登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

北八ヶ岳へ その2

天狗岳へ向かう前に、まずはヒカリゴケの観察。
玄関を出て、建物に沿って右にぐるっとまわります。

ヒカリゴケ…?
いまいち不明。
正直そんなに興味がなかったので、ま、いっか。

源泉がどんな色か興味があったので、そちらへ移動。
建物を背にして、左へ進むと小さな建物があり、その目の前にあります。
おぉ、きれい。

秋色のザックを背負い、唐沢鉱泉を出発です。
天狗岳までは登るだけ。
アップダウンがないとラクチンです。

森の中を歩くので風を全く感じません。
6℃なのに半袖、やっぱりおかしいのでしょうか。
ペースが速くなりすぎないように、鼻歌。

赤リボンが頻繁にありますが、きっと冬用ですね。
道が雪に埋もれてしまえば、歩くところを選ばない反面、道迷いにつながります。
黒百合ヒュッテや高見石小屋など、通年営業しているので、冬も入山する人が多いのでしょう。
夏は少し先をしっかり見て歩けば、迷うようなところはなさそうです。
この森は八ヶ岳っぽいなぁと思いながら、のんびり歩きます。

あー、天気いいから早く稜線に出たい!

第一展望台に着く前のぱぁーっと開けた場所が、個人的にはいちばん眺めがいいような…ここが第一展望台だと思っていたら、そのすぐあとに第一展望台に着いたので、あれ?さっきのとこじゃなかったの?と思ってしまいました。
ここでおにぎり食べたい。
でも持ってないし、混雑しているので景色をぐるっと眺めておしまい。
御嶽山や、槍ヶ岳から穂高岳の稜線までバッチリ見えます。
左には、黄色いスタンプをポンポンと押したような柔らかな色の森。

そのあとの第二展望台は、座って休憩! というような場所ではないため、第ゼロ展望台(名前がないみたいだから、勝手につけました)か第一展望台での休憩がオススメです。

第二展望台を過ぎて、しばらく歩けば稜線へ。
岩をガシガシ登って高度を上げていきます。
頭上には雲ひとつない、真っ青な空。
硫黄岳の爆裂火口も、上の部分だけ見えています。

唐沢鉱泉を出発して2時間と少し。
西天狗に到着。
ここから少し下り、下った分だけ登れば東天狗。
東天狗は縦走ルート上にあるので、少し混みあっていました。

硫黄岳や赤岳方面とは反対に進みます。
すりばち池を経て、黒百合ヒュッテを目指します。
何がすりばち池なのか、今回も分からないままでした。
ポンポンとテンポよく進めるガレ場が好きなので、楽しく歩きました。
道が広くなるので、ルートの見失いと浮石だけには注意します。
白い〇を目印にします。

日陰には霜柱がちらほら。
黄葉の最盛期はまだまだのようですが、気温はだいぶ朝晩は下がってきているようですね。

黒百合ヒュッテに到着。
おお、布団干し!
今日泊まる方は、ふかふかですね。

ここでランチを、と考えていたのですが、今日お世話になる高見石小屋の方と
「15時までに到着します」
と約束したので、間に合うとは思いましたがトイレだけお借りして先に進みました。
きれいなトイレ!
ベンチはぽかぽかで気持ちいいし…あー、昼寝したい!
ビーフシチュゥも食べたかったなぁ。

中山峠を過ぎたあたりから、ぬかるみ地獄の始まりでした。
完全に「これ、池でしょ」レベルもあります。
生物いないか、探しちゃいましたよ。

中山展望台もいい眺め~。
今日はいい眺めばかり。
写真ばかり撮って先に進まない!

この季節は特に、日なたと日陰で全く体感温度が違います。
といってもずっと半袖なんですけどね。
日陰だと涼しいなぁ、くらいなんですが…なぜか前からいらっしゃる方や追い抜く方は薄手のダウンを着ている…どうしてだろう。
これからくる更年期が心配でなりません。
もっと暑がりになったらどうしよう。

最後の下り、なぜか渋滞中。
苔を眺めます。
あ、芽みたいのが出てる。

約束の時間より前に到着できました。

今日もいい景色をいっぱい見たなぁ。
楽しかった!