やっと着いた…
木曽殿(きそどの)山荘に。
1泊夕食 8,500円をお支払い。
あとCCレモン! 400円。
400円でこんな幸福を得られるとは…
いいのか、山でこんな贅沢して。
ザック棚にザックを置き、外でごきゅごきゅ飲み干します。
うめー!!
これから水場に、水を汲みに行きます。
明日の朝は行くつもりないので、今日のうちに汲んでおきます。
そこまでも行けないほどお疲れの人たちはペットボトルの水を購入することになります。
水場までは往復20分。
平坦な道なので、ぷらぷらお散歩。
冷たくておいしい~~。
顔も腕も、塩の結晶でザラザラ。
手ですくって洗い流します。
気持ちいい!
今日飲んだ分、2.5リットル汲んで戻ります。
15:30
のんびりしていると、60代でしょうか、男性が2人到着。
ご主人が
「コロナで定員を半分以下にして完全予約制でやっている。今日はその人数で満室なので…」
と説明しています。
まとめると
「日帰りのつもりだったから予約してないけど、もう疲れて歩けないから泊めてほしい」
えー。
日帰りの予定でこの時間に、ここにいるの?
どこに下山するにしても、あと7時間くらいかかる。
どんだけ無計画なんですか?
「ワクチン2回打ってるからいいでしょ」
そういう問題じゃないでしょう。
どこの山小屋だって2020年から、収入が厳しいのに、小屋の中が密にならないように定員を減らして予約制をとってなんとか営業してくれている。
予約しない、こんな無計画な人は、金額を倍にしたっていいと思う。
「野宿するから。それでいいんでしょ」
はぁ?
捨て台詞ですか?
あぁ、不愉快。
結局、素泊まりで受け入れていたけれど
「食事、どうしよう」
非常食もお持ちじゃないんですか?
驚きポイントが満載です。
そしてこのあとも3人、同じように来ました。
この3人は若く、テント泊装備を持っていたため、2時間歩いた先の避難小屋まで行くことに。
コロナ禍の今だけでなく、これからも
「もうちょっと進めそうだけど、何かあったら困るからここで泊まろう」
と、少しゆるめの計画たてよう。
こんなどうしようもない迷惑をかけちゃいけない。
気を取り直して、明日登る空木岳を眺めながら音楽を聴いてのんびりします。
CCレモンを一気飲みし、歩いている最中も意識して麦茶を飲んだつもりだけど、やっぱり足りてなかったんだなぁ。
9時間以上トイレ行っていませんでした。
トイレ、すごくきれいです。
小屋からは、いい匂いがしてくる。
夕食はなんだろう。
楽しみだなぁ。
手ぬぐいあるかなぁ、と物色していたら木彫りの登山靴を発見。
昨年は、北アルプスのヒュッテ大槍で革の登山靴を買い、日常使いのリュックに付けているんです。
革だと山では濡れちゃうかも、と付けられなかったので、いいもの見つけた!
ザックにつけられるじゃーん。
1,000円です。
17:00から夕食。
まぜご飯とおでんでした。
しょっぱさがしみる~。
おかわりしたかったなぁ。
おいしかった!
夕食中に小屋の方が布団を敷いてくださり、寝床を割り当てられるというシステムでした。
到着が早かったのと、女ひとりだからでしょう。
出入りの少ない、はじっこのお布団を指定されました。
ぐっすり眠れました。
続きます。