今回の山行は燕岳から表銀座を歩き、槍ヶ岳から上高地へ下山の予定でした。
しかし、北アルプスは稜線歩きの日が雨の予報だったため、1週間前に計画を再検討。
南アルプスは天気が安定していそう。
小屋の空きがあってよかったです。
甲府駅からバスで2時間。
広河原が、北岳の登山口です。
南アルプス登山のベース基地「広河原山荘」 | 山梨交通株式会社
1泊目をどこにするか迷いました。
昨年の秋のように、広河原から3時間ほどの白根御池小屋で泊まってもよかった。
白根御池小屋で泊まれば、2日目がぐんとラクになります。
ただ、最近は昼過ぎからの雷雨が多い。
雨は仕方ない、でも雷はダメ。
それに気温が上がりだしてからの樹林帯歩きは、いくら日射しを遮ってくれるとはいえキツイ…
南アルプス登山バス「甲府・竜王・芦安駐車場~広河原線」「奈良田~広河原線」の運行について | 山梨交通株式会社
昼までに白根御池小屋に到着しようとすると、4:35 か 6:55に出るバスに乗るため、甲府駅に前泊せねばならん。
前日は仕事なので、甲府駅に着くのは早くても 22:00 になっちゃうんだよなぁ。
早めにバス停で並ばないと、広河原まで2時間の間ずっと立っていないといけないし…
絶対絶対、酔う。
経験アリ。
バスを降りた瞬間、膝をついてしばらく立ち上がれませんでしたもん。
登り始められたのは、それから4時間後でした。
北岳山頂まではとても行けないので、予定していた北岳山荘ではなく、途中の白根御池小屋で泊まることにしました。
その頃は山小屋の予約は不要だったので予定変更はできましたが、今は予約していないと泊まれない可能性もあります。
酔うだけで予定変わっちゃう~。
今回は、標高差1500mほどを一気に登って北岳山荘まで。
広河原山荘に泊まって朝早く出れば、暑くなる前に標高2200mあたりまでは到達できます。
出発の際は、白根御池小屋までの水を持てばいいのもありがたい。
白根御池小屋では蛇口をひねれば、南アルプス天然水が出てくるので、先の分を補給させていただきます。
これは、かなりラク。
よし、1泊目は広河原山荘に決めた。
朝ゆっくり出て、甲府駅へ。
ランチに鶏もつをいただきます。
奥藤本店 国母店/甲府駅前店 元祖甲府鳥もつ煮と手打ちそば -創業大正弐年-
そばプリンは食べたことあるので、信玄プリンにしましたが、つまらんかった〜。
メニューには信玄餅らしきものがふたつのってるのに、ただのプリン。
忘れたのかと思って聞いたけど「のってないんですよ〜」
え。
じゃあ、このメニュー写真やめたほうがいい。
まぁ、鶏もつ丼はレバー多めで変わらずおいしかったので満足し、バスの列に並びます。
おぉ〜、7人しかいない。
絶対座れるじゃん!
最終バスは 14:05 発ですがその1本前の12:05発に乗り、14:00 に広河原へ到着しました。
昨年からバス代がぐんと上がりました。
夜叉神峠から先の通行で支払う協力金も、昔は100円が300円だもんなぁ。
値上げは仕方ないこと。
人件費、ガソリン代などなど、それは理解しています。
でも、値上げするどうせならね、もっと値上げしてもいいからね…
山道を走行することですし、予約すれば必ず座れるようなシステムにしてほしい。
2時間立ちっぱなしは長いですよ。
まず、広河原山荘の向かい側にあるインフォメーションセンターで登山道についての情報を得たり、登山届を提出します。
野呂川広河原インフォメーションセンター(南アルプス市)|観光情報|南アルプスユネスコエコパーク公式サイト
登山道についてのお話を聞きながら、書き込んで完成。
最新情報の確認にもなるので、私はネット提出ではなく、あれば窓口で書くようにしています。
登山届ポストに入れるとなるとパンパンに入っていた場合、はみ出したりして個人情報が見られてしまう心配もありますが、窓口で手渡しなら安心。
その後、広河原山荘にチェックイン。
これから団体さんが来るとチェックインの際にうかがったので、すぐお風呂へ。
シャンプーもしていいんだ!
