1本目「後浜6」
7時の出港です。
ほかのボートはいない、静かな海。
このポイントは漁礁がたくさん沈んでおり、魚がたくさん群れています。
大きなクエが2匹。
撮ろうとしたらイサキの群れがきまして、クエを隠してしまいました。
イサキが通り過ぎたら、クエが1匹になってるし。
手品ですか。
イタチウオです。
生意気そうな顔がけっこう好き。
ウツボにとっては体を隠しているから、岩陰にいるのと同じ感じなのかな。
でも目立ち過ぎていますよ。
アカヒメジだよね?
柏島でも久米島でも、ノコギリダイと一緒に泳いでいるイメージしかない。
そんなわけないのでしょうけど…
砂地をエサを探してはっているときは、ノコギリダイいないし、でもやっぱりセット感が強い。
仲良しだなぁ〜、と微笑ましくいつも見ているので。
ロクセンスズメダイ。
ネッタイミノカサゴ。
ヒレよりトゲみたいのが長いです。
このダイビングで、ちょうど300本目でした。
50、100、200本…と節目ごとにお祝いしているのを海中で見ます。
なんだか恥ずかしいので、今まで申し出たことはなかったのですが、
「今、◯◯本」
と、昨日の夜ごはんのときに、宿泊している方々と言い合っていて、
「明日の1本目で300本」
と言ったら、大阪からのご夫婦が
「じゃあ、(旦那さんか奥さんのどちらかが)一緒に潜る〜」
って。
「いやいや、朝8時過ぎには出るって言ってたじゃん。もう器材も洗ったじゃん。カツオの藁焼きを買って帰らなきゃいけないんだし、気にしなくていいから!」
と言ったけれど、ほんとはすごく嬉しかった。
昨日から一緒に潜っている常連さんがお子さんを見てくださることになって、3人で潜ることができました。
この300本目を一緒に潜ってくれて、朝ごはんを食べたあとに3人は帰っていきました。
すごくいい記念になりました、ありがとう。
2本目のダイビングの支度をしていると、なんとなんと!
2日前のブログでも書きましたが、初対面の私を
「せっかく高知に来たのだから、ダイビングだけでなく、どこか連れてってあげたい」
と、観光に連れて行ってくださった高知県在住のお2人と3年ぶりの再会でした。
なんかすごく嬉しい!
「毎年、この頃に来るって聞いてたから、来てみたよ〜」って。
うわぁ!
ありがとうございます!
2本目「後浜3.5」
そのうちのお1人が、このダイビングで100本目でした。
出港前、イルカが近寄ってきて、ボートの上は大興奮。
柏島にいれば毎日見るけれど「あ、富士山」と同じで毎回「あ、イルカ」と言ってます。
どちらも、視界に入ったら言いたくなるものなのかもしれません。
シュノーケリングのお客さんを「竜の浜」という体験ダイビングで潜ることの多いポイントの近くで下ろしたので、マグロの養殖場の近くを通りました。
この中を見てみたいなぁ…
潜降して着底してあたりを見回すと、アカハタがチラッと顔を出しました。
このアングル、迫力があります。
いきなり出てきたからビックリしたよ〜。
うしろのサンゴは白化して光っていますね。
イボイソバナガニ。
ネッタイミノカサゴの幼魚の、なんか踏ん張ってそこにいる感が好きです。
かわいい〜かわいい〜。
ウミウシが、穴の中に貼りついていました。
なんてウミウシだろ?
ダルマハゼの幼魚です。
初めて撮れたぞ〜。
サンゴが赤くなっている部分の左下、赤い顔に黒い体のちっちゃい魚です。
ランチは、猪肉と牛肉のカレーでした。
辛口と甘口があります。
辛口は唐辛子が浮いてる…
混ぜるとおいしいと言われ、では少しだけ。
からっっっ!
ムリ!
甘口、うまい〜。
そのあとに、唐揚げとスイカが出てくるとは。
このあとも潜るのでスイカだけ食べました。
3本目「民家下北」
派手ですね〜、たぶんニシキウミウシ。
オトヒメエビ。
トリコロールカラーで目立ちます。
アカシマシラヒゲエビ。
魚をよくクリーニングしています。
ヤイトサラサエビ。
初めて見たとき、宇宙人っぽいって思ったなぁ…
もう20年以上前のことです。
またまた、ニシキフウライウオです。
右が、ライトを当てた本来の色。
左が、ライトの光がない色。
やっぱりライトがないと、緑っぽい写真になると実感しました。
ライト、壊れちゃってそのままにしていましたが、新調します。
笑ってるみたいな顔ですね〜。
サンゴ、真っ白。
雪の結晶みたいになっちゃってる…
先端が桜餅みたいな色のイバラカンザシ。
グラデーションが美しい、イバラカンザシ。
海の中を鮮やかに彩ります。
ちっこいスミツキトノサマダイ。
チョウチョウウオの仲間です。
チョウチョウウオはペアでいることが多いです。
キビナゴ キラッキラ〜。
4本目「後浜1」
サンゴの裏にくっついているセボシウミタケハゼ。
ニシキフウライウオ。
こればかりだなぁ、と思われるかもしれませんが、この2匹(たいてい2匹でいる)の漂い方が好きなのです。
背景の色にちゃんと似せているところも。
私がニシキフウライウオを好きなのをガイドさんは知っているので、教えてくれるのです。
トラフシャコ。
やたら接近してくるヘラヤガラ。
午前中のヘラヤガラも近かったけれど、あれはたまたま出会い頭で撮れたもの。
これは本当に距離が近い。
こんなに顔をアップで撮れたことありません。
口の中、すけてておもしろーい。
ずっともぐもぐ動かしてたし。
イロカエルアンコウ。
赤いのが2匹います。
尾の黄色が鮮やかです。
真っ白なサンゴにキンチャクガニ。
背景が白いから、くっきり姿がわかりますね〜。
もってるポンポンはイソギンチャクです。
フレフレって、やってるみたい。
夜ごはんを食べたあと、いつも図鑑を見ています。
キンチャクガニが持っているイソギンチャクのことが載っていました。
顔、こわっ。
カンムリベラは厚みもあるし、40cmにもなるので存在感すごい…
カラフルなサンゴがありました。
写真ではわかりにくいですが、パステルカラーで何色も。
ほんとにきれいな海です。
帰ってくるとイルカの親子がまた、船のロープで遊んでいました。
海中に手を突っ込めば、こんなふうに撮れちゃう。
2匹とも、ジャンプをします。
でもカメラを構えると、しないんですよ〜。
夜ごはんです。
高知からのお2人が、一緒の食卓にしてくださっていました。
「3年前より痩せたね~」
そうですか?
きっと、そうなのでしょう。
続きます。