盛岡駅14:00発の無料シャトルバスに乗り、1時間ほどの「さくら公園」バス停下車。
道の駅のような建物があります。
お土産物も少しありました。
ここで宿の送迎車に乗り換えて、さらに40分。
東京は9月の終わりからキンモクセイが香り秋の気配になりましたが、ここはすでに秋真っ盛り!
黄や赤のスタンプをぽんぽん、と押したような景色を眺めながら高度を上げていきます。
標高1400m、藤七温泉 彩雲荘に着きました。
途中、硫黄の香りのする煙がそこかしこで吹き上げており、温泉につかるのが楽しみ。
部屋に案内され、灯油ストーブが出ていることに驚きましたが、夜、周りの女性が「寒い寒い」と言っているので、世間一般には寒いようです。
ザックのいちばん上に入れておいた温泉セット(化粧水と下着の替え)と浴衣をひっつかみ、露天風呂へ向かいます。
混浴が5つありました。
女性は湯浴み着やバスタオルを巻いて入浴可能ですが、濡れた湯浴み着ってめちゃくちゃ冷たいですよね…
湯から出たときに巻いていたら、風邪をひきそうです。
なので、移動はバスタオルを巻きますが、湯船には裸で!
19:30〜20:30は女性専用になるので、そのときには湯浴み着いりませんし。
露天風呂は温度がぬるめでした(お尻を下につけるとアチチ!)。
長湯するには良さそうですが、ちゃんと温まりたかったので内湯へ移動。
暗さがいいわぁ。
もちろんシャワーはなく、洗面器に湯と水をためて流します。
ドライヤーやテレビ(ロビーにはあります)はありません。
そして、電波も弱い。
山ではよくあることです。
ぼーっとするもよし、本を読むもよし。
温泉卵がおいしい!
私はもともと「黒たまごプラン」にしていたので、チェックイン時に3ついただきました。
だって、食べてみたいのに「なくなることもある」ってホームページに書いてあったから。
宿泊者専用のお風呂も行ってみよう。
温度がちょうどいい〜。
ここがいちばんのんびりできるな。
晴れれば、ここからご来光が見えるようです。
熊出たら、これ、とっさに叩けるか…
さて、夜ごはん!
バイキングです。
お腹すいた〜。
昼はおにぎり2個だけでしたから。
・姫竹の煮つけ
・水菜のこぶ
・鹿肉の味噌煮
・紅鱒の刺身
・ひっつみ鍋
・くるみ豆腐
・さわもだし(きのこ)
など。
キーンと冷たい水がおいしい。
館内の蛇口から飲めます。
部屋へ戻って地図を見て計画の練り直し。
もともと岩手山に登るつもりだった日が、終日雨のようです。
予報が変わればいいけれど、展望のいい山にわざわざ雨の日に登ることない。
湯につかって本でも読んで、ゴロゴロしちゃう!
山を歩く日が1日減ってしまうけれど、修行じゃないのだから、楽しく安全に歩ければいい。
柔軟に変えられるよう、予備日があるといいですよね。
今回は最終日にどこを歩くか特に決めず
「また八幡平へ行って茶臼岳まで足をのばすのもいいんじゃない?」
と新幹線を遅くしていたので、岩手山ではありません(盛岡駅へ行くバスに間に合わないため)が、楽しめるように計画を変更できました。
明日、八幡平〜茶臼岳を歩き、宿へは路線バスで向かうことにします。
八幡平〜松川温泉までは「裏岩手連峰縦走コース」となっており、歩くのを楽しみにしていたのですが、八幡平とあわせると10時間超なんです。
朝はおにぎりを作ってもらって早立ちするつもりでしたが、ゆっくりご飯を食べて出発、天気もビミョーなので歩行時間は短くします。
明日の予定は決まったし、温泉で温まって寝よう。
宿泊者専用の露天風呂が気に入ったので、そちらへ。
もうもうと立ち昇る湯気。
さぁっと風が湯気を吹き飛ばすと、空にはたくさんの星。
いいなぁ、幸せだなぁ。
朝までにお腹すかせなくちゃ!
ぐっすり眠りました。
温泉でぽっかぽかになったまま眠ったのも良かった。
布団をはねていたため寒くて目が覚めました。
4:30かぁ。
日の出は5:30頃みたいだけど、今いっちゃおう。
1人でのんびり湯につかっているうちに、空が明るくなってきました。
快晴ではないけれど、これなら!
雲海も見える。
冷えていた体も、指先までじんじん温まってきました。
そろそろ人が来そうだな、上がろう。
長湯すると歩きたくなくなっちゃうし。
もうひと眠り…幸せ…
部屋から太陽を感じました。
さて、朝ごはんもバイキング。
とろろごはん、温泉卵、湯豆腐、いぶりがっこなど。
漬物が充実してました。
続きます。