登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

はじめての富士山 その1

初めての登山が富士山だった、という方は多いと思います。

日本で育ったなら、あの美しい形の山を知らない方はいないでしょう。

視界に入れば必ず「あ!富士山!!」となぜか声を上げちゃいますもんね。

  

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手をあわせたくなる美しさです

 

「富士山に登ってみたい!」

「前回は登れなかったから、今年こそ!」

という方の計画の参考になれば嬉しいです。

これからご紹介する日程で、初めて長い時間をかけて山に登る(その前に高尾山を一緒に歩いてはみましたが)人たちと何回も登り、全員無事に歩き通せています。


適している期間はとても短く、何万人もが約2ヶ月の間にあの頂を目指します。

梅雨明けから8月いっぱいがオススメです。

事前にお調べいただきたいですが、9月になると営業しない山小屋もあります。

飲料などを補給できなくなる場合も。


天候にもよりますが、連休や週末を外せるなら外しましょう。

日曜日から登り始めるだけでも多少すいています。


雷が近づいてきたら、近くの山小屋へ急いでください。

山では自分が避雷針です。

  

弾丸登山は、オススメしません。

若くノリで登るのも確かに楽しいかもしれません。

登れなかったとしても、クタクタになりやっとのことで登れたとしても、それはそれでいい思い出になるでしょう。

「あのとき若かったよねー」

弾丸登山のメリットを考えてみましたが、それくらいしか思い浮かばないのです。

 

富士山に限っては、夜中でも真っ暗にはなりません(富士山と同じつもりで他の山に夜中登ろうとして、闇の中で1歩も動けなくなっている人に何度か声をかけたことがあります。ヘッドランプすら持っていないとは…「富士山は明るかったんですよ」と)。

弾丸登山の場合、アクセスしやすい吉田口からが多いかと思われます。

 

吉田口から歩くのであれば、繁華街のように明るくはありませんが、完全な闇の中を頼りないヘッドランプの灯りだけで歩く心配はしなくていいと思います。

7月の山開きのあとなら、高速道路上からもはっきりと視認できるくらいに、ヘッドランプの光の帯が連なります。

富士山は2ヶ月ほどの間に約20万人もが登る山です。

山頂でご来光を見たい方が多いため、8合目くらいから自分のペースで歩けるはずもなく、真夜中の渋滞が始まります。

太陽の暖かさがない上、そこは標高3000メートル以上…渋滞待ちをするには寒いですよ~。

 

 

ここからは弾丸登山でなく、高山病を予防しながら自分のペースでてっぺんまで登りたい! ご来光も見たい!という方へ向けてお伝えしたいです。

吉田口から登り始めれば、登山道は東向きにジグザグにつけられていますから、どこからでもご来光は見ることができるのです。

 

吉田口から登るメリットは他にもあり、5合目までの直通バスが出ていること。

朝、新宿駅のコインロッカーにザックを預けておき、仕事帰り(残業はお断りしましょう)にバスタ新宿から高速バスに乗ってうとうとしていれば5合目に着いています。

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富士山の山開きは残雪の程度によりますし、いくつかある登山口でも異なりますが大体7月1日からです。

それから1週間ほどは登山をオススメしません。

7月上旬は梅雨の真っ最中ですよね?

山開きして1週間後に天気を確認して登ったことがありますが、それでも大粒の雹に体をたたかれ痛かったです。突風も吹き大変でした。

せっかく素晴らしい景色を楽しみに行くのです。

梅雨明けして、天候が落ち着いてからでもいいのでは?

雷が鳴ったら近くの小屋へ駆け込みましょう。

山では自分が避雷針です。

 

登山シーズンになればバスの本数も増えます。

夕方以降に乗車できる便が便利ですので上記のHPでご確認の上、計画を立ててくださいね。

これなら弾丸登山と同じで1日で登れます。

 

続きは明日…