この風景、しばらく見れないんだな。
毎日、今日はどんな海だろうってワクワクしながら、桟橋を渡っていました。
また来ます。
必ず。
1本目は「エルアプカ」へ。
光が射し込む海の中。
毎日見ているのに、いつまでも見ていられる。
シャコガイは、ゴミ(食べ物にならない、貝殻や石など)が入ると、ピッて吐き出していました。
水深30mあたりに、ヒオドシベラの幼魚。
赤い水玉のパンツをはいているみたい〜。
ライトが壊れてしまい、赤を出せなかったのが残念です。
どうしても青い写真になってしまう。
まぁ、海の中っぽくていっか〜。
水玉パンツの子は、ここが住まいです。
クモヒトデの足。
ニョロニョロ動いていました。
ベラの好物なんですって。
へぇ〜。
ガイドさんの教えてくれる、こういう話が大好きで。
全部は覚えていられないのだけれど、新鮮な驚きがたくさんあって本当に楽しい。
カニが、サンゴを加工して勝手にマイホームを作っています。
カニコブ、というそうです。
ホンソメワケベラの幼魚。
魚をクリーニングする魚です。
ツンツン泳いでいました。
ハナゴイの群れ。
柏島ではサンゴに挟まって寝ていましたが、沖縄のアオブダイは粘液繭の中で眠ります。
ダイオウサンゴ。
このツブツブ、ひとつひとつが独立した生き物なんですって。
夜に粘液を出し合って、違うサンゴと陣地合戦をしているようです。
ここでは、ダイオウサンゴが劣勢のもよう。
ここまでのんび〜りダイビングでしたが、5mくらいの距離にゴマモンガラが!
しかも、卵あり。
ガイドさんがくるりと振り返り、私のタンクの底を押しながら一目散に距離をとり始めました。
自分でもフィンキックはしてるんですよ。
でも、ガイドさんの脚力はすごかった。
こんなスピード、海の中で出たことない。
ちょっと楽しくなってしまいました。
卵を守っているときのゴマモンガラは、気がたっていて凶暴さがアップしているそう。
普段から、サンゴをバリバリ噛み砕いたり、他の魚を執拗に追い回しているのを見かけます。
でも、そのときツノは立っていない。
今日はピンッと立っていました。
円錐状と言われるテリトリーから離れてから観察。
ツノはずっと立ちっぱなしでした。
昨日のバラクーダより、よっぽど怖いじゃん。
2本目はラストを飾るにふさわしい、久米島を代表するポイント「ウーマガイ」へ。
まずは爆睡しているカメ。
うまいこと挟まってますね。
近づいても全く動きません。
観察タイム〜。
目は、ちょっと怖いな。
白く飛び出ているのが爪(ピント合ってない…)ですが、大きいのでひっかかると大変らしいです。
しっぽが大きければ♂、小さければ♀らしいです。
失礼して、のぞいてみました。
♀だな。
クロモンガラの尾がほのかにピンクなの、なんかいい。
イシズミの群れ。
「シチューガマ」というポイントがあります。
「シチュー」が沖縄の言葉でイシズミを指し、イシズミがいっぱいいる穴、という意味で「シチューガマ」だそうです。
今はもう穴の中にイシズミはいないけれど、名前だけ残っているんですって。
水深30mほどの穴には、オキノスジエビがたくさん。
甘エビ食べたくなってきた。
近くにクダゴンベもいましたが、ピントが全く合いません。
赤の格子模様がかわいい魚です。
柏島ではよく見ますが、沖縄で見たの初めてな気がします。
枯れ葉にしか見えない、ハダカハオコゼ。
いろんな方向から撮ってみました。
ライトがあれば、赤くうつります。
真っ黄色のギチベラ。
ハナビラウツボです。
私は心の中で、水玉ウツボと呼んでいます。
毎日出会うキンギョハナダイ、オキナワスズメダイの中に混ざっている、青と黄の魚は、ウメイロモドキ。
絶対に全員が身を隠しきれないだろう…
小さなイソギンチャクに、たくさんのミツボシクロスズメダイ。
カッポレ?
違った。
ナンヨウカイワリだ〜。
海面すぐだから明るくて、すごくきれいに撮れた!
あぁ、終わっちゃったな。
ナンヨウカイワリを見送りながら浮上。
明日の午前中の飛行機に乗るので、今日は2ダイブでおしまい。
もっといたくて、でも、どれだけいても最終日は絶対にさみしいのです。
しょんぼり。
泣かないけど、泣きたい気分だ。
ランチの前に、器材を洗って干してしまおう。
ここの宿(なんくるないさぁ)を選んだ理由のひとつは、屋上がとても陽当りが良く、ほとんと乾いた状態で器材を持ち帰ることができるからです。
スリーピースさんで、最後のランチです。
焼きそばにしようっと。
沖縄そばをつかっていて、三枚肉など具だくさんでおいしい〜。
スリーピースのお姉さんや、道を歩いていれば知らない人にまでに声をかけられます。
「日焼け、落ち着いたねぇ〜」
「いい色になったねぇ〜」
沖縄で聞くなら嬉しい褒め言葉ですが、職場で浮きそう…
山の職場なのに、日焼けの理由は海。
お客さんに「どこの山行ったの?」って聞かれたら、正直に海って言う。
だって本州は梅雨じゃないですか。
こんなに焼けるまで何日かかる?
沖縄なら半日ですが。
宿へ戻ると、パンの焼けるいい香り〜。
「明日の朝食用のパンですよ」
え!
ここで焼いてたの?
知らなかった。
楽しみだなぁ。
明日だけ、朝食をつけているのです。
ダイビングのときは、ボートに乗るまで食後1時間以上あけたいと思っていて6時前に食べるので、ファミリーマートで買ったもの。
毎朝、みなさんが食べているのを「おいしそう…」と羨ましく思いながら出かけていました。
お風呂に入ってサッパリして、今日見た魚を記録して散歩へ。
ガイドさんから聞いた、ドーナツ屋(パンもあり)さんだ。
まだ開いてる。
これは寄れってこと。
1週間以上パンを食べていないので、ちょっと食べたくなってきた。
ショーケースのは甘そうだったので、きなことシナモンにする。
焼きそばを食べたばかりですが、ペロリとお腹の中へおさまりました〜。
そして夜は、数日前にも行った「島の猿」さんへ。
私は野菜を食べたい。
いつもなら、お店でサラダなんて頼まないけれど、海ぶどうのフルーツサラダ。
車海老の塩焼きは絶対に頼む。
いい香り〜。
パリパリ全部食べます。
ふーちゃんぷる。
汗が噴き出してきました。
野菜、おいしかった。
ごちそうさまでした。
ファミリーマートでお土産を…
ほかに、定番の味噌クッキー。
荷物をつめ、撮った写真を見ているうちにまたさみしくなってきて就寝。
翌朝、待ってました!
おいしかった~!
やっぱり、たまにはトーストを食べたくなります。
干していた器材をしまって、少し散歩。
高い建物がないと、開放感があっていいなぁ〜。
初日に一度吐いただけで、元気に楽しく潜れました。
酔いやすい私にいつも配慮してくださり、声をかけてくれる、ここのダイビングショップのみなさんが大好きなのです。
次はいつ、来られるだろう。
ずっと変わらない4人でいてほしいなと思いました。
いつもありがとう。
すっごく楽しかったです!
おしまい。
帰ったら、3kg近く減ってました。
バンザイ!