切符売り場は6時から開いています。
扇沢まで1,360円。
扇沢から室堂まで5,880円。
立山黒部アルペンルートはお高い…でも自然を守るためなら仕方ないですね。
乗り継いでいく乗り物もさまざまです。
まず電気バス(2019年から。今まではトロリーバスでした)。
せっかくですから、早く歩きたい気持ちを抑えて、乗り物も楽しむことにします。
それにしても、観光客と登山者との温度差がハッキリしていておもしろい。
黒部ダムの放水も登山者はチラっと見るだけで、次のケーブルカーの駅に向けて一直線。
扇沢を7時30分に出発する始発なので、観光客がほぼいないんですよ。
登山者が多い。
今年、初めて購入した登山天気の有料アプリ。
前日の昼までは、今日は1日雨予報だったのが…夕方からどんどん曇マークに変わり、朝起きてみたら全て曇マークに!
ほんとか?
てんきとくらす、など無料の天気予報サイトや気象庁の予報も雨だけど…。
信じていいんでしょうか。
ロープウェイからも、まぁまぁの空でしたが…
すぐにこんな感じに。
アプリの予報、信じたいけど…信じきれません。
室堂に到着。
みどりが池で数日前に熊の目撃情報があったそうです。
本当は室堂で、職場のおじちゃんオススメの立ち食いソバを食べてから出発したかったけれど、その20~30分(猫舌なもので)が天候の変わり目かもしれない。
山には登らないのにライチョウ大好きなおじちゃんへのお土産に、ライチョウグッズを買ってすぐに出発しました。
この選択は正しかったです。
結果から言いますと…
室堂を9:15に出発し、ライチョウとの出会いが多すぎて合計30分ほど観察していたものの、五色ヶ原山荘に13:40に到着しました。
山荘に到着する30分前から雨が降り出しましたが「雨具を着なくても。着替えがあれば少々濡れてもいいや」くらいの強さでした。
しかし14:00を過ぎた頃から「こりゃぁ、傘があっても役に立たないな」という雨になりました。
間に合って良かった。
体もザックも濡れないのがいちばん。
乾燥室がある山小屋もありますが、当たり前と思ってはいけません。
ここでは雨よりも汗に濡れたものを乾燥室でカラカラに乾かしてもらえました。
ありがたい。
さて、ライチョウです。
どんより曇った空。
室堂を出発して20分も歩いてない。
立山室堂荘を左に見ながら、室堂山方面へ歩いていくと…つぶれたようなダミ声。
もしや、こんなすぐ見れるの?
どこにいるの?
あ、2羽いた。
何人もに囲まれ、写真撮られ放題。
モデルか!と突っ込みたくなるくらいの、ゆうゆうとした姿。
キリがないので、出発。
鬼岳東面から獅子岳にかけて、ライチョウ祭りでした。
3~5羽、いっぺんに出現し、そのたびにザックからカメラを出します。
いつ降るか分からないような空なので、いちいち収納していまして、だんだん面倒になってきました。
ただ、悔やまれるのが…傾斜のある岩に3羽が並んでいて、ライチョウの横顔の3段トーテムポールになっていた!
すごくかわいかった。
あれは撮りたかったなぁ…カメラを出すのが間に合わなかった。
それにしても天気が悪い時に遭遇するライチョウ。
晴でも見ていますが、やっぱり確率は低いようです。
晴れているときは、ハイマツの中にずっといるのでしょうか。
アップダウンはあります。
登ってきた分、きっちり下りました。
視界が悪いときは赤ペンキに助けてもらいましょう。
道に迷うことはないはずです。
今日はガスっていますが、晴れていれば草紅葉と岩の景色がきれいすぎて、なかなか進めない道だと思います。
地図で見ると、室堂をこの時間に出発すると、五色ヶ原山荘に15:00着予定。
私の中では、あまり計画したくない遅い到着時間です。
それもあって速足になりました。
室堂周辺から出てからは、2人としかすれ違わず、静かな山歩きでした。
やっと木道に到着。
ここはテント場と山荘の距離が離れています。
テント場への分岐からけっこう歩いているのに着かないので、ガスで見落としたか? そんなわけないよね? とちょっと心配になりました。
到着。
本日のライチョウ接近遭遇数18羽。
目撃数30羽以上。