登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

まだまだ暑いけど! 高尾山へ

台風が続いてやってきて、雨や曇天の空ばかりでした。

久しぶりの秋晴れ。

布団を干して出かけちゃおう。

帰ってきたら、そのままじゃ寝られないくらいホッカホカになってるだろうな。

 

今日は29℃まで上がるそう。

暑いけれど、久しぶりに高尾山へ行ってきました。

来月末あたりからは、仕事帰りにナイトハイキングに行くにもちょうどいい季節になります。

夏のナイトハイキングは、暑さもですが虫がイヤ。

今日は背中が軽い。

リュックの中身は、

・麦茶2本

・文庫本2冊

・お風呂セットと着替

だけ。

山の上で食べるカステラはおいしいんだけど、下山後のお楽しみがあるので今日はナシ。

温泉につかって、おいしいご飯を食べるんだ!

 

さて、どのルートで歩こうか。

高尾山と周辺エリアの情報サイト|TAKAOエリアおでかけコース|山ほど遊べるTAKAO|京王グループ

 

7:00
高尾山口駅

カフェができるんですね〜。

工事中でした。

紅葉の季節に間に合わせるのでしょう。

 

6号路にしよう。

暑いときはやっぱり沢沿いの道がいい。

 

陽の光がまだ届かぬ薄暗い道をゆっくり歩き始めます。

変わった形の葉っぱ。

ふくらんでたら、枝豆が入ってそうな。

必ず2枚くっついてるのね。


真ん中がイチジクみたいな色になっている葉もありました。

 

体力の低下は食い止めたいけれど、速く速く…と急ぐのはもうやめました。

あきらめたわけではありません。

その方が楽しいと思ったから。

ゆっくり歩くから見えるものもあるなぁ、と。

山の空気で体を満たし、山の音を聴き、たくさんの色を見て、太陽をたっぷり浴びて。

そして、ケガなくちゃんと帰ってこれればサイコーだと思う。

前は1日で行けたところも今はちょっとキビシイと思ったら、2日で行く計画にすればいいんだけですもん。

そのときそのとき、自分にあった歩き方に変えてゆけばいい。

楽しければそれでいい。

山を歩いていると不意に、

「これからどうしたい」

とか色々なことが浮かんできます。

そんなことを考えながら歩いているわけでもないのに不思議です。

 

陽の光が射し込んできました。

きれい。

やっぱり、来てよかった〜。

山に来るといつも思います。

 

6号路は雨のあとなど、登山道の足元が流れているときがあます。

ぬかるみじゃないから、こっちの方がいいと個人的には思います。

KEENのサンダルで来れば良かった。

濡れても気持ちよさそう。

 

もうすぐ山が色づく季節ですが、緑も大好きです。

とくに、陽の光を透かした緑!


あ、階段だ…

こんなのあったっけ。

稲荷山だけだと思ってた。

そこそこ長いけれど、いい幅で上りやすかったです。

階段を上るときは、太ももだけで登ろうとせずに、胸の下、みぞおちから脚が生えていると思って動かすとラクチンだそうです。

信濃大町駅の三俣山荘図書室に置いてあった本に書いてありました。

うん、そんな気がする。

 

駅から1時間20分で山頂に到着。

このまわりに人がいないこと、あるんだ…

必ず誰かが写真撮っているような。

オリンピックのモニュメントもない、当然か。
終わったんだもんな。

 

あの頃、

「本当にオリンピックやるんだ…」

と思っていたけれど、今は

「本当に国葬やるんだ…」

です。


午後は予定があるので、温泉とご飯の時間を考えるとそんなにゆっくりはできない。

まだ白くない富士山を眺めて、下山。

もうちょい涼しくなったら、富士山の前に見える丹沢にも登りたいな。


下山はどうしよう。

やっぱり稲荷山コースにします。


下り始めは、さっき上ってきたような木の階段です。

続々と上ってきます。

そのあとも木道というか、緩やかな木の階段がつけられています。

ここはあまり陽が当たらないので、雨が降ってから何日たってもぬかるんでいました。

歩きやすくなりました。


ん?

裸足で登って来る人がいるんだけど。

若い女性。

手にペットボトルを持っているだけ。

ということは…

靴はどこ?

駅のロッカー?

それとも途中で裸足になりたくなって、どっかに置いてきた?

たしかに湿った土の上、気持ちいいかも。

稲荷山コースはいけるけど、6号路は砂利や石だからムリだな。

高尾山はたくさんの人が登る割に、ゴミがほとんど落ちてないから歩こうと思うのでしょうか。

 

え?

裸足2人目?

60代くらいの男性です。

この方は登山靴を手に持ってるけど…

流行ってんの?

どうして裸足なのか、振り返って追いかけたい衝動にかられます。

なんでだろう…と考えていると…

 

えぇっ?

まさかの3人目…

しかも近くのスーパーへ買い物に行くような格好の70代くらいの女性です。

年齢とか性別、関係ないかもしれないけれど3人目の方にいちばん驚きました。

 

なんで…と考えながら歩いていたら、気づいたら登山口。

裸足のことなんてすっかりどうでもよくなり、心は温泉へ。

混んでいるシーズンは絶対に寄りませんが、今日は時間も早いし平日ですから。

京王高尾山温泉 / 極楽湯

ぬるめの炭酸泉が、名前のとおり極楽~♨なのです。

ここ数年は、この浴槽にしか入ってないや。

 

9:00~食事処がオープンしています。

始発で登って下りてお風呂入ればオープンしてるということです。

どれもおいしそう!

おとといまで、寝かせ玄米しか食べていなかったのでモリモリいけました。

 

ダイエットやめて(?)よかった〜。

うめー!

メニューに載っているとおりにサーモンが大きかったので、なんか嬉しい。

「ちっちゃ!」ってなるときの方が多いじゃないですか。

 

やっぱり山は、温泉とおいしいものがセットになるとさらに幸せ。

 

夕食後、10月にどこの山へ行こうかと地図をいくつも出して計画をたて始めたら楽しくなってしまって。

気づいたら4時間たってました。

山小屋の営業期間や、バスの運行状況など調べることはたくさん。

秋の山、楽しみだな。