登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

梅雨の晴れ間の高尾山へ

今日は梅雨の晴れ間。
そろそろ夏山の準備(山を歩くことを体が思い出させるように)をしようと、高尾山に登ってきました。
背中の重さは普段の5分の1以下だけれど、山を歩くだけでも体にはいい刺激になります。

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行きは、お決まりの稲荷山コース。
お稲荷さんに、登山の無事をお願いします。

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7月に高尾山登るなんて10年以上ぶり。
山歩きを始めた頃は、
「登山初心者がひとりで安全に歩ける山は高尾山しかない!」
と思っていました。
スギとヒノキの花粉が飛ぶ1月〜5月上旬は登れないのに、それでも年に50回は登っていたはずです。
京王線の回数券(11枚つづり)を月に2回買っていましたから。
秋から冬はよく登るので、
「もしかしたら定期券の方がいいんじゃないのか?」
と考えたこともありましたもん。

暑い…分かっちゃいたけど暑い。
あごから汗が絶え間なく滴り落ちます。
立ち止まったときの汗がハンパない!

夏の登山のおとも、梅純(梅干しを濃縮した粒)を口にほおりこみ、麦茶をゴクゴク。
1リットルで往復ギリギリでした。

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いい香りの正体は、あなただったんですね。

土の匂いも、緑の匂いも、とっても濃くて、呼吸が気持ちいい。
新緑の爽やかなみどりが、清々しい。

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1時間10分かけて、もみじ台に到着。
ひとっこひとりいない。
賑わっているのしか見たことないので、独り占め感があります。
富士山は霞んでいてほぼ見えませんが、丹沢の山々の薄青いシルエットが美しい。

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お弁当は、いつもより塩を多めにきかせた塩むすび
海苔はパリパリ派なのですが、ザックに入れると粉々になるので、山のときは巻いておきます。

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塩むすび食べて、鳥のさえずりを聞きながら、本を読んで。
汗がひいてきて、風が心地よい。
夏の高尾山、思っていたよりいいかも!
人も少ないし。
汗は高尾山口駅に直結している極楽湯で流せばいいのだから、暑さを敬遠せずに、これからはちょくちょく登ろうかな。
それでも午前中に限ろう。
ほんとに暑い。

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高尾山の山頂をぐるりとまわる5号路が好きで、必ず通ります。

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鮮やかなオレンジの実は「ミミガタテンナンショウ」というそうです。

下りは、6号路にしよう。
水の音が気持ちいいだろうから。

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う〜ん、やっぱりいい!
とぷとぷとぷとぷ
ざーざーざー
どどどどど
場所によって音色が違って、耳でも楽しめる。

涼しく感じます。
音も空気も。
足、浸したら気持ちいだろうなぁ。

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下山中に9時を過ぎたせいもあるでしょうが、登ってくる人が多くなってきました。
屈強な外国人男性の集団と何度もすれ違ったのですが、何かの訓練なのでしょうか…

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琵琶滝の滝行、やってみたいです。
無心になれるのでしょうか。

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替えのパンツを忘れてしまい、温泉は寄れませんでした。
体をハッカ油をたらした手ぬぐいで拭き、冷房のきいた京王線に乗って帰ってきました。

こんなに充実していて、家に着いたのはまだ昼前だったのです!
高尾山、サイコー!!