明るくなったらすぐ出発して、コースタイム9時間の縦走です。
宿にザックを預けてあり、14:30までに戻れれば温泉でサッパリして、15:30の盛岡駅行きのバスに乗れる計画。
3:30に起きて朝ごはん。
昨日、お弁当をお願いしておきました。

5:00
ヘッドライトをつけ、宿の玄関を出たら霧の中。
5:20にはヘッドライトを消しても歩けるくらいになりました。
気温が高く、半袖で歩けます。
5:35だったかな、日の出は。
霧で幻想的なので、たぶん見えないけれど。
しばらく行くと木道に。
5:40
丸森川
源太ヶ岳まであと2kmほど。
こっちを登りにしてよかった。
最初が緩やかだから、歩きやすい。
三ッ石登山口は、いきなり階段でしたから。
6:10
水場
冷たくておいしい!

あ〜、霧がはれてきた。
急に色を変えた空にテンションが上がります。
振り返ると、見事な雲海。
岩手山をぐるり囲むように。
あの中を歩いてきたんだ。
太陽は岩手山の横から。
岩手山は真っ黒なシルエットで堂々とそびえ立っています。
大きな山だなぁ。

6:35
標高1384m 大深山荘との分岐
目の前には源太ヶ岳からの稜線がずっと見える。
あそこを歩けるんだ、最高じゃん!

ダメだ〜、左に見ながら歩けるのに、何度も立ち止まってしまう。
ほんとにいい景色。
7:00
源太ヶ岳△1545
山頂は狭いので、少し先に進むと広いところがあり休憩しやすいです。
誰もいないのでのんびり。
泊まった峡雲荘の水は、すべてここからの湧き水だそう。
鳥海山が見える。
山に登ってこんな景色を見ると、なんか幸せすぎて、涙がとまらなくなるんです…
トシのせいですかね。
7:15
いつまでも泣いていてもしょうがないので出発!
ここからの稜線、最高です!

今年の紅葉は、残暑のため色づきがイマイチとニュースでやってたけど、きれいだと思う。
晴れてくれてありがとう。
7:35
分岐
7:43
大深岳△1541
7:55
八瀬森(やせもり)分岐
小畚山の中腹、橙色がぽんぽんとあってきれい。
少し下り、標高差120mほど登り返します。
初めてのアップダウン。
それにしても誰にも会わないな…
快晴の土曜日なのに。
歩いてきた道、これから歩く道がずっと見える。
黄葉のトンネルは終わっちゃいました。
8:40
小畚山(こもっこやま)△1421
風もなく穏やかで太陽は暖かくて。
極上の散歩です。
ぼちぼち人とすれ違うようになりました。

9:15
三ッ沼
9:35〜10:05
三ッ石山△1466
おにぎりターイム。
え?
もう30分たったの?
景色を見ているだけで、すぐ時間たっちゃう。
トイレも行きたいし、出発。
赤土の斜面で滑って尻もち。
左のお尻汚れちゃった…
あーあ。
下山して温泉でサッパリしたら、着替えるからいいもんね!
10:35
三ッ石山荘(避難小屋)
トイレをお借りします。
気温13℃、暑く感じるなぁ。
のどかだなぁ。
いろんな温泉に通じてるんだな。
10:50
松川温泉まで4km弱。
あと2時間もしないで今回の山歩きが終わっちゃう。
なかなかの、ぬかるみ地獄です。
延々とこんな感じ。
ここで尻もちついたら…悲劇です。
さっきのところは赤土だったので、もう乾いてパンパンしてほとんど落ちました。
どこ歩いてもダメ。
沈む。

良かった、こっちが下山で。
暗いときに出発して、急な階段が終わったと思ったら、このぬかるみなんて。
いつもぬかるんでいるなら、源太ヶ岳を往復がいいな。
11:30
分岐
これなら、朝ごはんを食べてからでも間に合ったけれど、雲海は見られなかったなぁ。
やっぱり早立ちがいいですね。
好きなところで休憩したりする余裕もなくなるし。
焦ると事故のもと。

ツレが昔くれた言葉です。
下で待ち合わせていて
「待たせないように、なるべく急ぐね」
と私が言ったとき。
「プロ(登山家)が最善と思った一歩で命を落とすこともある。ちゃんと待ってるから、ゆっくり歩いて無事に戻ってきて」
特に足元が悪い道で気が急いたときに、思い出すようにしています。
分岐を過ぎてしばらくしたら、道が乾いてきた!
いい道〜。

岩手山が、紅葉の額縁におさまりました。
カラフル!
12:00
あと1km。
急ぐ必要もないので、たらたら歩きます。
だってすごくいい道だし。
なぜっ?
ねじれすぎ。
あぁ、硫黄の匂いが濃くなってきた。
12:30
三ッ石登山口△850
地熱発電所を見学しよう。
なんとタイムリー。
昨日じゃないか。

登山靴の底が泥だらけ、どうしよう…
履き替えてこなきゃダメかな、と思ったらブラシと水道が。
ありがとう〜。
地球のエネルギーを電気に変えて、二酸化炭素をほとんど出さないらしい。
ふぇ〜、温泉きもちいー!
チョコモナカジャンボがあるではないですか!
うまい〜。
行きは宿泊者専用の送迎バスだったため、主な宿に停車するだけだから早かったんですね…
もともと乗るつもりだった八幡平自然散策バスなら、停留所が違うみたいで1時間半だったのに。
ひとつ早いバスに乗れた〜、と喜んだら却って遅いとは…
お腹すいたぞ!
何食べようかな〜。
やっぱり冷麺と焼肉かな!
盛岡で食べたら、いっそうウマイに違いない。
ぴょんぴょん舎に入りました。

・雪濃(そるろん)温麺と焼肉のセット
・マッシュルームのチヂミ
・天然あみたけ(レバ刺しっぽいらしい)
を注文。
あ、冷麺じゃないじゃないか。
まぁ、いっか。
ソルロンってなんだろう? って思っちゃったんだもん。
冷麺、追加!
「ハーフですか?」
いや、普通で!
麺がうまい〜。
辛いの苦手なので、別辛で注文。
冷麺のほうが好き。

マッコリと赤米のアイスセットをデザートに。
お酒飲めないけれど、運転に支障がないって書いてあるから食べてみよう。
お酒飲んでないのに、4500円!
あはは〜。
新幹線で帰ります。
コインロッカー、かわいいな。