楽しく歩き、おいしいご飯をいただき、気持ちいい湯につかる。
山は、けっこう3つそろっちゃうんです。
今日、楽しい山歩きができることを約束してくれるような朝でした。
今日は金時山にしよう、やっぱり。
乙女口から登って…
下るのはどこにしよう?
金時山へ続く道ははたくさんあるのです。
箱根湯本までの道が混んでいるときは足柄駅へそのまま歩いていくこともできるけど、温泉に入ってから帰りたいしなぁ。
岩波駅の改札を通る前に振り返ったら、大きく富士山。
大きくえぐれている宝永火口が見えます。
ここに住む人には、この景色が日常か。
なんかいいなぁ。
御殿場駅からも富士山。
8月に職場の女の子と富士山に登ったあとに寄ったラーメン屋さんがありました。
懐かしい。
御殿場駅から、昨日と同じバスに乗ります。
乙女口から登っても、山頂までトイレはありませんので駅ですませます。
御殿場駅のコンビニでお土産を買いました。
中身のお菓子は職場に。
小さなトートバッグは自分用に。
東名高速を走っていて厚木あたりで看板が見えると、ツレと「こっこ」「こっこ」と言い合っています。
音がかわいいんだもん。
こっことJRのコラボ商品なんですって。
Coccoではなくて、ひらがなで「こっこ」のほうがかわいかったのになぁ。
8:45 乙女口
乙女峠からは富士山がよく見えましたが、ここは眺望なし。
標高は740mです。
昨日より55m低いところから出発。
まず、丸岳への分岐があった乙女峠に向かいます。
地図上では、乙女峠まで昨日と同じ40分だけれど、昨日より登山口の標高が低いし、登り始めは意識してゆっくり歩きます。
40分で行かねばならない、ではないですから。
あくまで目安です。
黄葉に見とれながら、息が上がらないペースを守って。
木の根っこが元気。
合間を縫って標高を上げていきます。
春は「やっぱり新緑はいいな」と思い、秋は「黄葉、紅葉もいいな」と思うのです。
それにしても、暑い!
太陽をあびて、無風。
メモするためにスマホをひらいたら、画面に汗がぽたぽた落ちました。
汗がとまりません。
頬がジリジリと焼けていくのが分かります。
ジグザグに上がっていくので、どちらの頬も偏りなく焼けてくれるのでヨシとしましょう。
乙女峠バス停から登るより、明るく緩やかな道のような気がします。
さすが人気の金時山。
昨日の丸岳では登山道を整備してくださっている方にしか会いませんでしたが、まだ10:00前なのに続々と下ってきます。
金時登山口を歩いている人は、もっと多いことでしょう。
9:30 乙女峠△1005
でも、乙女峠バス停からが木に遮られずに全体を見ることができるのでオススメ。
暑いからちょっと休憩。
鳥の声がのどか。
このテーブルに突っ伏して寝てしまいたい。
音楽を聴きながら、うとうとしていたようです。
10:00 出発
10:15 長尾山△1144
眺望はありません。
ここまで1歩が高い階段が続いていたので、平らな道をのんびり歩きます。
しばらくすると下りになりました。
「せっかく登ったのに、下るなんてもったいない〜」
と言う人もいますが、少しのアップダウンは脚が疲れなくていいと思っています。
登りと下り、違う筋肉を使いますからね。
ずーっと同じ筋肉を使うよりいいと思うことにしています。
標高差200m下って300m登り返す、だとさすがに疲れるんでイヤですけどね。
50mほど下って登り返したら、また、いい道でした。
大涌谷方面が、昨日と全く違う景色です。
昨日は幻想的だったから…
10:55 金時山△1212
さすがに人が多いです。
外国の方も20人ほどいますね。
山頂の賑わいは、以前の金時山といった感じです。
「天下の秀峰 金時山」という山頂標の周りも、記念写真を撮る人で混雑していました。
待つのもだるいので、富士山だけ写真におさめます。
おやつタイム。
私は迷っています。
茶屋で売っている金太郎の手ぬぐいを買うか、を。
昨日、箱根神社と龍の柄のを買ったしなぁ…
やっぱり買う。
11:30 トイレをすませて、神社へ下ります。
山頂で過ごした30分の間に、富士山は半分以上も雲に隠れてしまいました。
眺望を楽しむなら、やっぱり早い時間ですね。
下り始めたけれど、登って来る人との行き違いでなかなか進めません。
お腹がすいているだけなので、焦らず待ちます。
11:50 分岐
どちらでも仙石原に行けますが、右へ。
山は「金時」ですが、神社は「公時」なんですね~。
12:10 金時宿り石
12:15 舗装路を横断して再び登山道へ
夕方になれば雲がとれるでしょう。
山頂で皆既月食を見る、って計画にすればよかったなぁ。
12:25 公時(きんとき)神社
鳥居の先には金時山の山頂が見えました。
12:30 登山口
金時山は、地元の小学生がよく遠足していますので、お子さん連れでも楽しめる山だと思います。
振り返ると山頂が高く遠くに見えました。
たった1時間で、あそこから下りてきたのか…
ここからは舗装路なので、サンダルに履き替えて「かま家」までタラタラ歩きます。
かま家とは、箱根の山に登ったときに何度か寄っている温泉&釜めし屋さんです。
今は不定休とのこと。
釜飯が炊きあがるまでの約40分の間に、温泉につかってサッパリする。
なんとも合理的です。
「しゃけ親子釜めし」を注文してから、温泉へ。
足をのばせば3人という湯船と、シャワーが2基あるだけのシンプルな浴室。
ここのお湯はなんだかいいのです。
熱いのにずっと入っていたくなる、といいますか…
ほのかに硫黄の香りがします。
たまたま一緒になった常連さんによると、源泉を管理できるのはこの大きさの湯船が限度なので、ご主人はこれ以上広げないって決めてるとか。
卓に、釜めしが用意されていました。
タイマーは、あと5分。
鳴りました。
味噌汁も運ばれてきます。
う~ん、おいしい~。
バスで小田原へ。
車内も道も、少し混んでいました。
来月も箱根のどこかを歩きに行こうと思います。