登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

穂高岳山荘のオンラインショップ

今夏は富士山の山小屋をはじめ、休業をすでに決めたところも多くなっています。

1月に計画していた山歩きも、半分以上は変更(というか、来年以降に延期)です。

コロナウィルスだけでなく、度重なる豪雨の影響で登山道の整備が追いつかない、なども出てきそうです。

 

山小屋の宿泊は、ハイシーズンであれば1つの布団に2~3人が当たり前になっていましたが、今は詰め込めるわけがなく、収入が大きく減ってしまうでしょう。

どこの山小屋も、誰かにとって大事な場所に建てられており、経営がたちゆかなくなって、廃業になっては困ります。

「テントで泊まる」という場合も、水やトイレ、冷えたビールなど、山小屋があるからなのです。

 

穂高岳山荘のHPで、このページを見つけました。

穂高岳山荘 公式オンラインショップ

 

山小屋に泊まるときはもちろん、途中に寄る山小屋でも、その山小屋だけでしか売っていない手ぬぐいなどを購入するのが楽しみなんです。

下山したら手ぬぐいが5枚も増えてた、なんてことも。

 

少しでも売上の足しになれば、と1泊2食分の代金と同じ、1万円ほどをオンラインショップで購入しました。

普段だと、手ぬぐいやバンダナが1000円を超えるとちょっと躊躇してしまうのですが、今回は「1万円買う!」と決めています。

何のためらいもなく、好きなものを買えました。

まぁ、躊躇すると言っても、結局は買うことの方が多いんですけどね。

だって、やっぱり欲しいってなったときに、そこまで行くの大変ですよ?

歩き始めて2日たって、ようやく着く山小屋だってあるんです。

「片道何時間かかると思ってるんだ!」と、自分に毎回ツッコミをいれるのです。

それにその年にしか売っていなかったり、在庫限りということもありますから。

言い訳のオンパレードになってしまいました。

 

今年、いくつか山歩きを予定しています。

そこでも同じように少しでも売上に貢献できるように、いつもよりちょっと多めにお金を持って行こうと思いました。


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山小屋で働くみなさん、例年以上に仕事も増えるでしょうし、神経をつかわなくてはいけないことと思います。

それでも、私たち登山者を受け入れてくださろうとしていること、ありがたく思います。

「こんなときに登山?」と批判されることもあるかもしれないこと、想像がつきます。

今までのように、「山に行くんだー!」と、おおっぴらに言えません。

けれど、お酒が好きな人がお酒を呑むように、映画を好きな人が映画を観るように、山を好きな人がいます。

山小屋で働くみなさんに感染させないよう、体調管理を含め、きっちり準備をして山に向かいます。


山で迎えてくださり、ありがとうございます。