登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

八ヶ岳へ その3

 

9:20

満喫しました。

来た道を、そのまま戻ります。

登ってくる人が多い時間帯なので、下りの方が時間がかかりました。

10:00

 

時間はまだまだありますから、のんびり歩きます。

背中が軽いので散歩気分ですが、道はそれなりにアップダウンがあります。

鎖場、梯子、足元の狭い岩場もあります。

八ヶ岳は、硫黄岳より北はゆるやかですが、南に行くにつれて険しくなります。

こんな道は怖くて歩けない! と思っても北八ヶ岳は苔を愛でながら森の中を歩くことができます。

体力などと相談してルートを選べば、誰でも歩くことができるのです。

 

だんだん雲がわきあがってきて、富士山はすっぽり隠されてしまいました。

ヘリが飛んできました。

何かあったのでしょうか。

 

 

太陽がじりじり。

暑い!

風をくれ!

気温が上がったので風も冷たくなく、心地いいものになりました。

 

 

11:00 三叉峰

 

気を抜いちゃいけない、今日泊まる小屋へ着くまで。

 

上りではなんともなかったけれど、下りるのが怖い梯子が1ヶ所だけありました。

何回かここを歩いているけれど、こんなふうに思った梯子あったっけ?

思い返してみると、今まで硫黄岳から赤岳(北から南)へ向かうことはあっても、逆がなかったのです。

なので、今までこの梯子を下りたことがなかったんですね。

槍ヶ岳の山頂にかかっている長い梯子があるのですが、それと同じくらいの気持ちでした。

最初の1歩目が怖い。


ハイマツの松ぼっくりに触れてみました。

思ったより固かったです。

 

もうすぐかなぁ〜。

硫黄岳山荘が見えてきました。

屋根に布団干してる~。

 

着いたら、カレーを食べるって決めてるんだ。

あんパンだけじゃ足りなかった。

 

11:45 硫黄岳山荘 △2650

カレーライス、おいしいです。

このシャキシャキした具は何だ?

なんでもいいや、おいしい!

あんパンのほかに持ってきていたパンを、小屋番さんに差し入れ。

カレーライスを食べたので、もう食べられません。

山小屋にいるとセブンイレブンのパンはなかなか買えませんから、お菓子やパンの差し入れは大抵喜んでもらえます。

 

12:30

置いてもらっていたザックを背負い、オーレン小屋へ向かいます。

あと、1時間半か。

気がはっていたせいか、けっこう歩いてる気がするなぁ。

 

12:55

硫黄岳でまた爆裂火口を見ます ←しつこい。

 

なんか不思議な光景なんですよね。

岩がゴロゴロしてるところから、急にこんななの?って。

 

13:20 オーレン小屋への分岐

硫黄岳の英語表記がシンプルすぎます。

最初わかりませんでしたよ。

 

けっこう急な下りでした。

オーレン小屋は標高が2330mあるので、前泊すれば天狗岳や硫黄岳まですぐ、といった感覚です。

夏休みなので、お子さん連れも多かったですね。

 

13:55 峰の松目の分岐

14:05 オーレン小屋 △2330

 

続きます。