少し前に流行りましたよね、干し野菜。
もしかしたら、けっこう前かもしれません。
トシとると、「少し前」が10年前だったりしますから…
普段、仕事の日は朝でかけて帰るのは26時間後くらい。
何かを干しっぱなしで行くにはちょっと長すぎます。
明け方、湿っちゃったりすることあるし。
そして休みの日は山に行ったりで、たいてい家にいませんでした。
しかし！
今は、新型肺炎でそういったお出かけはしていない。
だから家にいる！
ならば、野菜を干してみよう。
父が楽しそうに柿などを干していた記憶がありますが、その網はでかすぎて、しかも2000円くらいするし、網を買ってから飽きたらやだしなぁ、と思っていたのですが…
思案していた翌日、なんと300円ショップで直径20センチほどの円形、３段のコンパクトな網を見つけたのです！！
これは運命。
購入。
まず、エノキと人参と大根を干してみました。
快晴で風もあり。
こりゃ１日でできちゃうんじゃないの？
と朝、干しました。
何度もチェックをしていると、シワシワと縮んでゆくのがハッキリと分かります。
夜には、朝のサイズよりずっとずっと小さくなっていました。
縮むのが顕著だったのが、人参と大根。
輪切りにした人参は、外側くるくると花びらのように丸まって小さくなっていました。
大根は波打って、そのまま縮んでいる感じ。
エノキは茶色く干からびていました。
人参をかじってみると、生の人参と思えないほどしっとりして甘い。
大根もじわぁ、っとうまい。
エノキはかじりませんでした。
キノコ類は、火を通さないといけないと習ったような。
でもマッシュルームは、ナマでサラダにしてるけどなぁ。
ともかく、３つとも味噌汁の具にしてみました。
水分を吸って大きさは少し戻るのですが、驚いたのは食感！
シャキシャキだけでは表せない、密度の濃い歯ごたえ。
タクアンから瑞々しさを抜いたような…あぁ！
うまく表せません。
それにしても、どれもおいしい！
とりあえず、干してみたいものをなんでも干しちゃえばいいんですよね。
１mm幅ほどに薄く切るのと、干すときに重ならないように並べるのが、大ざっぱな私はめんどくせー！ と感じますが、おいしく作るため！
乾いてくると、風で動いて重なったりしていますがそれは大丈夫。
果物は、まだバナナとキゥイしか試していませんが、バナナはいまいちでしたー。
キゥイは酸味も感じるのだけれど、干す前にひと切れつまんだよりも甘くておいしかった。
口の中にずっと爽やかさが残ります。
市販のドライフルーツは砂糖がたっぷりまぶされているものも多いですから、自分で食べる分だけ干せるのがいいかも！
さきほど勤務明けで帰ってきて、大根とエノキを干しました。
エノキはこれで一袋分です。
ほんとはもっと広げたいんだけれど、完全に広げるとなると３段とも使わないと…
大根も重ならないように並べます。
夜までにシワシワに乾くのは、ちょっとムリかも。
でも６時間後、これだけ乾いていました。
大根はまだまだ。
エノキは、もやしと見た目が似ますね。
エノキは干すときに隙間からポロポロ落ちるのが気になるけれど、干さずにいられない。
食感も好きだし、おいしいから。
夜も風があって湿度が低ければ、寝る前まで干しています。
ただ、我が家の南には畑があり、南風のときは土埃がすごく、洗濯機が汚れてしまうほど。
そういうときは風があっても干せません。
ですから、天気予報の風向きはとっても大事。
やっぱり大きい網、買います！
いっぱい干したい。
干し野菜、山ごはんにも使えると思います。
なんたって軽いから、いろいろ持っていけそう。
何日か山にいると、野菜がほんとに恋しくなりますから。
「外に出られない、家にいなくてはいけない、いやだ」
と思うばかりでなく、家にいる時間を積極的に楽しめるよう努し努力ていくつもりです。
どのように過ごしても、同じだけ時間はたちますから。
４月７日追加：
買いました！
でかい網〜。
これで毎食、食べられる！
それにしても、ジムもずっと自粛しているので、なまってきているのが分かります。
ももを床と平行になるまで上げる、その場足踏みを毎日していますが、つまんない。
早く景色のいいとこ、歩きたいなぁ。
