登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

父と東北へふたり旅 その3

天気予報は雨ですが、

「仙台にも行ってみたい」

りょーかい。

 仙台で泊まって、牛タン食べよう!

 

陸中山田駅。

駅じゃないみたいです。

おしゃれ〜。

 

今日は、かいけつゾロリ車両でした。

 

まずは三陸鉄道の終点、盛駅を目指します。

川の水が本当にきれいでした。

釜石ラグビー場も通りました。

 

そのあとは、JR大船渡線BRT、JR気仙沼線BRTを3つ乗り継ぎます。

バスですが、青春18切符で乗れます。

気仙沼線BRT・大船渡線BRT(バス高速輸送システム):JR東日本

電車の線路の隣が乗り場。

バスだけど専用道路なので、遅延がほとんどありません。

当たり前だけど、前にも後ろにも車がいない~。

路面電車の反対?

なんか不思議な感じ。

 

あ!

普通の道路も走るのね。

専用道路と普通の道路を、行ったり来たりします。

トンネルのある専用道路もあります。

 

奇跡の一本松を通りました。

これがそうなんだ…

命の象徴のような。

 

ランチは、南気仙沼でマグロのステーキを食べるつもりだったのです。

しかし、父が

「お腹空いてない」

じゃあ、しょうがないか…とあきらめたのに。

 

それ話した10分後くらい(駅で乗り継ぎ待ち)に、おにぎり買ってるんですけど。

なんで?

「昆布、食べるか? 梅とどっちがいい?」

私のもかよ!

いらんわ!!

マグロが食べたかったんだよ!!!

 

 

一本松だけでなく、震災の遺構はほかにも目にします。

ねじれた鉄骨がそのままの建物が残っていました。

大きな海がせまりくる恐怖と絶望。

想像するだけで、胸が冷えます。

私があのとき、この場にいたら何を思っただろう。

〇〇しておけばよかったって後悔しただろうな。

3/11、昼前に母と電話したんです。

そのとき、ちょっと言い合いになってしまった。

だから母に、あんなキツイ言い方をしなければよかった、謝りたかった、って思うだろうな。

 

車内はガラガラ。

父はウロウロ。

 

小牛田(おごた)駅に到着。

「ここで昆布のおにぎりを食べて待ってる」

と、小さい声で言う父をベンチにおいて、次の電車まで40分あるから私はラーメン食べに行きました。

マグロがよかったの…

昭和四年創業 丸竹食堂|JR小牛田駅前ラーメン・定食・丼もの

 

仙台駅にやっと着きました。

霧雨って濡れるんですよね〜。

地下やアーケード街通って、どうにかホテルまで行けないかな。

と探していると、焦れたのか父は勝手にどこかへ行く。

「こっちだと思う」

なぜっ!

何度言ってもホテルの名前を覚えないのに、どこ行くんじゃい!

「黙ってついてこい!」

昭和のお父ちゃんみたいなセリフを発してしまいました。

数人に振り向かれてしまったじゃないの。

 

【公式最安】スーパーホテル仙台・広瀬通り - 宮城県仙台市青葉区のビジネスホテル

スーパーホテルは、今年1月に奈良を訪れたとき初めて利用しました。

ドーミーインと同じで大浴場のあるホテルです。

テーブルとベンチが機能的。

荷物の整理がしやすいです。

低いのが好みなので、枕を選べるのもいいなぁ。

 

父は、ここのアルカリ性温泉が気に入ったようで…

珍しく「2回も入った」

 

夕食は、もちろん牛タン。

仙台伝統牛タンのたんや善治郎

せっかくだから分厚いの食べようよ~。

真中たん定食にしました。

「こんなおいしいの食べたことない」

そっかー、よかった!

デザートにずんだ餅

 

商店街を歩いて、デザートの〆(?)に抹茶ソフトクリーム。

ここの大福、好きなんです。

喜久水庵

都内で見かけたら買ってますもん。

そのソフトクリームですもん。

いちばん濃いやつください!

 

電車での移動に疲れてしまったようなので、東京までは高速バスにしました。

安達太良サービスエリアで、桃のポテトチップスを発見。

ツレのお土産にします。

 

5時間半で新宿へ着きました。

最後は阿夫利のラーメンで。

父が「昨日、ほんとはラーメン食べたかった」って言うんですもん。

自分がおにぎり買っちゃったんでしょーが!

 

ひとり旅より疲れたけれど、父が楽しそうにしてくれたのが嬉しかった。

またね。