登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

肌のかゆみ

7~8年前まで、ひどい乾燥肌でした。

かゆいのもイヤでしたが、常にピリピリと肌が刺激を感じている状態。

お風呂からでたら、顔も体もすぐに保湿!しなければかゆくてたまりませんでした。

濡れた体のまま塗るオイルなど、いくつも試しました。

 

綿の下着しかつけられず、ブラジャーのワイヤーもダメでスポーツブラばかり。

ナイロンのおしゃれなデザインの下着を買いたくても、あきらめていました。

 

たくさん汗をかく山歩きには、汗を吸って乾きにくい綿より、化繊やウールが常識となっています。

あの頃は化繊のTシャツを着て汗をかくと、ザックでこすれる部分などが特に赤くかぶれてしまっていました。

かといって綿を着ると…汗が乾かず重たく、自分の汗で体が冷えていくのが悩みでした。

 

それまでは柔らかいボディブラシに、敏感肌用のソープをたっぷり泡立てて洗っていましたが、冬、あまりに寒いので体を洗わずに、かけ湯をして足裏など気になる部分だけ簡単に洗ってすぐ湯船に…という入浴をしていました。

 

体を洗うのをやめて1ヶ月もしないうちに、季節を問わず悩まされていたかゆみが、すっかりなくなりました。

二の腕のブツブツも、いつの間にか消えちゃっていた。

本当に驚きました。

だって、何もしなくなっただけなんですよ?

試しに体のクリームをやめても、かゆくない!

今では冬も、膝や肘、脛など白い粉ふきそーっていうときにクリームを少し塗るくらいでスベスベなのです。

山では乾燥を感じるので必ずやるのですが、少量のワセリンを手のひらであたため、いつもは塗らない腕や膝下全体に薄くのばして塗っています。

  

「ずっと山を歩いてて1週間お風呂に入ってない」とか「すっごく汗をかいたからスッキリしたい」とかそんな日以外の毎日の入浴は、体は洗わずに湯船につかるのみです。

ゆっくり湯船につかれば、汚れはちゃんと落ちるそうです。

シャンプーなどは体に残らないように、よくシャワーで洗い流します。

気になるなら、ナイロンタオルなどは使わずに手に泡立てたボディソープをつけて、体をなでるだけ。

 

半年に1度、アカスリをしています。

乾燥肌だったときには、肌のかゆみを想像すると怖くてできなかったアカスリ。

ボロボロと出る垢、終わったあとはピカピカの肌になります。

 

服や下着の素材を綿に限定しなくても、好きに着られるようになったことが嬉しいです。

山で着る化繊Tシャツも、今では全く赤くなりません。

 

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北アルプス爺ヶ岳直下の種池山荘前のベンチでの休憩、好きです