
毎日同じなのに、同じじゃない。
どうしてこんな色なんだろう。
本当に美しい。
ため息がでます。
この色を見るときは、山頂で夕陽をのんびり眺めるべく、日没時刻を調べて逆算し、高尾山口駅を出発しています。
都道府県別日の出・日の入時刻一覧と方角 - 日の出日の入時刻・方角マップ
下山してくる方も多い時間ですが、手ぶらの大学生のような子たちがワイワイ登って行くことも多いです。
スマホの灯りだけで下山するのかな?とちらっと心配しつつ。
電波が圏外になることも多く、思いのほか電池の減りが早いです。
そうなると灯りとしても使えなくなってしまいますから。
そして山頂です。
太陽がいなくなると途端に冷えますので、温かい飲み物と防寒具に身を包み、山頂から少し下った「もみじ台」のベンチで富士山の隣に沈む太陽を見つめます。
柔らかな金色の時間です。
一緒に眺めている皆さんの横顔も橙色に染まっていました。
沈みだすと、すごく早く感じます。すぐに見えなくなります。
そしてマジックアワー。
今日は何色に染まりましたか?
この日は、もみじ台に大勢の外国の方がいてベンチでジャンプしたり落ち着かなかったので、さらに下ってみました。
枝で富士山がはっきり見えなくなりましたが、ススキの染まり方が美しい。
周りに同じように、静かに陽が落ちるのを眺めようと、もみじ台から下ってきた方々が何人もいました。
何も考えず、美しい景色を見ていられるってすごく幸福な時間です。