登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

北アルプス 種池山荘

夜、山小屋の屋根からは北斗七星がのび、その近くには大きな天の川、山小屋を背にして左斜め前方には街の灯り…いつまでも飽きない眺めです。

体が冷え切るまで、ぼんやり眺めます。

山小屋前のベンチも開放的でいいですが、左に30メートルくらい歩いた場所がお気に入りです。

闇夜に浮かぶ山小屋も含め、360度の夜の景色を楽しめるから。

山で見る街の灯りは、日常が遠くにいってしまったような不思議な気持ちにさせてくれます。

雲海から昇るご来光は、爺ヶ岳まで登らないと見られません。

 

https://kasimayari.jp/annai.htm

屋根裏と呼んでいいのか…そこだけが大部屋で他は小さめの部屋がいくつか、という造りです。

大部屋は太陽の光がふりそそぎ、とても暖かです。

大部屋への階段からは鹿島槍ヶ岳が。

 

ここは喫茶メニューのピザが名物(枚数限定)です。

本格的な窯でパリッと焼きあがったピザ、大人気のようでしたよ。

人が食べているのを見ると欲しくなるんですよね~。

だって山でピザですよ? チーズ大好き!

テント泊だったとしても、自分で担ぎ上げた食材は夕朝ご飯にとっておいて、山小屋の名物をいただくのもいいですよね。

山小屋でいただける軽食は「うどん・そば」「ラーメン」「カレー」「牛丼」あたりが一般的でしょうか。

涸沢ヒュッテのおでんや、涸沢小屋のソフトクリーム、燕山荘のケーキも名物ですね。

こんなに選択肢があったり、温かい食事が注文して数分でいただけるのは本当にありがたいです。

個人的には、ほっかほかの肉まんやあんまんが食べたい。

 

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真ん中にぽつんとあるのが種池山荘

絵になる風景ですよね。

後ろにそびえるのは立山連峰です。

 

テント場から、トイレも山小屋も平坦な道ですぐ近くです。

その道の途中の池には、サンショウウオがいますよ。ぜひ、のぞいてみてくださいね。

なぜわざわざ「平坦」と書いたかというと、明日ご紹介するお隣の山小屋「冷池山荘」のテント場は、山小屋から数分登りだからです。

トイレに行くにも水を買いに行くにも、この上り下り。

ただ景色は絶景。

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サンショウウオがたくさん