登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

奥高尾でいちばん好きな一丁平へ、夕暮れハイキング

「今日は天気もいいし、山へ行こっかな~」

思い立ったらすぐにアクセスできる高尾山。

何度登ったか分からないくらい、高尾山に鍛えてもらいました。

私はどの山も、いつも最初の登りがきついです。

それを克服するために、高尾山を1日に3往復したこともありました。

高尾山をなめてはいけません。

けっこう、いいトレーニングになるんですよ。

特に、今の季節は花粉症のためマスクを二重(前日使ったものを外側にして重ねて)にして歩くので、息があがります。

安上がりなトレーニングです。

 

高尾山からずっと先、陣馬山までつなぐと1日楽しめるロングルートになりますが、登り始める時間によって、ルートをいくつも考えられるのがいいです。


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お気に入りの場所はいくつかありますが、いちばん好きな場所が

「一丁平の展望デッキ」

出発が昼を過ぎていたら、一丁平で夕焼けを見て下山、ということが多いです。

先の城山や景信山まで歩き、バスで高尾駅京王線、JR)まで戻るのもいいですが、バスの本数も少ないですし、だいたい京王線高尾山口駅へピストンします。

バスに乗る場合はなるべく行きにつかい、電車の駅へ下山したいものです。

下山後に予定していても、何かあって下山が遅れてしまったら、もうバスがない可能性もあります。

城山や景信山へ登るなら、高尾駅から「小仏」行きのバスに乗り、高尾山へ向かって歩けば、高尾山口駅へ下りてくるので時間に余裕をもてます。


稲荷山コースを登ります。
ここを歩くことが多いです。
道幅も広く歩きやすい。
途中のあずまやで、山頂まで約半分の距離です。
タイムにばかりこだわるわけじゃないけれど、高尾山の山頂まで1時間をきれるか、が私の調子の良さの目安でして…
今日は52分。
まぁまぁか。
1ヶ月半前は雪でぐちゃぐちゃだった道もすっかり乾いていました。

 

高尾山の山頂を過ぎると、ぐっと人が減ります。

最初から高尾山より先まで行く、と決めているなら、高尾山の山頂を通らないまき道もあります。

このまき道、短い距離ですが好きなんです。

頭上からは、高尾山の山頂の賑やかな声が降ってきますが、自分の周りは鳥や風の声だけ。

静寂。

この、ぽつんといる感じがなんとも言えず好きです。

特に今は、もう16:30。

夕焼けを見に来たので遅いせいか、いつもより静か。


もったいないですよ〜、高尾山から少しだけ足をのばせば、もっともっといい景色なのですから。


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もみじ台を通過し、階段をたくさん下りてしばらく気持ちのいい道を進んでいくと開けた場所に出ます。

目の前には富士山、丹沢の山々。


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ここが一丁平です。

トイレも水道もありますし、周辺にはテーブルやベンチがたくさん設置されています。

あずまやとテーブルから山々は眺めにくいので、デッキで思う存分景色を楽しんだ後にお弁当を広げます。

桜や新緑、紅葉など、季節によってさまざまに色づく木々の下で食べるお弁当は最高!

今日は、じゃがりこですけどね。

外で食べれば何でもおいしいんですよ。


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さらに一丁平から先の「城山」

ここには桜並木のトンネルがあるんです。

花粉症でなければ歩きたい…でも下山後のことを考えるとダメだダメだ…

私は症状がひどいので、この季節は薬を飲んでも、奥多摩などスギやヒノキの多い山へ行くと、下山後は顔が赤くかぶれたり、クシャミや鼻水、目のかゆみがとまりません。

今回は目の充血がひどい。


でも桜並木…

毎年、葛藤です。

天気が良ければ、高尾山だけでなく、城山や景信山からも都心を一望できますよ。


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下山は、ナイトハイキングとなりました。

夜も楽しみたいですし、安全のため、ヘッドライトは常に持っています。


新型肺炎が落ち着き、早く日常が戻りますように。

桜を眺めながら春を喜びたいですから。