登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

2024年夏 久米島へ その7

久米島のダイビングショップ / JiC久米島

 

朝の散歩で見つけました。

シャコガイのシーサーです。

笑っているような口元と、シャコガイがぴったり!

 

「どこか行きたいポイントある?」

と昨日聞いてもらえたので、リクエストしておきました。

サンゴのポイント「アカ下」と「イチュンザ沖」を。

 

ほんっと、このタイプのボートが好き。

潜るポイントまで、自分のタンクの前に座っていけます。

 

 

1本目は「アカ下」へ。

指の長さくらい(もっと長いものもあります)にニョキニョキとしている、パラオハマサンゴがたくさんあるポイントです。

 

象形文字みたい。

でも、ジャガイモにも見える。

 

これは完全にジャガイモだ。

ちょっと芽が出てますね。

 

迷路みたいなサンゴ。

 

ヒラムシです。

はじめはウミウシかと思ったのですが、ツノにみえたのはヒラヒラが折りたたまれて、たまたまそう見えただけでした。

 

大きなフカアナハマサンゴ。

ダイバーを入れて撮ってみました。

いかに大きいかがわかりますよね〜。

このサンゴは、これまでも、これからも、ずっとここにいてくれる。

山と同じで、確かな存在と思えます。

どのくらいの時間をかけて、この大きさになったのだろう。

 

時間をかけて、一周してみました。

あ、この角度おもしろい。

 

今にも羽ばたきそうです。

 

あ、マダラタルミの幼魚だ〜。

 

サンゴがいっぱいだから、隠れられていいね。

大きくなってね〜。

 

大好きなテングカワハギがいました。

ガイドさんに「見れたらいいなぁ〜」と伝えてあったのです。

目元キラッキラ、水色と黄色の水玉ボディがかわいい。

 

 

2本目は、またまた「ウーマガイ」です。

久米島を代表するポイントですから、お客さんが変わるたび(2〜4日潜る人が多いように思います)にやっぱり潜っておかないと。

 

アオウミガメがいました。

よく、そこにいるよね。

落ち着くのかな?

寝てるときは頭から突っ込んでいます。

 

体にサロンパスを貼ったような模様がある、スミレナガハナダイも人気です。

今日は水深30mくらいにいたので、私は遠慮しました。

毎日潜って体内に窒素もたまってきているだろうし、もともと深場へ潜るのがそんなに好きじゃないので。

 

ガイドさんから見える位置で、壁にはりつき魚を観察。

いきなり体の表面がくすぐったくなりました。

ガイドさんをいれて5人が、私の真下に来たようで、みんなの出すエアが下から体を滑ってゆくのです。

私を通り越したエアは、さらに上へ。

すごい速さ。

おもしろーい。

 

ヒトミハタ。

私、ハタの模様けっこう好きです。

 

オニハタタテダイ。

 

カスミチョウチョウウオの乱舞。

すごい数です。

 

少し離れたところにぽつんと1匹。

はぐれたんじゃなくて、ただ離れてるという感じ。

舞っていませんし。

ひとりが好き?

私も、みんなでワイワイ好きじゃないから、わかるよ。

 

いい景色だなぁ。

なんか、平和だなと思います。

 

 

ランチは、いつもの。

泊港の三枚肉そばです。

 

3本目もサンゴのポイント「イチュンザ沖」へ。

「バラみたい」

「キャベツ畑」

「大量の舞茸」

見た人それぞれが違う感想を抱く、リュウキュウキッカサンゴの群生。

見渡す限り、これで埋め尽くされているんです。

触っただけでパキンッと折れてしまうほどにもろいそう。

でもこれだけあると…

圧巻です。

小さな魚にとって、身を隠せるサンゴはとても大切。

中性浮力をきちんととって、不用意にフィンで蹴ったり、膝やタンクを触れたりすることがないよう、気をつけて泳ぎます。

 

ノコギリダイが、ぽつんと1匹。

まわりに全然いない。

こりゃ完全に、はぐれたな。

ひとりでも、やってける?

がんばれ。

 

チョウチョウウオの名前、全然覚えられない…

帰って調べたら、シチセンチョウチョウウオでした。

 

セナキルリスズメダイがたくさんいました。

カラーリングがすきなのでよく撮るのですが、こんなにじっくり見たことなかった。

 

ヒレ、意外と高くたつのね?

正面から見ても、かわいいね。

 

 

あ〜、潜れるのもあと2日かぁ。

久米島に着いたときは「たくさん潜れるぞー!」ってウキウキだったのに、終わりは必ずきちゃうんだなぁ。

 

夜、宿のおじちゃんに教えてもらって、ホタルを見に行きました。

20時に出発。

日の出が遅い分、日の入りも遅い。

まだ真っ暗ではありません。

教えてもらったとおりに行ったけれど、まだまだ遠いのか、それとも分岐を間違えたのか…

街灯はほぼありませんし、酔っているのか奇声を上げている女の人が、近くの闇のどこかにいる(すぐ真っ暗になったので見えない)ので、15分歩いたところで引き返しました。

明るいときに一度その場所まで行ってみないとダメだな、こういうのは。

 

ダイビングという楽しいことをしているのだから、ちょっと食事は節制して、夏山シーズンを前に体重を減らせたら… と目論んでいましたが、朝ごはんに食べていた「寝かせ玄米」もう飽きた。

ということで、帰りにファミリーマートで明日の朝ごはん用に、納豆巻きとサラダとチキンを買って宿へ戻り、ぐっすり眠りました。

 

 

続きます。