やっと梅雨入りしましたね。
水不足もダメだけれど、いっぺんにドシャーッと災害級の降雨量になるのはもっとダメだ。
一帯が浸水した映像を見るたびに、大切な場所、モノが泥まみれになるつらさを想像して、体の中がぎゅぅっとなる。
知ったばかりのマナーを守ろうとした(?)高校生のお話を少し。
雨の日の出勤時、歩道を歩いていたら前から2人の高校生が。
強い雨だったので、こちらもあちらも大きめの傘でした。
並んで歩いていた2人も、私とすれ違う際に、スッと1例になりました。
すれ違う瞬間、ジョボボボボ〜と私の足元に水が滝のように落ちてきた。
ヒッ。
雨用のブーツにも入ってきたー。
後ろの子が
「あんた、何やってんの!」
「え、だって雨の日にすれ違うときは傘を傾けるのがマナーって、この前やってたよ」
傾けるの逆 … と心の中でツッコミを入れた瞬間、後ろの子が間髪入れずに
「逆だよ! 人がいる方に傾けたら、傘の水が全部、その人にかかるんだよ! 人がいない方に傾けないと!」
「え〜、だって傘がぶつからないために傾むけるのかと思ったから〜」
良かれと思ってやったのね。
ちょっとおしかったね〜。
右足だけグショグショで気持ち悪いけれど、笑っちゃいました。
2人で「ごめんなさい」って言うんだもん。
知ったばかりのマナーを雨の日に早速実践した子も、「それは違う」と注意した子も、すごくいいなぁと思ったのです。
それより、階段などで傘を横に持って傘のの尖った先を、後ろを歩く人に向けて振り上げるように上っていく人の方がよっぽどイヤです。
ちょうど顔の高さですから、ケガや失明につながるんじゃないかと怖い。
電車やバスで、濡れた傘を他人に押し当てて知らん顔の人もいる。
ただでさえ蒸し暑く、気が滅入る梅雨。
人のふり見て我がふり直せ、ですね。