昨年末、ツレが定年退職しました。
「これからいっぱい旅行しようね」と計画しています。
「退職して時間ができたら、あれもこれもやりたい、どこどこへ行きたい」
そんな話をよくしませんか?
葬祭業の仕事をしていたときに実感したことがあります。
「定年退職後」は、絶対にくるものではないということ。
59歳で亡くなった方の奥さまが
「あと1ヶ月もしないで、定年だったんです。旅行もたくさんしこうねって言ってたのに」
と、嗚咽をこらえながら話すのを聞いて…
やりたいこと、行きたいところは、来るかわからない遠い将来に叶えるのではなく、今、叶えたい。
全部を叶えようったって、無理なのはわかってる。
でも、それでも「ずっと先でいいや」と思うのと、今年はこれ、来年はこれ、と具体的に決めていくのでは全然違うと思うのです。
それに、定年退職後ということは、ほとんどの方が体力も落ちてきているでしょう。
「これからの人生で今日がいちばん若い」
静かに楽しめることは、少し遠い将来にとっておく。
老いることが悪いとは思いません。
でも、元気なときの方が楽しめそうなことは、今のうちに楽しみたいのです。
以前のブログにも書いたかもしれませんが、体力があった30代前半に山を1週間縦走したのと今では、トータルで歩ける距離が全然違うんですもん。
今回は、福島と山形の温泉へ行くことにしました。
初日は福島まで。
雨風が強い予報でした。
ツレが寄る場所をいろいろ考えてくれていたので残念ですが、初日は宿へ直行することにしました。
途中、佐野SAに寄ります。
お昼に喜多方ラーメンの予定でしたので、代案として、ここで佐野ラーメン!
さっぱりしていて好き。
ご飯ものは、つけなくてよかったかも。
「みみ餃子」って初めて知った。
こういう知らない食べ物に出会えると嬉しいです。
次の休憩は、磐梯山SA。
磐梯山は見えませんでした。
そのかわり…
出たらパニック。
うまいもん横丁?
入る!
ご当地お菓子。
見てるだけで楽しい。
ポテトチップスの桃…
ずんだサイダーに、牛たんサイダー?
味が想像つきません。
お米の食べ比べ、好きです。
2合ずつでちょうどいい。
いろいろ選べますよね。
先日、味噌汁椀が割れたので「今回の旅行でいいのがあれば買おうね〜」と話していました。
手描きの赤べこ柄がかわいい。
ご飯茶碗くらいの大きさ。
ついでに、ご飯茶碗も新調しちゃおう。
電子レンジ可だし。
マグネットも冷蔵庫にポンッとつけたら、きっとかわいい。
買う。
写真は箸置きですが、同じサイズ感です。
豆菓子だ。
次の山おやつにしよう。
地元のお菓子みたいなのが大好きです。
福島土産の定番ですね。
柏屋の薄皮饅頭と、ままどおるは。
この牛さん、働きものです。
なかなか、ここまでうまく巻けませんよ~。
確かにそのとおりなんだけど…
べこの乳って!
今夜の宿に到着。
東山温泉は、会津藩士の湯治場だったそうです。
開湯は1300年以上も前なんですって。
「千代滝」という、歩いて数分の宿とは姉妹館のようです。
なので、湯めぐりができるのですが…
ここの館内にもたくさんの湯船がありますので、今回は湯めぐりはしません。
連泊しないと入りきれないでしょう…
どの湯船も温度がちょうどよく、ずっと入ってられそう。
バスタオルは部屋から持ち出しですが、フェイスタオルは脱衣場に積まれていました。
「千年の湯」は夕方と朝で男女が入れ替わり、夜は貸切風呂となります。
洗い場はありません。
こちらは岩風呂。
開放感はありませんが、岩盤から湧き出す源泉そのままの湯です。
「わたり湯」
「猿の湯」は、源泉かけ流し。
ここがいちばん好き。
内湯には、あつ湯とぬる湯がありました。
部屋もすてき〜。
しっとり濡れた新緑がとても瑞々しい。
部屋に置かれているお菓子が豪華だと嬉しくなります。
お風呂上がりには、ラウンジへ。
ソファや椅子があります。
アイスコーヒーや冷水、りんごジュース、なんと甘酒まで!
お酒もありました。
夕食は18:00〜
さすが福島県。
お酒がいっぱいです。
飲めないけれど。
二人掛けの座席はこんな。
仕切りがあるのでお隣を気にせずに、いただけます。
食事処はけっこう広い。
明日の朝は、ここでビュッフェだそう。
なんだ、こりゃー!
絶対においしいだろう。
前菜から、うまい!
馬刺しと湯馬刺し。
馬刺しは、ピリッと辛い味噌みたいなものを醤油にとかしていただきます。
野菜を豆腐のディップで。
会津の郷土料理「こづゆ」です。
以前食べたものはおいしくなかったので気が進まなかったのですが、食べてよかった。
おいしい!
ふきのとう団子の炊き合わせ。
国産牛の陶板焼き。
肉、うまい。
しまった!
「桜海老と筍の混ぜご飯」と言われて、反射的に「大盛りで!」と元気に答えちまった。
大盛りはやめようと誓ったのに。
習慣って怖いですね。
タッチパネルの注文で、いつもの「増量」ボタンを押してました。
サーモンの味噌焼き、豚汁といただきます。
デザートは、メロン、林檎ゼリー、水ようかんでした。
「福島は、野菜がおいしいんですよ」と、席に案内してくださった方が言ってました。
ほんとだ、すごくおいしかったです。
連泊すると、3泊目までは料理が変わるとのこと。
夕食は、姉妹館の千代滝でのビュッフェも選べますが、行ってないから比べられないけれど、ここの食事がとても気に入ったので、季節を変えて泊まりたいです。
冬もいいなぁ〜。
雪の露天風呂…
今回は車でしたが、会津若松駅まで電車で、そこから「あかべぇ」というバスに乗れば来られます。
明日の朝ごはんもおいしくいただくべく、温泉につかり、よく寝ました。
夜が明け、部屋が明るくなり、目が覚めました。
お肌ツルツル。
朝風呂は、男女入れ替わりの千年の湯と、猿の湯をはしご。
朝ごはんはビュッフェです。
すっごく好み!
きのこをたっぷりのせた蕎麦にしたり、玄米ととろろとオクラなどのネバネバ素材で丼にしたり。
牛すじ煮込みを朝からいただけるとは。
ほうれん草、バナナ、りんごのジュースもおいしかった。
デザートは、ずんだ餅やクリームブリュレもありました。
ほかにも、わらび餅、杏仁豆腐、プリンなどなど、デザートビュッフェのよう。
とても全種類制覇は無理そうな数でした。
やばい…
腹八分目どころか、十二分目ですわ。
ここ、連泊したい。
もっと、ここの湯につかりたい。
続きます。