仕事明け、雨の中を那須へ向かいました。
私たちもまだ以前のように出歩くのは心配なので、観光はせずに宿へ直行しました。
昨年の秋にも訪れた「オーベルジュ ラ・カンパーニュ」
那須高原 オーベルジュに宿泊 | ラ・カンパーニュ
貸切の半露天風呂もあるのでのんびり入れますし、なんといっても食事がおいしいので気に入っています。
アジサイが満開でした。
今夜もおいしい~~。
お皿もステキで楽しみなんです。
甘いものがあまり食べられず、たくさんのスイーツには手をつけられませんでした。
県をまたぐ移動が解禁されたとはいえ、土日は3組程度、平日は1組が多い、という予約状況のようです。
観光で成り立つ飲食店や宿泊施設、気に入っている所がつぶれてしまわないか心配でたまらないのです。
みなさん、それぞれお気に入りのお店やホテルもありますよね。
耐えてほしい…できるだけ行くようにするから。
ぐっすり眠った翌朝、おいしいベーコンやパン、ヨーグルトをいただき出発します。
扉をあけたとたん、雨上がりに感じる濃い緑の匂い。
何度も何度も深呼吸します。
幸せ~。
「殺生石」へ向かいます。
近づくにつれて硫黄の匂いが、車の窓を閉めていてもはっきりと感じられます。
あー、半熟の温泉たまごが食べたい。
箱根の山にも行きたいなぁ。
千体地蔵が圧巻。
お地蔵さまの手がおっきい。
以前来た時は気づかなかった。
同じ場所を訪れても違う発見があるなぁ。
表情がやわらか。
真摯な祈りが伝わってきます。
自然と手を合わせたくなります
一番奥に殺生石。
ここから歩いて25分、「恋人の聖地」という展望台へとつながっています。
殺生石の脇には「温泉神社」へとつながる道が。
素通りしてはもったいないです。
すてきな神社ですよ。
狐のおみくじをひきました。
芭蕉の句碑があります。
緑が美しい。
下りていくと社務所があり、足湯もあります。
さすが那須湯本温泉。
2泊目は大丸温泉。
ここは外国からの観光客も多いと聞いていたので、行ってみたいけどちょっと躊躇していたんです。
そんな場所は今がチャンスですよね。
大丸温泉旅館 公式サイト 奥那須温泉 -那須の最奥地にある秘湯-
湯船が川。
川が湯船。
どっちでもいいや。
ともかく、気持ちいいでっかい露天風呂なんです!
混浴ですが、女性専用の露天風呂2ヶ所もあります。
それに、湯あみ着や体に巻き付けるためのバスタオルも無料で用意されています。
これらは入浴するたびに交換できるので、濡れたものを巻く気持ち悪さもないですよ(繰り返し着用のところもあるので)。
内湯も、湯船にたっぷり注がれる湯、たぷたぷと溢れ出る湯!
あ~~~、気持ちいい…
部屋のトイレはウォシュレットだし、DHCや資生堂のアメニティは完備されているし、部屋にはパナソニックのマッサージソファやプラズマクラスターまであるし…
「秘湯の温泉」という言葉で、まったくイメージできない豪華さでした。
さらに部屋のお風呂も温泉だそうです。
さて、夕食。
ちょっとお菓子を食べたけれど那須岳を歩いていたので昼食を抜いていたのです。
お腹すいた。
米と漬物、最高にうまい!
お酒飲めないと伝えたら、ご飯や汁物が早く出てきて鱒などの刺身と食べることができました。
なかなかこういうことをさせてくれる宿はないので嬉しい。
稚鮎のからあげ、苦味がおいしいなぁ。
オトナな味です。
温泉水とあごだし、2種類のしゃぶしゃぶ。
肉だ、肉だ。
満腹になり、まさかの2時間爆睡。
どうやら、食前酒の梅酒で酔ったようです。
こういうときしか飲まないので。
しかも食前酒の量で酔うって…
もう一度、露天風呂へ。
夜もいいなぁ。
夕方降った雨がミストのように残っていて、頭上の葉っぱを幻想的に見せてくれています。
さっき眠ったばかりなのに、またぐっすりでした。
話はかわりますが、神保町のアウトドア店で働いていたときに何度も通った、黒いカレーで有名な「キッチン南海」が店の老朽化のために閉店しました。
カツカレー、おいしかった。
創業60年だったんですね。
ごちそうさまでした。