登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

三斗小屋温泉 大黒屋

早すぎる到着でしたが、ほとんど待たずに部屋へ案内してくださいました。
大黒屋 三斗小屋温泉 総合情報 | 山の温泉ガイド


寒い…
私が寒いんだから相当寒いだろうな、と室内の気温計を見ると3℃。
当たり前ですが、息が白い。
本気出さなきゃいけない寒さだな。
ダウンを着るだけですが。

風呂は14:00から。
早くぬくもりたい…
待ち遠しいです。
それまではダウンで耐えようと思ったけれど、灯油ストーブをお借りしました。

窓から外見たら、吹雪になってるし!
歩いてきたときより寒いわけだわ。
風が窓枠をゴトゴト揺らしています。
良かった、早く着いて。


この宿に、あるものとないものを書きます!

まず、あるもの
・山の中なのに個室
・無色透明の温泉
・1,000円で貸し出してくれる灯油ストーブ
・お湯とお茶っ葉

ないもの
・部屋の鍵
・21:00以降、部屋の灯り(ヘッドライトを!)
・浴衣
・タオル
・テレビ
・携帯はつながりません
・コンセント(夕方に電気がついたら、宿の方にお願いすれば充電してもらえます)
・石けんやシャンプーは使えません

トイレと洗面台は共同です。
トイレは清潔な和式。

14:00になると同時にお風呂へ。
早く早く、ぬくもりを!
女性はこの時間、大風呂。
奥は少し熱めなので、熱いのが苦手な人が集まると手前にひしめき合うことになります。
4人が限界ですから譲り合い。

15:00からは岩風呂。
こちらは狭く、3人が限界。
大風呂のときは人がどんどん来たので、温まる前に出てしまいました。
なので、こっちで温まろうと思っていたけれど、ぬるい…
いくらでも入っていられる温度じゃ、今は温まれない。
次の時間で、大風呂にちゃんとつかろう。

お風呂は1時間ごとの男女交代です。
なんででしょうね…
交代の時間を5分以上過ぎているのに、ワイワイと中から男の声。
出てくる気配がないので、宿の方に声がけしてもらいました。
「時間が過ぎていますから」と言われても、着替え中もワイワイ。
こういう人たち、キライ。

夕食は17:30
部屋までお膳を持ってきてくださいます。

食べてすぐ温泉はダメだと分かっていますが、ここを逃すと20:00からの枠は30分しかない。
絶対混む。
だから行く!
はぁ〜〜〜、あったまる〜〜。
ひとりでゆっくり湯につかれました。

前回の宿泊は、女が私ひとりだったので、いつでものびのび、湯につかり放題だったのです。

夕食後、山の雑誌「PEAKS」のバックナンバーを見ていたら、自分が載っていました!
山小屋で働いていたとき、そういえば取材の人が来たっけ。

21:00に消灯。

朝は6:00に灯りがつきました。
外を見ると朝陽をあびた山肌が輝いていました。
光が届かないところは影をつくり、その対比がとてもきれい。

朝風呂は湯冷めしそうなので、やめます。
混んでたし。

朝食は6:30頃です。
夕食と同じく、お膳を部屋まで運んでくださいます。
温泉玉子つき。
お湯の入ったポットもあるので、ありがたくテルモスにつめます。

朝ごはんで体もしっかり温まりました。
おにぎり4つ(2つで500円の2セット!)も受け取りました。
1セットでいいのでは? と言われましたが、お腹すいたらどうするのよぅ。
結果は、もらって正解でした! 那須湯本まで食べられなかったので。
おにぎりは寒いと凍ってしまうので、大切にザックの背中側に入れます。
凍ったおにぎりは、心も凍りますから。

玄関前で水をくみます。
山の水を飲むと、山から力をもらえる気がします。

さぁ、出発!

続きます。