基本的には、日帰りの持ちものにプラスして何を持つかです。
ザックの大きさは30リットルほどが一般的。
「山頂で豪華なご飯を食べるのだ!」「カメラはいいものを!」
そんな方は迷ったら40リットルで。
カメラも悪天候のときは収納した方がいいですし、往復の交通で登山靴をはかない方もザックに入れてしまえば荷物がひとつになりますから。
大きめでも不格好にはなりません。
荷物を下に詰めるのでなく、ザックを寝かせ厚みが均等になるように詰めてからサイドを締めれば、長さはそのままで幅がスリムになります。
10リットルくらいプラスしてもザック自体の重量はたいして変わりませんが、やはり容量が大きくなるので「(余裕があるから)これも持って行っちゃえ!」と荷物が増える可能性はあります。
自分が背負える分しか持ち運べませんから、軽いにこしたことはないです。
★折りたためる携帯用マット(日帰りだと季節によっては持たないので一応)
休憩中にお尻から冷えが来るのを防ぐのと、寒い季節や朝晩はベンチに霜がありそのまま座ると濡らしてしまうので。
軽いし、ザックのいちばん下にしまっています。
他のものをいちばん下にするよりもしっくりきますし、濡れている地面にザックを一時的に置いても安心です。
★3泊以上で雨が予想されるとき
https://www.海山香月.net/entry/2019/02/23/山で傘を使ってもいいの%EF%BC%9F
でもご紹介しているSUSUを持って行っています。
ぎゅっと丸めてしまえばかさばりませんし軽い。
レインウェアの水滴をとらなければ乾燥室に持ち込めない山小屋がほとんどですし、ザックカバーの水滴もけっこう厄介です。
登山靴も拭けますし。
手ぬぐいをそのために1枚使えなくしてしまうより、私はこれを持ちます。
★下山後の着替え
- 下着の上下
- 綿の半袖Tシャツ
- 麻のロングスカート
を持ちますが、下の2つはそっくりそのまま、スカートの下に暖かタイツと、予備で持参しているソックスをプラスして、山小屋でくつろぐ格好にもしています。
https://www.海山香月.net/entry/2019/02/28/山でスカート
1泊なら翌日歩く分のTシャツを持参し着替えていますが、何日も歩く場合は日数分の下着の上下とTシャツと靴下なんて持って行ったら…大荷物です。
基本的に山を歩く服装は、山小屋に到着したら乾かしておき、乾かなかったとしてもTシャツ、パンツ、靴下はずっと同じです。どうせすぐに汗で濡れますから。
自分が我慢できるかを見極めて、下着の数は決めます。
皮膚が弱くかぶれてしまうのに、下着は替えない!としたら楽しめませんよね。替えの下着を持つ分、何かを減らせばいいんです。
予備の靴下は必ず。靴下がなければ登山靴は全くサイズが合わないでしょうし、靴擦れをします。
★防寒具
星空やご来光をみるための必需品。
毛糸の帽子、手袋、ダウンなどなど。
標高が高ければ朝晩は一桁の気温です。
★ストック
日帰りでは不要でも、日数が長かったり行動時間が長い日があるなら持つのもいいかと。長い下りが苦手だったり、膝に不安があるならなおさら。
★ハッカスプレー
虫よけとしても、体をサッパリさせるためにも。
濡らしてしぼった手ぬぐいにシュッと吹きつけ体を拭けば爽快!
寒いときはやめてください。冷えすぎます。
★サングラス
日帰りでも持って行った方がいいですね。
日差しが目に与えるダメージは相当なものです。
★アイマスク、耳栓、マスク
できるだけ快適に眠るための必需品です。
https://www.海山香月.net/entry/2019/02/12/山での安眠、%EF%BC%94つのアイテム
夜行バスを使うなら絶対持ちますが、山小屋に1泊だけなら枕は我慢しちゃうかもしれません。
★日常つかっている薬と保険証(コピーは使えません)
頭痛薬、下痢止め、痛み止めなど不安な症状に。
私は、ムヒと抗生物質と頭痛薬ですね。
汗で下着がこすれる部分がかぶれることがあり、かゆみ止めも持っていましたがムヒで代用できています。
初めての薬は服用しないこと。夏山シーズンには診療所がある山小屋もありますが、何か副作用があってもすぐ診察してもらえる環境ではありません。
★化粧品など
- クレンジングシートは個包装が便利、日数分
- 私は手ぬぐい+ハッカスプレーですが、汗拭きシートなら日数分だけジップロックに
- 化粧品はいつも使っているものをミニボトルにうつすか、サンプルなど(DHCは、化粧品の購入金額に応じてサンプルをくれるのでオールインワンジェルや化粧水をもらって山で使っています)
- 日焼け止め
- ウェットティッシュは日焼け止めでべたついた手をぬぐいます(水で落とすのはけっこう大変ですし、貴重な水をこんなことで使えません)
- 下山後の温泉セット(シャンプーなどのサンプル)
- コンタクトの予備、眼鏡
★飲食物
テルモスにお湯をいただいてもいいですし、バーナーやガスを持てば熱々のお茶が飲めたり、ご飯を作れます。
好きな飲み物のティーバッグやスティックは必ず持ちます。
コーヒーが飲める山小屋は多いですが、私は飲めないですし、ミルクティにしょうがパウダーを入れると体が暖まります。
https://www.海山香月.net/entry/2019/01/29/お手軽%EF%BC%81フリーズドライ
★予備のお金を別に
https://www.海山香月.net/entry/2019/02/14/お金は分けて持ちましょう%EF%BC%81
★山小屋で貴重品を持ち歩くための袋
★エコバッグ
帰りに買ったお土産をまとめたり、汚れものを入れたり。
私は登山靴用と、手荷物(お土産や、温泉がある山小屋で着替えを入れたり)用の2枚を持って行きます。
★45リットルのゴミ袋
天気が悪いとき、ザックの中にすっぽりはめてから荷物を入れて口を縛っておけば、ザックカバーほどではありませんが、少しは防水になります。
下山して汚れものをまとめるときにも便利。