「明日と明後日、休めるよ~」
とツレ。
西伊豆へダイビングに連れていってもらおうとダイビングサービスに電話したら、その日はリクエストが入っていて深場でのダイビングをするとのこと。
深いとこ好きじゃない。
10mくらいの明るい海で魚を見たり、仰向けに浮いたりするのが好き。
じゃあ、山に行こっかね。
3年前の秋、天狗岳から下山してきて見た紅葉が見事だった白駒池にしよう。
ツレにも見せてあげたい。
秋ではありませんが、苔ツアーに参加するために行ったとき、朝陽に染まる白駒池を見ることができました。
夜の天気予報が良ければ星空ボートのプランで予約しようと思ったのですが、あいにくの雨予報。
池にただようボートに寝転んで星を見るなんて、想像しただけで最高です。
池に星がうつるだろうし。
ほとんど360°、星にかこまれるってことだー。
いつか天気のいい日に予約ができればいいなぁ。
白駒荘でお昼ご飯にしようと思っていたのですが、いきなり思いついて諏訪湖へ。
何年前か覚えていないくらいの昔、両親と諏訪湖に泊まったときにたまたま見つけたのが「くらすわ」でした。
その頃に母が飲んでいた養命酒、その製造元の養命酒製造がやっているレストランでした。
おいしかったよなぁ、と久しぶりに行ってみました。
目を奪われる、おいしそうなパンの数々…
あっという間にトレイがいっぱいになりました。
ぶどうジュースと、かりんスカッシュも注文。
ズッキーニのクロックムッシュ、生ハムとドライトマトのなんたらかんたら、など。
お酢のソフトクリームをデザートに。
すっぱい!
クリームパンがおいしかったので、季節限定の紅茶クリームのも食べちゃった。
山に持っていけそうな、フリーズドライを買い込みました。
どれもおいしそう。
寒くなったら、山で食べようっと。
白駒池へ向かいます。
ヒンヤリした空気を何度も深呼吸。
苔の森をゆっくり歩いて20分、池のほとりへ到着。
たくさんの苔を説明してもらいながら歩いたツアーでした。
おもしろかったです、オススメ!
少し風があるので鏡のようではないけれど、本当に美しい池。
紅葉にはまだ、10日ほど早い感じです。
白駒荘は大正11年に創業、今年100周年。
本館の部屋は大正に建てられたそうですが、中はきれい~。
新館は壁の色のせいでしょうが、部屋がとても明るい。
部屋に荷物を置き、白駒池一周散歩に出発~。
気温は13℃です。
ヒンヤリしていて気持ちいい。
ツレが立ち止まりました。
「今までいろんなとこで池見たけど、ここがいちばんきれいだ」
明日の夜明け、もっときれいな景色を見てほしい。
苔をさわったりしながら、ゆっくり歩きます。
濡れた木道は滑りやすく、足首をひねって座り込んでいた人もいました。
もののけの森です。
スマホで撮ると、苔が色褪せてしまう。
ほんとはこんなんじゃないんです!
昨日までの雨でしっとり濡れた濃い緑なんです。
どうやれば目で見た色で撮れるのか…
1時間の散歩を終え、汗を流しにお風呂へ。
シャンプー、石鹸、歯磨き粉は使用不可です。
2人が脚をのばして入れる浴槽と、シャワーが2基ありました。
温度がちょうどよくて、いつまでも入ってられそうです。
ポカポカ温まりました。
浴衣はもちろん、タオルやアメニティも準備されていませんので、各自必要なものを持参します。
予報どおりに、夕方から雨が降り始めました。
それも、室内にいることを感謝するくらいの豪雨です。
部屋から白駒池が見えるのですが、大粒の雨がはねています。
空が白くけぶり、向こう岸の木々が見えなくなったあと、池と空がとけて闇に沈みました。
今夜の予報が中ったのだから、明日の予報も当たってください!
明日は快晴の予報。
だから来たんです、ツレに朝の池を見せたくて。
夕食は17:30〜。
サラダなんてめったに食べないツレが「野菜がおいしい」と完食。
小さなスイカみたいなのは、マイクロキュウリだそうです。
少し酸味があり、初めての食感。
「全部がおいしかった〜」とツレ。
肉もたっぷり。
鍋に入れます。
食べ終わって部屋へ戻ってからは、ツレと東京23区を書き出す競争。
どちらかが書き終えた時点で決着。
あと、ひとつが思い浮かばない。
終わって答え合わせして、ふたりとも思い出せない区があったら明日までモヤモヤするね、と。
ツレ「同じの書いてた〜」としょんぼり。
けっこう楽しいですよ。
結果は、ツレがふたつ、私がひとつ思い出せず。
お次は、47都道府県です。
たまには、テレビもスマホも見なくてもいいじゃない~。
結果は、ツレがパーフェクト、私はひとつ思い出せず。
家ではまだタオルケットで寝ているのに、標高2115mのここではすでに毛布と布団でちょうどいい。
ツレは眠れなかったようです。
ぐーぐー寝ててごめん…
軽い高山病だったのかもしれません。
散歩したり、起き上がっていればなんともなかったそうですが、横になると息苦しく背中が痛くて寝てられなかったと。
寝ると呼吸が浅くなるため苦しくなるので、壁に背をもたせて夜を明かしたそうです。
2115mの標高でも、高山病の症状は出るのです。
夜中に目が覚めたときには雨もやみ、星が出ていたのに…
5:00に起きたら厚い雲。
ところどころに切れ間はあるので、そこから陽の光が見えたらな…と願いましたが叶いませんでした。
ツレと見たかったなぁ。
幻想的といえば、幻想的かもしれないけれど。
朝の気温は10℃でした。
朝ごはんは6:30~。
ツレは
「待ってるから、少し登ってきなよ」
と言ってくれましたが、雲がとれないし、美しい池を一緒に見て気が済んだので帰ることにしました。
釈迦堂パーキングエリアで。
おいしいものいっぱいですよねぇ、ほんと。
信玄餅ソフトクリームも。
途中で、八王子の竜泉寺の湯に寄ることに。
高濃度炭酸泉がメインです。
寝転び、露天、内湯と3つの浴槽がシュワシュワ。
15分200円のマッサージ機が気持ちよかった~。
10月は、秋の山を歩きたい!