登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

北アルプス 大天荘(だいてんそう)

10分ほどで山頂という恵まれたロケーション。

大天井岳(おってんしょうだけ)の標高は3000メートルにわずかに届かない2992メートルですが、その山頂は標高3000メートルを超える山々を近くに感じられる展望台です。

360度絶景ですので、朝に夕に、染まる山々の美しい姿が見られます。

f:id:yueguang:20190305223326j:plain

歩いてきた道を振り返ると、さっきの梯子があんなに小さく

ここへは槍ヶ岳を眺めながら、燕山荘から歩く方が多いと思います。

大きく下り、気持ちのよい稜線の道を歩きます。

道が槍ヶ岳側だったり、反対に見えなくなったりしますが、風向きによって強風に吹かれたと思ったら無風で太陽の光がぽかぽか、など体感温度がめまぐるしく変わります。

いつも、着たり脱いだり体温調節が忙しい。

そして、この登山道を開いた喜作さんのレリーフがある場所を過ぎ、石がごろごろある坂を登ります。

疲れたら振り返ってください。

燕山荘が遠くに見えます。

こんなに歩いてきたんだ…。

自分の歩いてきた道がずーっと見えると感激しますよね。

 

ランチタイムだけですが、ナンがついているカレーをいただくことができます。

燕山荘のカレーにするか、ここまで足をのばして(登山口の中房温泉からは8時間ほどかかるので、燕岳に寄るとランチは間に合わないでしょう)ランチもいただいて泊まるか、ですね。

 

大天荘 | 燕山荘グループオフィシャルサイト

 

室内は少し暗めです。

トイレは別棟ですが、濡れることはありません。

大天井ヒュッテより、いつもこちらを選んでしまいます。

景色のいい山頂から山小屋がすぐなのが、ここのいいところ。

ゆったりくつろげる時間を過ごせると思います。

夜にも行ってみると、月が雲海を照らしていたり本当に幻想的ですよ。

陽が沈む前は、前に太陽と槍ヶ岳、振り向けば月と歩いてきた道が。