枕なんてなくても寝れる。
よし、今日も90km以上走るぞ~。
4℃、昼6℃って寒くないか?
…1月の気温らしいです。
鈍色の海、鈍色の空。
昨日と全然違う。
太陽見えないし、雨が降ったりやんだりだし。
今日も「トンネルありがとうの日」でした。
風からも雨からも守ってくれる。
おもしろい名前の駅!
海の王を迎える??
そしてバス停も。
迎えに行ったけど、いないの?
途中、寒すぎてスーパーに寄ってトイレをお借りします。
カツオがいっぱい。
ウツボはいないのかぁ。
以前、スキューバダイビングで高地に来たときに寄ったスーパーは、カツオよりウツボの方が多くてびっくりしたけれど。
ウツボ鍋、おいしかったな。
見た目はやばかった。
鍋のフタをとったら、灰色でとぐろを巻いたウツボがいたもんなぁ。
あれは衝撃だった。
ん? 黒潮一番館ってなんだろう?
寄ってみます。
この柄の手ぬぐい、欲しいわぁ。
11時からのオープン、少し待ちます。
正直、今までカツオはあまり好きではありませんでした。
東京で食べるカツオは特に。
でも昨日の夕食に出たカツオは、やっぱり鮮度がいいせいか、今までで食べた中で一番おいしいな、と思っていたのです。
黒潮一番館もカツオをいただける食事処でした。
「せっかくの高知、カツオを好きになろう」と、カツオのたたき定食を注文。
これから藁で焼くとのこと。
秋は、一尾一尾ていねいに釣ったカツオをその日のうちに食べるんですって!
鮮度抜群、なんてもんじゃないですね。
今、釣って戻ってきたばかりなんですもん。
なんて分厚いカツオ。
見とれるくらいに美しい身の色。
香ばしい皮。
人生最高のカツオでした。
カツオ嫌いの方にもぜひ、食べてほしい!
好きになっちゃうかもしれませんよ。
カツオの余韻に浸りながら原付を走らせます。
あーん、もう!
また雨だ。
カッパずっと着てようっと。
雨の日もあるさ。
晴れてほしい日は全部晴れてるんだし。
文旦だいすき!
高知、うまいものの宝庫ですね。
37番 岩本寺へ。
五佛寶殿は、ご本尊が五体。
ご真言も五つ。
本堂の天井画が見事!
なんてプロっぽい作品ばかりなんだ! と思っていたら…
これらは昭和53年(1975年)に集められたそうですが、はじめは檀家さんに頼んだけれど数が集まらなくて、画家の人が声をかけて577枚(たしか)集めてくれたそうです。
いちばん若い子は小学4年生。
奥之院の矢負地蔵菩薩。
矢で破けた衣を着ていらっしゃいました。
境内の石仏は風化して苔がついていたりして。
石が自然にとけこむのって、どのくらいの歳月がかかるのでしょう。
平成元年(ということは、2017年当時で29年前)の石仏は自然と一体になっていました。
本日はここの宿坊に宿泊します。
部屋はきれい。
大浴場もあります。
食事がおいしいと評判らしく、お遍路さんでない宿泊客も多いそう。
私の部屋のすぐ横は、なんと線路!
窓を開けたら、1両編成の電車がいきなり走ってきてビックリしました。
なかなか斬新です。
御杖立が部屋にありました。
私は忘れそう(空海さんの分身だけれど持ち慣れないものは絶対忘れる)だし、原付を購入してしまったこともあり、杖は持っていません。
玄関に杖を置く宿がほとんどだと思いますが、さすが宿坊です。
杖を大事にしています。
いただいた弘法茶を飲んだら
「南無大師遍照金剛」と透けている昆布が入っていて、またビックリ。
夕食が豪華~。
魚、おでん、天ぷらなどなど。
旅館じゃん。
今までおじさんとサシの食卓が続いていましたが、久しぶりに女性と話しました。
旅行で来た母娘と、50日で一周する予定だという若い女の子。
若い女の子で歩いているの、初めて見た!
がんばって!
3人とも神戸から来たとのこと。
四国では「お遍路ですか?」から会話がうまれます。
ただ、意外と「どこのお寺が良かったですか?」と聞いても
「覚えてない」
「そんなに信仰心はない」
「歩いているだけで楽しい」
「普段は登山やってて、オフシーズンに四国に歩きに来てる」
そういう答えが多いんです。
歩いているだけで楽しい、か…
頭が下がります。
私はすぐ飽きたので。
本当に「お気をつけて」って思います。
母娘が「剣山の手前2kmくらいからもう積雪だったよ~」と教えてくれました。
原付で行くのは無理そうだなぁ。
いつか、季節を変えて剣山と石鎚山に登りに来ようかな。
おつとめは6時から。
気温は氷点下でした。
どうりで寒いわけだ、ストーブついているけど。
標高が高いわけではないんですよ、200mほどです。
お経を全部読むとこんなに長いのか。
太鼓の音がお腹に響く。
こんなおつとめがいいんです。
お若い住職さんで、話もおもしろかったです。