以前はけっこう見かけた「山でのスカート」。
最近はずいぶんと減りました。
スカートをはいて山を歩いていた女性たちが、山に登らなくなったのか。
彼女らが、スカートからパンツにシフトしたのか。
平らな道だけを歩くなら、かわいくてとってもいいと思います。
かわいい格好で歩いている女性を見ると、見とれてます。
それに山用のスカートなら、脚さばきの良いデザインでしょうし、階段や岩を登るときも妨げにならないのでしょう。
ただ…同性の目から見ても…いくら中にタイツをはいていても、どんな年齢の人でも、スカートの中が見えるという状況が私はイヤなのです。
駅の長いエスカレーターで、バッグやカバンをお尻に当ててスカートの中が見えるのを防いでいる光景を見ますが、そのときも「ちゃんと隠していてくれ、お願いだから見せないでくれ」と思います。
山でも同じ気持ちです。
前にスカートの人がいたら、どうにかして抜きたいです。
いつ、階段や岩が出てくるか分からないし。
岩を登っている人がいたら、基本的には下で待たなくてはなりません。
ですが、ただ待つわけではなく、どうしても見上げてしまいます。
下りてくる人がいそうなら譲ったり、落石がないか注意したり、など状況を見るからです。
埼玉に両神山という山があり、けっこう岩場が多いのですが、10人くらいの女性が全員スカートでして。
何人もいっぺんに鎖につかまって、何人ものスカートの中が見えている光景に…あっけにとられてしまいました(数人が一度に鎖につかまるのは、強度面からも不安ですし、誰かが落ちた場合に道連れになる可能性もありますから、やめた方がいいです)。
まるで開いた傘みたい。
私でもそうなのだから、すでに岩の下に到着していた数人の男性は、もっと目のやり場に困ったと思います。
「どこでもスカート!」ではなく、山を選べばいいのになぁ…と思いました。
岩場の多い山にするならスカートじゃない方がいいのに…「何を着ようが勝手でしょ!」と言われてしまいそうですが。
なぜでしょう。
パンツなら、どんなにお尻が大きい人を下から見ても気にならないのだけれど。
「スカート絶対反対!」みたいな発言をしてしまいましたが、山小屋では常にロングスカート+暖かタイツです。
下山して温泉に入ったあとに着るスカートを、山小屋でも着ています。
汗で濡れたズボンを乾かせますし、足首まで丈がありますので安心してくつろげます。
素材が麻なので、夏でもサラッとしていて気持ちがいいです。
更衣室がない山小屋でも、ロングスカートがあれば下着も替えられますし、重宝しています。
小学校のプールのときに使っていた、ボタン付きバスタオルの感覚ですね。