登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

立山黒部アルペンルート

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朝食をいただき、7:00過ぎに出発。

喫茶メニューには、大いに未練あり。

次に来たときは食べるぞ!!

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室堂のターミナルは近すぎます。

どんなにゆっくり歩いても15分ほど。

天気がいいから、もっとゆっくり歩く。

何度も何度も振り返る。

またあの稜線を歩くことができますように。

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室堂ターミナルが近づくにつれ、土曜日だからでしょう。

人の声が大きくなる。

私は山から離れていく。

もう一度振り返る。

嬉しそうに笑う人たちとすれ違う。

いいなぁ、登れるんだ、これから。

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暑くて長い登りもあった。

でも、とってもとっても楽しかった。

 

最後にもう一度、振り返る。

山の神様にお礼を言う。

また必ず来ます。


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ターミナルに入れば、切符を買い、お土産を買い、現実に戻る。

アルペンルート、今まではいくつも乗り換えて面倒くさい(すみません…)

ただの移動手段でした。

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職場に乗り物が大好きな人がいまして、この移動をすっごく羨ましがられました。

あまりの羨ましがりっぷりに、私も楽しんでみようと思いました。

そうじゃなきゃ、乗り物の写真撮ろうなんて思わなかったでしょうね。

混んでいたら撮れないと思います。

ガラガラだったから、移動の流れに乗りながらパチリと撮れました。

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その人にはお土産に、アルペンルートのガーゼハンカチを買いました。

恥ずかしそうにですが、職場で使ってくれています。

ほんとはTシャツにしたかったけど、子供サイズのみでした。

そりゃそうか。

 

室堂~扇沢まで、片道で6,000円以上かかります。

ハンカチにある6つのうち、4つに乗ります。

残りの2つは、立山駅〜室堂で乗ります。

立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド

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まずは室堂~大観峰へトンネルの中をトロリーバス

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フラッシュをたかなければ、車内から撮影可能です。


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大観峰から見た山々には雲がはりついていました。

あの中は今、どうなってるんだろう。

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お次は、黒部平までロープウェイ。

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これがいちばん好き!

後ろに乗るとこんな景色。

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ぐんぐん下ります。

すぃーっと到着。

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これで山の景色、最後。

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トンネルの中を黒部湖へケーブルカーで。

なかなかの勾配です。

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黒部湖には遊覧船もあります。

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黒部ダムも、観光で来ている方に「写真撮ってください」って言われる以外は、今まで素通りでした。

今回はじっくり見学。

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放水にかかる虹に見とれました。

あっという間に30分たってしまっていて、

扇沢行きのバスの改札を始めま~す」

の放送で我に返りました。

「あと5分(その次は30分後になってしまう)で出発ってこと?」

と気づき、ダッシュ

「バス乗り場まであと5分」の掲示は見ないふりをして、さらに加速。

深夜、はしごにぶつけた右脚が痛い。

ズキズキする。

でも走る。

これに乗らないと、いろいろ乗り継ぎが悪くなる。

30分遅くなるでは済まなくなるから!

マスクをしてザックを背負ってのダッシュ

く、苦しいです…呼吸が…

あ、このトンネルの中、涼しいや。

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2分で着いて、無事に「関電トンネル電気バス」に乗ることができました。

焦っているくせに写真は撮った!  

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NHKプロジェクトXでみた難工事を思い出しました。

中島みゆきが歌う主題歌「地上の星」が繰り返し脳内で再生されます。

いちばんの難所であった破砕帯では今も水がジャアジャア流れていました。


土曜日を帰るだけの日に設定したのは、よかったと思います。

もし乗り継ぎがうまくいかなかったとしても焦らなくていいし、室堂へはたくさんの人が向かっていましたが、始発だったこちらはガラガラ。

いくつもの乗り物を乗り継ぎますが、時間が早いせいか、乗り継ぐ駅の中もすいていました。

公共の交通機関を使うときは、せめて、すいている時間帯を選ぶようにします。

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扇沢信濃大町駅まで路線バス、電車に乗り換えて、松本駅からあずさ。

室堂を出発してから自宅まで7時間以上。

スムーズに乗り換えても、これだけかかる。

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長い旅でした。

山を歩く7時間は楽しいけれど、移動の7時間は…

 

そして、信濃大町駅でトイレに入って手を洗ったとき、水のぬるさに

「あぁ、下りてきちゃったな」

と実感しました。

室堂の手洗いの水はキンキンに冷えてましたから。

そして、松本駅で「山賊焼き定食」を食べたかったけれど、あずさに乗り換える時間が30分。

こりゃムリ。


今回のお土産は、アタリでした。

ほたるいかの煮干しは、とまらないうまさ!

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