登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

餅つき延期〜で高尾山へ

今日は職場の10人で、景信山での餅つきを計画していました。
しかし、今朝まで2日以上降り続いた雨。
茶屋の方からは前日の15時までキャンセル可能ということだったのですが、年配者が多い職場でもあり、足元が悪いと転倒してケガにつながるということで、予報が悪かった金曜日の時点で泣く泣くキャンセルをしました。
どの天気予報を見ても24日は一日中、雨の予報でしたが、私の信頼しているウィンディだけはずっと昼前から晴れるマークを出していました。
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若ければ尻餅で済むようなことでも、骨折してしまう可能性もありますもんね。
仕方ありません。
毎日のように
「餅には、何が合うか」
なんて話題になるほど、みんな楽しみにしていてくれたので、残念でしたが。

そして…やっぱり晴れた!
9時前には雨も上がり、昼前には薄日が差してきました。
餅つきはもうできませんが、
「高尾山に行こう!」
という声が出たので、4人で行くことにしました。

蒸し暑い…雨上がりって感じ。
20℃ほどの気温だと思いますが、半袖で電車に乗っているのに汗がとまりません。
なぜ隣の女の子は、コートを着てマフラーを口元までキュッと巻いていられるのだろう。

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高尾山口駅に到着しました。
紅葉の日曜日だけれど朝まで雨だったせいか、この前の平日の方が明らかに人出は多かったです。
ほとんどの人がケーブルカーの列の最後尾へ。
稲荷山コースや6号路に行く人は、ちらほら。
良かった~、すいてて。
紅葉シーズンの土日なんて、絶対に高尾山に登ることはないと思ったのですが…

山を歩くのが初めて! という人が1人いましたが、体力があるようで最後までテンポよく登れました。
見上げれば、陽に透かしたカラフルな葉っぱ。
私は最後尾を歩いていたのですが、前を見ればみんなが楽しそうに笑っています。
とっても楽しかった。
ほとんど1人で山を歩いていますから、今回、誰かと歩く楽しさを再び思い出せました。
もちろん1人で歩くのも大好きなんですよ。

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山頂はごった返していましたが、運よくベンチに座れました。
みかんやおにぎりなど、「ザ・遠足」の食べ物が次々とみんなのリュックから出てきます。
「楽しいね」
「来て良かったね」
そんな言葉ばかり出てきます。

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下山は4号路。
吊り橋を渡り、浄心門をくぐったら薬王院へ戻ります。
権現茶屋で、ゴマの担々麵を食べようとしていたら…
仕入れの関係で今週は提供できず、来週あたりからとのこと。

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まぁ、暑いくらいだから担々麵でなくてもいっか…で、自然薯ラーメンにしました。
すごく粘り気のある自然薯がポンとのっかったラーメンや田楽、川エビの唐揚げをおいしくいただきました。
食後のジェラートも。
ごまどころ 権現茶屋 | 株式会社 アーバン

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「天狗焼き(黒豆のあんこ)も食べたい!」
と、登る前からリクエストしてくれていたのですが、長蛇の列。
高尾山名物「天狗焼」 (てんぐやき) | 高尾登山電鉄公式サイト
その場でほおばると、ほんとにおいしいんですよね〜、残念。
隣には、下りのケーブルカーを待つ長蛇の列。
1号路は、やっぱりすごい混雑でした。

天狗焼きをあきらめ、急な舗装路を下山します。
膝にこないといいけど…
うわぁ、リフトも長蛇の列かぁ。
いつ、乗れるんだ…
私たちは30分後、無事に下山しました。

駅前の水道にブラシが置いてあるので、ぬかるんだ道で汚れたスニーカーの泥を落とします。
新宿行きの特急に乗りこんで、4時間ちょいの遠足は終了。

以前の職場でも、山歩きが初めてという人と何人も一緒に歩きました。
それがきっかけで、今も山を歩き続けている人もいます。
その人たちに言われたことがあります。
「出会ってなかったら、絶対に登山なんてやってなかった」
続けているくらいだからきっと山と縁があったのでしょう。
私と出会わなくても、違う誰かと始めていたと思います。
でも、そう言ってもらえたことは嬉しかったのです。

私の好きなことが、いつか誰かの好きなことになればいいな。