登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

東北ひとり旅 その2

さて、昨日は乗り継ぎが忙しくて電車で眠れなかった分、カプセルホテルで熟睡させてもらえました。

アラームをかけずに目覚める幸せ。

起きたら考えればいいや~と思っていましたので。

それでも仕事に行く時間には一度目が覚めるのは不思議ですね。

 

朝ご飯は、ずんだ餅に決めていました。

9時からやっているお店があるので、そこを目指します。

あれー、雨が降ってきた。

また道に迷います。

どうして地図アプリを使っても迷うのだろう。

なんとか到着。

店構えがすてき。

「餅」がどどーん、と主張しています。

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も・ち

ずんだ、ではなく「づんだ」なんですね。

 

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「づんだ+ゴマ+くるみ」の三色餅を食べている人ばかり。

そうかぁ、じゃあ私もそれにしてみようっと。

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失敗。

甘いものが苦手なの忘れていた。

忘れていたというか、こんな甘いと思わなかったというべきか。

さらに思い出してみれば、餅も苦手!

正月も1個しか食べないじゃん。

 

づんだはツブツブ感がよく、甘いけれどおいしかった。

ただし、食事としてはダメだ、私には。

漬物がすぐ消えた。

甘い…どうしよう…残せない。

横の女の子は同じものを食べて、さらに「づんだ」のみをおかわり!

「はぁ~、おいしい…」と幸せそう。

うぅ、いいなぁ。

私は漬物をおかわりしたい。

醤油味の団子で押し込む。

 

苦手な甘いもの+餅でお腹を満たしてしまった私は、夕食まで何も食べられませんでした。

自分が悪い。

 

涙目になりながら、ふと店の外に目をやると行列!

確かに10時近くなっていて、おやつとしてもいけそうです。

店内は12席、私以外にも1人で来ている女性は多いですが、相席はしないようでした。

今の季節だけ、仙台の枝豆を使用したづんだがあるそうですが、持ち帰りのみで店内では食べられないそうです。

隣の女の子はさらにそれを食べようとしていて、そう説明を受けてました…。

 

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ずんだ尽くし、もう食べられない…

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どこまでも、ずんだ

気を取り直して、これからどこへ向かおうか、仙台駅のベンチに座り考えます。

以前、山寺へ行ったことがあります。

1015段ある階段を上っていくのですが、途中にあるお寺や景色が良くて、楽しく歩けました。

小雨だから大丈夫そうだ、あそこにもう一度行ってみよう。

だから、今夜は山形方面でどこか…ん? 赤湯温泉。

初めて聞く。

へぇ、900年の歴史がある温泉なんだ。

ここにしよう。

「森の湯」を予約しました。

 

仙台駅で職場などへのお土産を発送し、山寺へ向けて出発!

そして、新緑をぼけぇーっと眺め、遠くの木々はモヤがかかっていて幻想的で

水墨画みたいだな~」

「雨もいいもんだなぁ~」

などと思っていたら、いつの間にか寝てた!

 

すでに、山寺駅を過ぎていました。

終点の山形駅に着いてしまい、時刻表を見ると山寺に寄ると赤湯温泉に着くのが遅くなってしまう。

山寺はあきらめました。

うん、雨だったし…またにしよう。

 

米沢行きの電車に乗ります。

赤湯駅に到着。

思ったより、大きい。

 

途中、やたらラーメン屋さんが目につきます。

ラーメンの街なのか?

と思ったら…山形県はラーメン消費量日本一って知ってました?

その中でも赤湯は、ラーメン激戦区だそうです。

食べたかったなぁ…でも、餅で腹苦しいんだわ。

山形にはおいしいものがいっぱいあるのに…と後悔がつのります。

明日の昼はラーメンだな!と思いながら歩いていると、長い階段が。

烏帽子山八幡宮

 

私は神社や寺も好きなのです。

街中にあることもあるけれど、大体、自然豊かですよね。

パワースポットとかはよく分からないけれど、緑が多いところにいるだけで気分がよくなります。

 

階段を上ると、でっかい石の鳥居が。

 

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継ぎ目がない石の鳥居、日本一だそうです。

旅行するときは神社やお寺に寄ることが多いので、御朱印帳を持参しています。

 

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そのまま敷地内を進んでいくと、石仏が続いていました。

 

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その先にお寺がありました。

ここは桜の名所だそうです。

たしかに、桜が一直線に並ぶこの光景…すごそう。

般若心境を唱えてお参りし、御朱印をいただきました。

 

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天井画、好き


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さて、宿に向かいます。

また着かない…なんでよ?

駅から歩いて20分ほどのはず。

神社までですでに10分は歩いていた。それなのに…

ぐるぐるぐるぐる、同じところを歩いています。

聞くって言っても誰もいないしなぁ。

…やっと着いた。

汗だく。

あー、温泉が楽しみ!! ←やけっぱち

 

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赤湯温泉 旅館『森の湯』|露天風呂付き客室が人気の温泉旅館

宿帳を記入する場所、雰囲気いい。

ここ好きだな、と嬉しくなりました。

山形のぶどうジュースをいただけたのですが、喉が渇いていて一気飲み。

部屋へ着いて、もっとビックリ。

布団が敷いてあるではないか~。

温泉はいってゴロ~ンが、温泉宿での贅沢ですよね。

しかも朝食後もこのまま敷きっぱなしにしておいてくれるとのこと。

うれしい!

 

さっそく温泉へ。

造りが変わっていて、内風呂と桧風呂がありますが、つながっていないのです。

入り口は完全に別なので、浴衣を着なければ他方へは行けません。

お風呂場が2ヶ所ある、ということです。

桧風呂が半露天風呂ということになっていますが、周りに建物があり眺望はナシ。

でも、この造り気に入りました。

どちらかに人がいても、他方は誰もいないということが多かったので、5回入りましたが毎回ひとりっきりでお湯を満喫できました。

シャワーをひねっても硫黄の匂い。

そうなんです、お風呂に限らず、部屋の蛇口からもお湯は源泉なのです。

部屋でお湯を使うたびに漂う硫黄の匂い。いいなぁ~。

 

お湯につかっているうちに、お腹もこなれて気分が良くなってきました。

楽しみにしていた夕食。

泊まった部屋と同じ名前の個室まで移動して、食事をいただきます。

 

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期待が…

仙台駅で予約した時点では、気分が悪かったため「品数が少ない」プランで予約していました。

それでも充分な品数。

お酒を飲まないので「ご飯も先にお持ちしますね」と言ってくださって、出てきたのが炊き込みご飯。

「白飯じゃないのかぁ」

炊き込みご飯じゃおかわりできないだろうな、と少しガッカリしていたらおひつがありました。

ゆうに2杯分はおかわりできる!

…うれしい。

 

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山形のだし、でいただく蕎麦がうまい~

デザートの枝豆レアチーズまで、本当においしくいただけました。

 

部屋のお布団に倒れ込み、少し休憩したあと、また温泉へ。

温度は高くないのに、ぽかぽか暖まり、汗がひきません。

冬にも来たいなぁ。

 

続きは次回…