登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

山景 その13

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梅が咲いている季節に、秋の写真はどうかと思ったのですが…

でも山の秋はやっぱり美しい。

標高の高い山では氷点下に冷え込むこともありますが、準備万端でぜひ訪れたい季節です。

葉が鮮やかに色づくのは、年にほんの2~3日とも言われており、休みを合わせるのが大変です。

休みがとれなくて「見頃には1週間以上早いだろうなぁ…」と思っていたらドンピシャだったり、逆に「ここだ!」と思って行ってもまだだったり。


でもいいんです。

見れなくても「また来年!」って思えるし、目を見張るような景色を見ることができれば「来年も見る!」って思う。

山を歩くだけで楽しいのですから。

見られなかったとしても「来てよかった~」と思っているはずです。

 

とくに混雑で有名なのが、北アルプスの涸沢(からさわ)。

日本一美しい紅葉、と紹介されることもあるくらい。

コロナ前の紅葉シーズンは、山小屋の宿泊においては布団1枚に3人という日もあったようです(そんなときは涸沢の小屋には絶対に泊まらないので、聞いた話ですが)。

テントも登山道まではみ出して張られていたほどでした。

 

上高地からスタートして岳沢小屋へ向かう途中の長~い梯子を上りながら振り返ったときの、視界一面うめつくす柔らかな黄色。

スタンプでぽんぽん、って押したような。

暖かみを感じますよね、黄葉って。

紅より黄が好きです。

 

今年はどこで見ようかな。