海からハシゴで上がり、器材をおろしていると、嗅ぎ慣れた香り。
入浴剤みたいな香りがする。
その理由が、2本目に潜るときに判明しました。
となりで器材をセッティングしていた夫婦が、個包装のバブを取り出しました。
え?
ほんとにバブだったんだ?
それを何に使うの?
中身をパキッと半分に割り、それぞれ自分のウェットスーツの中の胸元へ。
なんのために?
その日、船はいくつかのダイビングショップが乗り合いでした。
その人たちをガイドする人も、それを見てたけど何も言わない。
公然と行われてもおかしくないことなのか?
当たり前なの?
ホテルへ戻って、すぐ検索。
「ダイビング バブ」
ダイビングでの入浴剤使用の害について - よかよかダイビング 天草牛深
簡単にまとめると、バブだけじゃなく、きき湯などの発泡性の入浴剤は体を温める効果があるとのこと。
そりゃそうだ。
入浴時に入れるとポカポカが持続します、とうたっている製品もあるのだから。
水温が少しずつ下がってくるこの季節。
人によっては、冷たいと感じることもあるのかもしれないけれど。
暖かく潜りたいなら、ウェットスーツの素材をロクハン(厚手)にするとか、フードベストを下につけるとか、ドライスーツ(頭と手以外、濡れない)にするとか、ほかに方法があるのに。
きれいな海に潜るのに、自分は人工的な香りや色を海に溶かすって…
海に吐いてしまう私が言うことじゃないか。
でも、なんだか釈然としません。