大天井岳
おってんしょうだけ、と私は読みます。
おてんしょう、など他の読み方もあるようですが、小さい「っ」が入るとかわいくて。
10日ほど前に燕岳へ登ったとき、景色は真っ白けっけ、まさに水墨画の世界でした。
ライチョウと歩いたりはできたものの、毎年のように見ているあの景色が見たいんだ!
そういうわけで、本来の目的地だった大天井岳へ行ってまいりました。
天気が悪ければ行くつもりはありませんでしたが、これ以上ないというくらい良い予報だったので、さっと予約しました。
うれしいな〜!
ご飯2合を、3つのでかい塩むすびにしてあります。
塩分不足を補うため、梅純も12粒。
種が出ない濃縮した梅、これは本当に重宝します。
https://blog.hatena.ne.jp/yueguang/yueguang.hatenablog.com/edit?entry=17680117127188956443
高速バスで穂高駅に向かう際に、双葉サービスエリアの次に寄る「梓川サービスエリア」
デイリーヤマザキが入っているので、山小屋に泊まった翌朝の分のパンを買います。
山小屋の食事の時間、夕陽や朝陽とかぶることが多くて…
例年ですと素泊まりが多いのですが、今年はコロナで密を避けるために自炊室が使えないところが多いのです。
火を使わずに、おいしく食べられて日持ちのするものといえば、常温保存できるパンしかありません。
ボリュームがすんごいカツサンド(カレー風味というのもいい)にも目を奪われたのですが、10℃保存のものを24時間後(ホテルでギリギリまで冷蔵庫に入れたとしても)まで持ち歩くわけにはいきませんもんね。
あと、山小屋に少しでもプラスになるよう夕食はいただくつもりです。
今回の宿泊は、ホテルにしてよかった。
ホテルに直で予約するのがいちばん安いようです。
今回はシングルで6000円でした。
ユニットバスが大きくて、寝る前にゆっくり入れました。
おかげでぐっすり!
4:00前にパッチリ起きて、温かいスープなどの朝ごはんを済ませます。
日焼け止めも、今日はちゃんと塗らねば。
標高が上がるほど、紫外線も強烈になるそうなので。
今回は面倒くさい塗り直しを積極的にできるように、スプレータイプを購入してきましたが、ま、結果を申しますと失敗です。
何度もやりましたよ、スプレー。
顔も腕も真っ赤になりました。
2日後、すでにポロポロ皮が剥け始めています。
5:10の穂高駅前を出るバスに乗ります。
前回より乗客は多いけれど、補助席をめいっぱい使って1台で出発。
予想外です。
なんとなく2台目になりそうな時間に行って並んだのに(今までの経験上)。
補助席になってしまい、酔うのでずっと目をつぶって固まっていました。
駅前にあったタクシーの料金表です。
人数がいればタクシーを利用して、みんなと到着時間をずらすっていう手もあります。
一度だけ日帰りで登ったとき、2時に出発しようとタクシーを利用しましたがやはり快適でした。
乗客が多くバスの出発が多少遅れたため、登山口である中房温泉を6:30に出発しました。
https://blog.hatena.ne.jp/yueguang/yueguang.hatenablog.com/edit?entry=26006613610760879
途中、ふと立ち止まり傍らにあった木を見ると、外側の部分が少しだけしかないなのね!
今まで何度も登って下って見たことがあるはず。
おそらくちゃんとした木だと認識していたと思います。
テキトーだな…
暑いけれど、本当に暑いけれど、晴れていることが嬉しくて日焼け止めを垂れ流しながら登って行きます。
20代の男の子が空を凝視しています。
あー、荷揚げを見ているのかな?
「あれは何ですか?」
少し上に合戦小屋があって、そこに物資を届けているんですよ。
「空飛ぶスイカだよ」と言うと
「ぜひ食べてみます!」
素直な人っていいなぁ。
会話をした相手が笑顔になりますよね。
スマホで撮ったので少し小さいですが、四角い箱が見えるでしょうか。
8:20 富士見ベンチで、塩むすび休憩。
合戦小屋まで行っちゃおうと思いましたが、あそこは日陰があまりないからなぁ。
ここで休もうっと。
ザックの重さは、前回プラス2キロ。
全然違う。
これが元気に歩ける境目なんだ。
水を多く持つのはやめよう。
必要なだけ。
足りなくなったら、買わせてもらおう。
あと、痩せようね…
途中の合戦小屋に到着。
前回心残りだった、熊がスイカを食べている手ぬぐいを買えました。
汗でほとんど出ていると思いますが、一応トイレに寄ります。
さっきの男の子が、ちょうどスイカを手にしているところでした。
今日泊まる大天荘までの道が見えます。
槍の穂先も見えた!
久しぶり〜。
トンボの乱舞に秋を感じます。
へばりつつも10日前と同じようなタイムで、燕山荘に到着。
続きます。