湯船も気持ちいい〜。
一昨年にできたばかりの、とてもきれいな館内です。
部屋はこんな感じ。
なんですか、このオシャレな壁は。
天井は。
お布団に寝っ転がって撮ってるんですけど。
トイレもとてもきれいです。
洗面所の水は飲めますが、ヒーターが通っていてぬるくおいしくないので、ポットの水や外の水場でどうぞ、と。
売店にはいろんなグッズがありますが、こちらに釘付け!
風呂上がり、アイスという選択肢まで用意されていました。
チョコミントアイス、好き。
凍らせたお酒も2種類あり、少し溶けてからが飲み頃らしいです。
部屋へ戻ったら、男女関係ない部屋割りだったようで、両脇に男性が座っていました。
意気投合したんでしょうね、ギャハギャハすごい音量でおしゃべり。
「隣の部屋、団体らしいよ。うるさくてたまんねぇな。夜、騒がないでくれよ、頼むからって感じだよ」
心配無用、あんたらのほうが多分うるせぇよ。
明日から山で気分が盛り上がってるんだろうけど、そんなでっけー声で騒ぐな!
そして、ザックをパッキングし直していた私へたまに話題を振ってくるのですが、指さして「あんた」と言ってくる。
なんなんだよ。
一言だけ返して、あとは無視しました。
はぁ~、やだな。
すごくやだな。
せっかく山へ来たのにこんな気持ち。
山と関係ないことで、こんなにいやな気持ち。
「満室でなければどこかへ移動させてもらえませんか、あのふたりの間だけはイヤです、ワガママでごめんなさい」
とフロントの方へ言いに行くと、部屋を見に行ってくれて、これはかわいそうかな、と思ったのでしょう。
同じ部屋ですが、真ん中の通路を挟んで反対側が空いていたので、そこにしてくださいました。
忙しいのに部屋まで確認しに来てくれて、できることをしてくださって…
嬉しかったです。
でも同じ部屋にいることが嫌だったので、本を読みながら飲食スペースで過ごしていました。
すると、さっきのフロントの方がまた声をかけてくださって…
部屋割りを変えられたから、と違う部屋にしてくださいました。
今、それだけで全然気分が違うのです。
あのふたりも、これから同じ部屋に何人も到着してくるので、そうしたら黙るとは思いますが。
それまでふたりっきり、存分におしゃべりしててください。
この方、消灯時間直前まで廊下でずっと電話したり、本当に騒がしくて声が大きくてイライラしました。
ホテルや旅館の廊下だったらそんなこと、しないでしょ?
なんでかなぁ〜。
涼もうと外へ出たらまだ28℃もあるではないの!
標高1520mなのに〜。
でも28℃でも涼しいと感じるのは、連日、体温のような気温の中で暮らしているからなのでしょうねぇ。
ちなみに今日の甲府の気温は39.2℃でした。
下山後まで使わないサンダルなどをインフォメーションセンターのコインロッカーへ預けるつもりでしたが、フロントで預かってもらえました。
あまりに大きなものはダメらしいですが、普通は着替え程度でしょうし。
auは圏外でした。
Wi-Fiはありません。
枕元にコンセントがあるので、充電はできます。
今日はずっと天気が安定していたのではないかな〜。
歩いてた人たちは最高だったでしょう。
明日もそうでありますように。
17:30〜、夕食です。
お腹すいた。
ぶ厚い肉だー。
ご飯、おかわり!
最後にバニラアイスもついていました。
食後は、窓の前でストレッチをしながらぼんやり山にかかる雲を見てるだけ。
明日は北西の風が強い予報で、すでに雲は飛んでいくように流れていきます。
2:30、パチッと目が覚めました。
そっとザックを背負い、1階の飲食スペースへ移動します。
まず、昨日受け取ったお弁当をいただきます。
おにぎりと唐揚げなどでした。
着替えてザックのパッキングをし直して、トイレをすませて出発。
2日後、ここに元気に下山してこられますように。
いってきます。
続きます。