水が豊富な山小屋です。
宿泊せずに通過するときも、必ずここで水を補給させてもらっています。
いつもありがとうございます。
そして、なんとお風呂にも入れるんですよ。
夏場でなければ大して汗もかきませんが、絶対に入ります。
次に入れるのは何日かあとになることが多いので。
こちらへは上高地から明神、徳澤、横尾となだらかな道を歩きます。
横尾までは、観光客の方でもスニーカーならラクラク歩けてしまう道です。
実際、手ぶらでぷらぷら歩いている方たちがいますから。
その横尾から標高差200メートルほど。
上高地からずっと森の中を歩きますので、1日目の天気が悪そうなときは早朝に上高地に到着していて時間が余るとしても、予備日を設けている日程であるならここに泊まります。
ぐずぐず準備をしたり、徳澤園でお腹もすいていないのに食事をしたりソフトクリームをなめたりしていれば、それなりの時間になります。
あまりに早く着きすぎても、山小屋は掃除中や軽食の準備中ですからご迷惑です。
1日目に少しでも進んでいれば、2日目にいろいろな目的地を考えられます。
例えば、最初の計画では1日で南岳まで歩く予定だったけれど、2日かけての行程に変更しているわけです。ですから途中の池にうつる槍ヶ岳を見ながらのんびり昼寝をしたり。
贅沢な時間の使い方です。予備日があると本当にいいことだらけ。
風がないと本当に鏡のようにきれいにうつり、美しい絵をみているような気分になります。池の方が実際の空より、青く見えますね。
あの場所に槍沢ロッヂがあってくれて、本当にいつも助かっています。
水の補給だけでなく、計画をたてやすいというか。
昼前に上高地に着くなら、がんばれば夕方にここまで到着できますしね。
標高は決して高くありませんが、上高地から横尾の準備運動の延長ような長~い歩きを終えているだけでも(毎回思う。長すぎる…1人で歩いているから余計そうなのかもしれませんが)半分終わっているような気分になれます。
テント場を利用するなら、小屋で受付を終えてから先に進みます。
距離はありますが、テント場にトイレがあるので楽です。
水の補給は忘れずに。
ここにテントを張って、翌日に槍ヶ岳へ小さなザックで往復する方も多いですよ。