10分ほどで山頂という恵まれたロケーション。
大天井岳(おってんしょうだけ)の標高は3000メートルにわずかに届かない2992メートルですが、その山頂は標高3000メートルを超える山々を近くに感じられる展望台です。
360度絶景ですので、朝に夕に、染まる山々の美しい姿が見られます。
ここへは槍ヶ岳を眺めながら、燕山荘から歩く方が多いと思います。
大きく下り、気持ちのよい稜線の道を歩きます。
登山道は槍ヶ岳側だったり、反対側になったりします。
風向きによって強風に吹かれたと思ったら無風で太陽の光がぽかぽか、など体感温度がめまぐるしく変わるので、いつも着たり脱いだり体温調節が忙しい印象がある登山道です。
この登山道を開いた喜作さんのレリーフがある場所を過ぎ、石がごろごろある坂を登ります。
疲れたら振り返ってください。
燕山荘が遠くに見えます。
こんなに歩いてきたんだ…
自分の歩いてきた道がずーっと見えると感激しますよね。
ランチタイムだけですが、ナンがついているカレーをいただくことができます。
燕山荘のカレーにするか、ここまで足をのばして(登山口の中房温泉からは8時間ほどかかるので、燕岳に寄ったらここのランチは間に合わないかも)ランチもいただいて泊まるか、ですね。
室内は少し暗めでした。
トイレは別棟ですが、濡れることはありません。
大天井ヒュッテより、いつもこちらを選んでしまいます。
景色のいい山頂から山小屋がすぐなのが、ここのいいところ。
ゆったりくつろげる時間を過ごせると思います。
夜にも行ってみると、月が雲海を照らしていたり本当に幻想的ですよ。
陽が沈む前は、前に太陽と槍ヶ岳、振り向けば月と歩いてきた道が。