「三陸鉄道に乗るほかに、どこか行きたいところあるの?」
と父に聞くと
「あの青いとこ」
それ、どこよ…
検索して「龍泉洞(りゅうせんどう)」ということが判明。
昨年は、源太ヶ岳から、雲海にぽこんと頭を出した岩手山を見て感激したなぁ。
盛岡駅東口の1番乗り場から、バスで向かいます。
盛岡ー岩泉・龍泉洞(早坂高原線) | 路線バス|JRバス東北【公式HP】|高速バス 仙台-新宿 3列シート車3000円~
約2時間のバス旅。
私は酔うので即寝ましたが、父はやっぱりずーっと外を見ていたようです。
岩洞湖(がんどうこ)という大きな湖のときだけ、目が覚めました。
龍泉洞に到着。
洞内は常に、気温10℃ほど、湿度は90%超に保たれているそうです。
この日は外気温も涼しく、20℃未満でした。
風がないので、半袖で大丈夫でした。
歩くとすぐ暑くなっちゃう。
足元は、水がたまっているところもありますのでご注意ください。
冷たかったのは、手すりと、落ちてくる雫です。
「頭上に気をつけて」
と何度言っても頭をぶつける父…
中には、3つの地底湖があります。
いちばん深いものは100m近くもあるんですね!
「ポスターの写真とはちょっと違うなぁ」
と父は不思議そう。
中は暗いから、こうライトアップしないと水の色も見えないんだね、きっと。
200段以上あがる展望台へも行ってみました。
でも、驚くような光景が見られるわけではないので、階段がつらい方はパスしていいと思います。
そういえば、コウモリには出会いませんでした。
5種いるようなのですが。
こういうのが好きなら、本当に青くて美しい「青池(青森の十二湖)」にも連れていってあげたい。
また今度だね。
そういえば行きたいって言ってた四万十川もきれいな青だった。
水が好きなんですね、父は。
このトンネルから出てきました。
トンネルの中は、ワインセラーになっていました。
お腹すいた〜。
バスの時間まで10分。
どれなら食べられるか。
初恋ドッグをいただきましょう。
岩泉ヨーグルトのソフトクリームをコッペパンで挟んだもの。
爽やかな味でした。
パンはほんのり温めてあります。
受け取るときに、手を滑らせてくた~っとなってしまったので、写真はありません。
駅は2階。
1階の窓口で切符を購入します。
懐かしい、硬い紙の切符。
途中で、何両かしかないらしい(父情報なので真偽不明)ラッピング車両とすれ違いました。
途中の宮古駅で、20分ほど停車します。
立ち食いそばを食べたかったのですが、3人並んでて断念。
食べるの遅いんです…
鮭の中骨入りのかりんとうを買ってみました。
なんか、クセになる味。
三陸鉄道は、久慈〜盛まで全部乗ると4時間半かかるようです。
父は全部じゃなくてもいいと言うので、路線図を見て、海に近そうな陸中山田(りくちゅうやまだ)駅で泊まることにしました。
なんてラッキー。
予約したときホームページに
「山田割は限定数に達したため終了しました」
みたいなことが確かに書いてありました。
終了してますし、どちらにしろ東北在住者限定の割引だと思っていたのです。
東京はブロック割からも外れていますし、こういった割引はいつも適用外というか。
この旅行では2泊目までを出発前に予約しておいたのですが、出発前日に連絡をいただきまして…
「キャンセルが出たので、割引が適用できるようになりました。ワクチン接種済証明書と身分証をお持ちください」
東京在住でもいいんですか?
なんだか分からないけど、やったー。
その分、おいしいもの食べようね!
宿は、陸中山田駅からすぐです。
小上がり付きの部屋にしました。
まずは大浴場(21:00まで、朝風呂ナシ)で汗を流そう。
今日の女湯には、炭酸泉と、立ち湯の浴槽がありました。
あれ…
炭酸、今日は出てないのかな…
まったく泡がつかないや。
ぬるめの湯だと思えばいいですね。
立ち湯は130cm。
おぉ〜、けっこう深い。
あごのあたりまで。
近くのスーパーに行ってみたら、ホヤを売っていました。
ご当地パンも楽しいですよね。
やはり岩泉です。
明日のおやつにしよっと。
夕食前だけど食べちゃう!
味噌焼きおにぎりは、ほっかほかでした。
うまい〜。
さて夕食です。
生のホヤがおいしかった!
鯨のたたきもありました。
鍋にレモンが入っているのも斬新…サッパリしますね。
寝る前に温泉につかりぐっすり眠って、朝ごはんもしっかりいただきました。
では、出発〜。
あ…
裏手の海を見に行くの忘れちゃった。
車窓から見よう…
続きます。