登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

山景 その31

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ある山小屋の食堂。

一番乗りすれば、白い湯気がほわほわたつ暖かな光景を撮ることができます。

 

たくさんの食器が並んでいます。

個人的には山ではワンプレートと味噌汁椀でいいと思っています。

お茶だって味噌汁を飲み干したあとに入れればいい。

 

山小屋で働いて、洗い物のあまりの多さに、持参した厚手の炊事用手袋が2日で全部破け、スマホ指紋認証がすぐできなくなるくらい手が荒れまくった経験があります。

そして何より、山で水は貴重。

無限に使えるわけではありません。

 

食事の豪華さよりも、ひとつの布団にひとりで寝るほうがいいです。

食事が足りないなら、自分でお菓子なりドライフーズなり持って行けばいい。

そりゃ、食事は楽しみですが、やっぱり体を休めることがいちばん重要。

特に長期歩くならルートを決めるときは、少し人とずらすように計画をたてられる(〇時に出発する人はこの小屋に泊まるだろうと思ったら、その手前にある小屋に泊まるとか)と全然違います。