登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

景信山で餅つき! その1

2019年の11月下旬に計画していましたが、雨で延期になっていた餅つき…ようやくこの日を迎えました。
楽しみにしてました、ずっと!

前日の夕方までみぞれ、それから雨に変わりましたが日付が変わる頃までしとしと降り続けました。
翌日お世話になる茶屋に最終の連絡を入れると「積雪4センチ」と教えてくださいました。
「足元は相当ぬかるんでしまうだろうな…」
初めて山を歩く人もいるので、イヤになってしまわないか心配です。

当日、9時まで一緒に働いていた人も含め、11時に高尾駅北口のバス乗り場に集合。
ついさっきまで制服でいたのに、なんだか不思議な感じ。
バスに乗り込み、終点の小仏バス停で下車。
トイレを済ませて舗装路を登山口へ向けて歩きます。
「雪、大丈夫かな…」
そうですよね、やっぱり心配ですよね。
「転びそうになったら、私が必ず後ろから支えます」
心の中で呟きました。

すこーんときれいな青空。
「ほんとに晴れてよかったね」
おしゃべりしながら、登山口に到着。
さぁ、鼻歌を歌えるぐらいにゆっくり歩きましょう。
最初に息が上がってしまうと、つらくなってしまうから。
私だけが40代で、他の方は50〜70歳です。
なるべく体に負担にならないよう、いつもよりも意識してゆっくり登り始めます。

登り始めて10分ほどは、ところどころぬかるみがあるもののいい道でした。
頭上の枝からは、ときたま氷の粒や水滴がキラキラ落ちてきて、シャワーのようで気持ちいい!
と思っていたのは私だけで、みんな「冷たいね…」
そうでしたか…感じ方は、人それぞれですね。

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分岐から先は、ぬかるみ地獄。
これを数時間後には下るのか…少し不安になります。
数人は尻餅ついちゃうだろうな。

バス停から50分ほどで山頂直下のトイレに到着。
いいペースでした。
トイレには男女とも行列!
トイレを通り過ぎて、上の方の茶屋「三角点かげのぶ小屋」で8,000円お支払いをして受付をしました。

予約席に案内されます。
あー、臼と杵がある!
ワクワクしてきました。

餅の具や、ガスバーナーなどを用意している間に餅米が臼へ。
まず所長が杵を持ち、ぐいっぐいっと細かく杵を押し付けます。
慣れてらっしゃいますね…

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お祭りの雰囲気を出そうと半纏を持参してくれた人もいて盛り上がります。
周りのお客さんも
「イキだね!」
「カッコイイ!」
本人は照れていましたが、とてもステキでした。
半纏って見た目以上に重たいんですね。
驚きました。

みんなで代わる代わる杵を持ちます。
どすん!
この手ごたえ。
お餅をつく、ってこんななんだ。
いいなぁ、楽しい!
ちょっと非力な男の人が杵を持ちました。
ぺち。
音ちっちゃ!!

あっという間にコメの形は消え、餅になりました。
もっと時間がかかるものと思っていたから、これも発見。

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これで2升。
少ないと思ったけれど、3分の1以上はお持ち帰りになりました。

私たちが用意した餅の具は、
・きなこ(砂糖、塩)
・あんこ
粒あんのお汁粉
・みたらし(みりん、醤油、砂糖を煮立たせて水溶き片栗粉)
大根おろし
・納豆
・醤油と海苔

そして一番人気は
麺つゆに餅をつけて、天かすをのせ、海苔で巻く。
これで10個食べてしまった人もいます。

イチゴをあんこで包み、イチゴ大福にならないかとも思ったのですがイチゴを忘れるという痛恨のミス。

つきたてのお餅は、ほかほかやわやわで本当においしかった。
お餅は苦手なのですが(でも、餅つきはしてみたかった)3個も食べました。

続きは、また次回…