21番 太龍寺へ。
宿で一緒だったおじちゃんに、オススメの道を教えてもらいました。
その道ったら…原付に謝りたくなるほどに、めちゃ悪路!
すんごいガタガタじゃん!
笑えてきます。
「時速5km/h」で走れってなってるし。
なかなか難しい速度だわぁ。
あ、坂道になってきた。
歩いてこ。
天井に龍の絵。
長い尾まで、見事です。
舎心ヶ獄へ。
ここ、行ってみたかったんです!
等間隔に八十八ヶ所のご本尊が迎えてくれます。
見てみたかった9番の涅槃釈迦如来…
https://blog.hatena.ne.jp/yueguang/yueguang.hatenablog.com/edit?entry=26006613554346725
360°からじっくり眺めます。
はたから見たら、ちょっとアブナイヤツかもしれません。
足の裏が、なんだかすごくかわいいんだけど…
ハイタッチさせてください。
自然の中にある石仏、見ているだけで穏やかな気持ちになります。
陽の光も何もかもが、絵のよう。
空海さんが19歳のときに100日間修行したという場所。
いらっしゃいました…
この姿はロープウェイからも見ることができるそうですよ。
隣まで行くことができます。
座位で2mほどの高さ。
隣に立って、空海さんが見たのと同じ景色を眺めました。
大声で般若心経を唱えました。
「感謝の気持ちを忘れない」ことを気づかせてくれた旅を始めるきっかけをくれたお礼を伝えました。
20分くらい、空海さんの隣をひとりじめ。
香川県から自転車で来た男の子が
「どうやってそこまで行くんですか?」
「鎖でよじ登りな~」
「怖いです…」
正直すぎる。
引っ張り上げてあげました。
お互い写真を撮りっこ。
本堂には人がたくさんいたけれど、ここまで登る人は少ないんですね。
ここの御朱印をいただきに、もう一度納経所へ行きました。
「よく行ったねぇ~」
とご住職さんが、錦の納め札をくださいました。
https://blog.hatena.ne.jp/yueguang/yueguang.hatenablog.com/edit?entry=26006613555012834
ここは、毎日散歩したいくらい、いい道でした。
名残惜しいですが、本日の宿「ふれあいの里さかもと」へ。
山あいの集落にあります。
本当に学校だ~。
ザックを置かせてもらい、灌頂の滝へ。
けっこう階段を上ります。
紅葉がきれい。
滝が高いところから落ちるので、風でゆらめき白い龍のよう。
昨日は火の龍、今日は水の龍。
別格3番 慈眼寺へ。
ここは本堂まで行くのも、上り坂で500mあり20分くらいかかるようです。
慈眼寺は穴禅定(あなぜんじょう)で有名なお寺。
「穴禅定」ってなんだろう? と思いながらわしわし上ります。
いろいろ調べてから向かうのも、知った気になってしまいそうでいやだったのですが、ここは知ってから向かえば良かったかも。
穴禅定とは、暗く狭い洞窟の中を、体を平たくし、手足を指示通りに出して進む修行だそうです。
ひとり3,000円。
所要時間は1時間半、7時~15時の間で受け付けていて2~3人で行うもの。
私がやるとしたら、(ひとりなので)ほかに希望者が来ないとできないとのこと。
う~ん、いつ来るか分からないよなぁ。
待てないからあきらめよう。
ひとりで良ければ、明日やってみたかったんだけどな。
私の部屋は、もと保健室の10帖和室。
洗濯機・乾燥機も4台ずつあり、お召し物を全部カラっと乾かしました。
女ひとりだったので、大浴場もひとりじめ。
のびのび~。
大浴場に行く際パンツを落として、宿の女性に拾ってもらいました…40歳で…まさかパンツを他人様に拾ってもらうことになるとは。
小学校の林間学校でありがちな光景。
食事のときに先生が「これ、誰のですか~~~?」
手、挙げられるわけないでしょ。
夕食は揚げたての天ぷらがおいしくて、ご飯がススムススム。
宿のみなさんも感じが良くて、おいしく食べていたのに!
10/31に続き、また変な奴。
車でまわっているじじぃが、歩き遍路の男性に向かって
「1週間も歩いていて、まだここにいるの? おっそいねぇ~」
おっそいねぇ、がすんごいバカにしてるニュアンスなんです。
スタンプラリーじゃねぇんだよ!
速いも遅いもないっつーの。
どんなペースで歩こうとほっとけ!
どこにでもいるんだな、こういうの。
自分が言われてなくても気分悪い。
あ、いかんいかん。
短気も直したいんだった。
でも、直りそうもありません。
歩きのお遍路さん、本当にすごいと思います。
お気をつけて、がんばってください、と自然に頭が下がります。