快晴!
「この日だけは晴れてほしい」
という日が、距離や坂道の関係で数日ありましたが、この日も間違いなく
「晴れてくれてありがとう」
の1日でした。
今治北インターからもっと先、原付道が始まります。
途中に見えた大きな建物は、噂の加計学園。
忖度って言葉が流行りましたねー。
くだらない。
乗るところが分からなくて、少しウロウロしてしまいましたが、無事発見。
太陽がまぶしいけれど、サングラスをとって海の色を楽しみながら走るぞー!
エレベーターで降りる小さな島もありましたが、それぞれの島で、島と島をつなぐ橋を下りてから島内を次の橋の入り口まで3~15kmほど走りました。
目印で道に青いラインがあるので分かりやすいです。
「尾道まで〇〇km」「←尾道方面」などいろいろなところに出ているので、方向も間違えません。
途中の島で、歩いている方を追い抜いたら呼び止められて「東京から来てんの?」と、無農薬のみかんをいただきました。
「皮がきれいじゃないんだけど」
たしかに見た目はきれいじゃない。
でも! 甘くて甘くて。
おしゃべりしながら、その場で3つも食べてしまいました。
昨日もお遍路さんからいただきましたし、宿の方が持たせてくれたりで、愛媛に入ってから毎日誰かにもらっていました。
常にザックの中に30~50個のみかんがあるのです。
毎日10個ずつくらい食べるのですが、減らない。
こんなにみかんを食べたのは人生で初めてでした。
海とでーっかい景色と紅葉と…想像していた以上に爽快で、すてきな道でした。
車の他に、歩行者、自転車、バイクのレーンがあるっていいですよね。
みんながそれぞれ楽しめる。
ただ、隣をトラックが通ると風をもろに受けます。
自転車やバイクで走る際はご注意を。
いくつもの集団がサイクリングを楽しんでいましたが、自転車は大変そうだなぁ。
橋から下りて、橋へ上るんですもん。
常に坂道…
目的地の向島まで、鈍川温泉を出発してから4時間かかりました。
本日の宿に到着。
原付を置かせてもらって、すぐ目の前に見える尾道へ2分未満の船旅に出ます。
船が苦手だけど、酔う間もない。
料金は当時1人60円、自転車10円、原付20円でした。
通勤や通学にも使われています。
1時間後、両親の顔が見えてほっとしました。
父の手の振り方が無邪気過ぎて笑えます。
いつもそうなんですよ。
その姿を見るとなんだか泣けてきてしまうんです。
私も年をとったってことですね、きっと。
駅前の尾道ラーメンでお腹を満たし、2分の船旅。
宿にチェックインをして、スーパーまでお散歩。
店前のベンチでアイスを食べてまったり。
日差しがぽかぽか、気持ちいい。
のんびり歩いて宿へ戻ります。
こんなに遠くまで来て、ただの散歩。
2部屋予約していたのですが、料理も含めて行き違いが多く「3人で2部屋はダメ(もちろん3人って言ってあったのに)」と言われてしまい、大人3人で8帖…は狭く布団を敷いたらいっぱいでした。
布団のシーツも髪の毛が何本もついていたり汚れていて、せっかく両親が来てくれたのにどうしてこの宿にしてしまったのだろう、と後悔しました。
奮発して尾道の宿にすれば良かった。
泣きたくなりました。
ラドン温泉で温まれたのは良かったのですが、入浴時間も夕方~21時までと短くて。
料理も予約時に伝えたにもかかわらず「連絡を受けていない」と言われましたが、どうにかデラックスプランにしてもらえ、両親が喜んでくれたので良かった…
部屋の前から、尾道の夜景が見えました。
とてもきれいでぼんやりと眺めていました。
久しぶりに3人、川の字で眠りました。