なんかこの道もいいな。
ここからは、ずっと富士山を眺めながら歩けます。
山頂は、この先。
12:00
竜ヶ岳
富士山の右には、駿河湾も見えます。
南アルプスも真っ白でした。
ポカポカのベンチで富士山を眺めながら、バナナとランチパックのピーナッツ。
どっちも、こんがり焼いたらトロ〜ッとしてもっとおいしいけれど、今日はガス持ってこなかった。
音楽聴きながら、ただ富士山を眺めてます。
今年最後の登山が、こんなにいい天気。
こんな景色の中に、ひとり。
贅沢だ〜。
13:00
え?
1時間もたっちゃった?
チェーンスパイクをつけて、出発。
簡単に装着できるし、かさばりません。
さっきと足音がまるで違います。
ザクッザクッ。
きちんと氷に刺さり、安定感のある歩きになりました。
頼もしい。
下りは、石仏ルートへ。
前に富士山を眺めながら歩けます。
なんて贅沢な道。
登っている最中も富士山が見える絶景ルートですが…
この道は日なただから、ぬかるみがすごいです。
萎える。
登りは氷と雪のミックス、下りは氷とぬかるみのミックス。
ミックスといっても、ぬかるみが8割。
泥だらけになったチェーンスパイクを外しました。
こんな泥団子になってちゃ、道を傷つけたりはしないけれど、つけてる意味全くないですからね。
氷と雪のミックスがいい。
眼下には、樹海が広がります。
また樹海も歩きたいな〜。
13:35 石仏
標高1265mあたりです。
この次登るなら、ぬかるんでそうなときは、湖畔ルートの往復にしよう…
10年以上前に来たときは、とってもいい道だったんだけどな。
ピストンが好きではないので、登りと下りは別の道を選ぶから通っているはずです。
ぬかるみロードから解放されたのは、標高1150m付近でした。
軽アイゼンかチェーンスパイク持参で、湖畔ルートをオススメします。
絶景は、山頂で楽しめばいいのです。
なんて深い色だろう。
本栖湖です。
14:20 登山口
1時間の休憩いれても、この時間。
帰りは遅くなりますが、日帰りでもいけそう。
でも、富士五湖のあたりはたーくさん山があるので、天気がよければ泊まってもっと登りたい。
本栖湖の湖畔へ下ります。
静かだなぁ…
水の音しか聞こえません。
山中湖や河口湖のように、たくさんお店があるわけではないから静かなのでしょう。
富士山も見えますが、ここからは上の方だけ。
まだ15:00ですが、さっきまでいた竜ヶ岳に太陽が隠れます。
ほとんど車が通らないのにバスが来ない
不安。
じっとしてるから、寒いや。
うーん。
20分過ぎた。
心配。
営業所に電話したら、28分遅れで運行しているとのこと。
結局、1時間、凍えながら待ちました。
いや〜、久々に寒いと思いました。
やっと乗れた。
ほっ。
精進湖から見える富士山もいいですね〜。
まずは今夜泊まるホテルへ行ってザックを下ろしてからごはんへ〜、と思っていたけど、お腹空いたから河口湖駅より前の大きな道路でテキトーに下りました。
先にごはんだ!
寒いし、ほうとうにします。
寒くなくても、たぶん、ほうとうだけど。
毎日の暮らし。
こんな近くに富士山があるって、なんかすごいな、と思います。
ほうとうは、不動や小作も有名ですが、私は歩成が好き。
ほうとうはもちろんですが、一品料理がおいしいのです。
バスを下りて歩くこと25分。
指先まで冷え切って到着。
食べてあったまるぞ〜。
前回は、きのこのほうとうでした。
今日は、豚肉のほうとうと鶏もつ煮。
あったまる〜。
各店舗限定のメニューも食べたくなる。
舌かみそうなくらい長い名ですね…
言える気がしない。
ほうとうで暖まったせいか、ホテルまで近く感じました。
さっそく天然温泉の大浴場へ行こうと、部屋で勢いよく脱いだら…
血とタイツがくっついてた。
ペリペリって。
いってぇ。
意外と負傷してました。
登るときに凍ってて、転んだとこ。
太い脚をお見せするわけにいかないので説明しますと、7cmのオタマジャクシの形に出血していたようです。
もちろん、もう血はとまっていますが、真っ赤。
目立つ。
左の膝下が全部アザになってるではないですか!
え〜?
なんで?
ちょっと打っただけなのに、なんでこんなに広範囲?
見たら痛くなってきた…
湯につかりながら温泉の効能を読んでいたら、「傷の湯」とありました。
なんてタイムリー。
期待しましょう。
傷もしみずに、のんびり温まりました。
山に登って、ほうとう食べて、温泉につかって…
眠くなってきました。
なんて幸せなんでしょう。
おやすみなさい。
続きます。