ここには、でっかい鏡があります。
見上げたホンモノの空より、池にうつっている空の方が美しいことも。
食事をいただいたことがないのですが、同室の方々から聞くと大体カレーのようですね。
連泊すると違うメニューにしてくださるそうです。
4帖の部屋が廊下の両端にずらーっと2段になっています。
蚕部屋(かいこべや)といいます。
昔ながらの山小屋という感じで好きです。
白馬大池山荘について(山小屋のご案内)| 白馬岳だより(株)白馬館
人気があるので、満員のことが多いです。
ひと部屋は女性4人で使う大きさですが、ここで同室になる女性は、優しい方が多い。
年齢層も少し高めです。
このあたりは花で有名だから、花好きに悪い人はいないということなのでしょうか
花に興味がなく、すみません。
ここからずーっと鹿島槍ヶ岳の方へ歩く、と話したら
「私たちは、白馬岳まで歩く体力ないからこのおやつ連れてって」
と、おやつを分けてもらったことも。
ステキなコメントだなと思いました。
普通にくれたら
「いえいえ、必要だから持ってきたんじゃないんですか?」
と断りたくなりますもん。
このおやつがあれば助かったのに、という事態にこの人たちがなってしまったらイヤだし…
と、悪い想像をしてしまったり。
そのあとに歩いた山々の山頂で
「こんないい景色の中でおいしくいただいてますよ~」
と、心の中で感謝しながら少しずつ食べました。
自分が選ぶおやつって決まっているので、初めて食べるおやつは新鮮です。
白馬岳まで歩けなくても、ここから1時間ほどの小蓮華山もいい景色です。
この山域の深い緑と、ところどころ残る雪渓の白のコントラストが好きです。
小蓮華山の山頂は、広くないのでいつも混んでいます。
体力と時間が許せば、白馬岳方面へ少し下って進んで休憩した方がいいと思っています。
そこまで登らなくても、白馬大池の周りは絶好の休憩スポットです。
私も年齢を重ねて、いつかの女性たちのように白馬岳までは歩けないと感じるようになったら、到着日はここでゆっくりして翌日、小さなアタックザックを背に、小蓮華山までのんびり歩こうかなと思いました。
白馬岳までは行きたいものの、大雪渓を下るのは怖いのでここに2泊してピストンすると話してくれた女性もいました。
そのときの体力で、同じ山でも歩き方、楽しみ方は無限にありますね。
今は、今の体力でしか行けない山へたくさん登りたいです。