2003年、妹と潜った伊豆海洋公園。
今だったらキャンセル料を払っても絶対潜らないような海況でダイビングをしてしまいました。
講習を受けたばかりで、潜った経験本数は4本。
そんなレベルで、自分たちで判断できず、ガイドが「大丈夫だ」というのを鵜呑みにしてしまった。
実際、「今日はやめとくわ」って戻る人たちもいたんです。
心配だったので聞いても、
「潜っちゃえば、中は大丈夫だから」
「この程度なら全く問題ないよ」
あの実力で、無事に陸へ戻ってこられたのは運が良かったのだと思います。
海中でガイドと離れてしまってますからね。
私が陸へ上がってからも、妹は5分以上戻らず、涙と震えがとまりませんでした。
「どうかどうか戻ってきて。親になんて言おう、ほんとうにごめんなさい」
を何度も繰り返していました。
5分なんて思えないくらい、長い時間だった。
今でもあの気持ち、思い出せます。
海の中で、まったく思うように動けない。
誰かが転がってきてその人の背負っているタンクが頭に当たる、自分が転がって岩に頭をぶつける…翌日、頭が腫れあがっていました。
数えきれないほどのたんこぶ。
お医者さんに驚かれました。
よく、ダイビングをやめなかったと思います。
でも、伊豆海洋公園では潜ることは二度とないと思っていました。
でも今回、なぜか潜ってみようと思いました。
なんか、あのままにしたくなかったというか。
結論…川奈のほうがずっと楽しい。
伊豆海洋公園は外洋に面しているので、海に入るときも上がるときも、うねりがあるので少し酔いました。
それでいて「今日はうねり、ないほうです」
そうなの…?
初めてのときとは、そりゃ比べ物にならないけど。
外洋に面しているからこそ、大物が出る期待をしすぎてしまったというのもあります。
群れも少なめだったなぁ。
これならのんびり潜れる川奈だな~、亀もいるし!
でも潜ってよかった。
あのままにしなくてよかった。
マリンハウス レイアロハ | マリンハウスレイアロハは、PADIダイビングスクールを専門とするPADI5スターIDセンターです
西伊豆の大瀬崎や、ここ伊豆海洋公園をメインに潜っているダイビングサービスを利用しました。
潜る前の説明も丁寧。
タンクを背負う場所も段差があってしゃがめるので、タンクを重く感じる人でも背負いやすいです。
では海の中をご紹介!
まず、海の中に咲くバラ。
ウミウシの卵です。
本当に花のようです。
色もきれいですよね~。
どのウミウシの卵なんだろう?
カスザメもいました。
あっという間に遠ざかってしまいましたが。
アオリイカも産卵シーズン。
ふっさふさです。
乳しぼりみたいな感じかな?
触らないのでわからないけれど。
ウミテング。
一体化していてわかりにくいですが、真ん中にいて羽を広げているように見えます.
そして、大好きハナミノカサゴ。
バックが岩でなく、水になると…ヒレや尾っぽが透き通ってきれいです~。
なかなか愛嬌のある顔です。
正面から見ると笑いそうになる。
ごめん!
ミナミハコフグのこども。
直径1センチほどです。
ちょこちょこ動いていて、ほんとうに愛らしい。
ヤガラも好き。
すいーすいー。
川奈ではオレンジでしたが、ここで見ることができたのは白いカエルアンコウ。
海中にポストがありました。
途中のパーキングエリア(どこだったっけ)で食べたしらす丼がとてもおいしかった〜。