登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

モノより思い出?

モノより思い出、というコマーシャルがありました。
本当にそのとおりだと思います。
物欲もあるけれど、経験に支払っているお金のほうがきっと多いはず。
お金の使い道は、人それぞれですが、ずっと一緒にいる人の金銭感覚は似ているような気がします。


後悔は、自分が望まなかった選択をしたときにうまれる

そのまんまじゃないかもしれないけれど、何かで読んだ言葉です。
本当にそうだと思います。
自分が選びたい道と、誰かに強制された道。
失敗したとき、反省はするけれど後悔しないのは自分が選んだ道でしょうね。
誰のせいにもできませんし。

私は20代の頃、バイトを3つかけもちしてお金を貯めては、1週間ダイビングに行く、青春18切符で日本各地を巡る、という生活を送っていました。
休みなく働いて得たお金で、自分のやりたいことをできるのが本当に楽しくて、休暇も待ち遠しかった。
目標があるから働くのも楽しくて、睡眠時間が短くても苦になりませんでした。

「海に30分とか潜るだけなのに、そんなにお金をつかっちゃうの?」
「ひとりで電車に乗って遠くへ行って、何が楽しいの?」
「もったいないねー」
よく言われました。
今でも「山に登って何が楽しいの?」は、よく言われます。

今の時代、老後2千万円問題などもあり、使うより貯める方へ気持ちがいくのは仕方のない流れかもしれません。 
でもお金を貯めるために生きているわけではないと思うのです。
20代の頃のお金の使い方、全く後悔していません。
そのとき目にしたもの、行った場所、食べたもの、行く先々でもらった親切…
きっと、今の私をつくってくれていると思います。

20代の頃の体力とは比べ物になりませんが、これからも、たくさん見て、感じて、60代や70代になって
「いっぱい楽しんできたなぁ」
と思えるよう、山や海に向かいたいと思います。