登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

高知 柏島でダイビング(2024年)その10

柏島ダイビングサービス フィンハウス

夜中から明け方までどしゃ降りでした。

目が覚めて眠れなかったほど。

ダイビング最終日は雨かぁ、と思っていたら、32℃の快晴でした。

今日も明るい海。

 

散歩していたらブンブクの殻がありました。

にっこりしています。

きっと、今の私の顔と同じ〜。

 

1本目「民家下」

同じポイントでも、コースが違えば見る魚も毎回違う。

だから飽きません。

ほんとに楽しいんです。

 

エビと同居しているヤマブキハゼ。

エビはせっせと砂を出していましたが、私の気配で引っ込んじゃった。

 

でもヤマブキハゼがまだいてくれたので、寄ってパチリ。

きれいな模様だなぁ〜。

ハゼとエビの同居は、エビが巣穴をつくり、ハゼが見張り役って聞いたことがあったのだけれど、他にも理由があるかも?

エビがハゼの糞を餌にしているという仮説をどこかで見たことがあります。

 

スケロクウミタケハゼ。

このソフトコーラルについていると、とてもきれいです。

 

ナガシメベニハゼ。

目の横にある水色のラインが流し目ってこと?

 

水深28mを境に、ぬるい海水温も少しヒンヤリしてきました。

もっと下がって、白化したサンゴが復活しますように。

 

親指より小さなサイズでした。

シマキンチャクフグの幼魚。

 

鮮やかな青が美しい、ナガサキスズメダイ

 

ゴールデンイールモレイの、この表情ってなんか笑う〜。

ほとんど動かないのに、なぜかいつもピントが合わなかったのですが、ようやく撮れました。

 

コバンハゼ。

 

淡いピンクのイソギンチャクに、クマノミの幼魚。

幻想的。

 

イボツブコブシガニ。

色合いがすてき。

 

昨日に続き、カスリフサカサゴ

サンゴの中にいても動かないので、撮りやすい魚です。

 

タテジマキンチャクダイの成魚を、今年の柏島では初めて見ました。

幼魚には毎日お会いしているのですが…

 

このあと、アカシマシラヒゲエビにクリーニングされていました。

気持ちいいんだろうなぁ〜、いろんな魚がこのエビにクリーニングされているのを見ます。

 

 

2本目「レッドロック」

カニダマシ

 

タカラガイ

艶が美しい〜。

 

オドリカクレエビ

色が好き。

 

ウミウシカクレエビのペア。

たいていナマコについてるのに、ウミウシに隠れてる、って名前…

 

きれいだったなぁ、アカオビハナダイのオス。

 

イガグリウミウシ

 

ウミテング。

 

ケンカ?

何度も一定の距離を保ちながら、睨み合って(いるように見える)いました。

数秒で離れる、でもまた向かい合う、の繰り返し。

 

コガラシエビ。

これ、見てみたかったんだ!

真ん中の白い玉が目。

右側の赤い部分が上から見ると割り箸のように縦に分かれているので「ワリバシエビ」と呼ばれることもあるとか。

ハサミも大きくなくて、体の真ん中あたりの透明の細い脚の先に小さくついている、ちょっと変わったエビです。

 

キビナゴシャワーをあびながら、浮上。

陽の光を反射してキラッキラでした。

 

 

ランチはまさかの…

私がこれ好き、日本一!っていつも言ってるから。

脂のり、最高!

今回も、毎食毎食、おいしいごはんをありがとうございました!

 

 

3本目「後浜1.5」

今年の柏島でのラストダイブです。

「どこに行きたいですか?」

毎年、最後のダイビングのときに聞いてもらえるのですが、答えはいつも同じ。

「明るくのんびり潜れるとこ」

柏島は、だいたいそうなんですけどね。

 

チヂワケボリ。

貝です。

背景と全く同じ色です。

 

ミヤケテグリの幼魚。

ビックリしたような、まんまる目がかわいいです。

 

ホヤカクレエビ

小指の爪ほどもありません。

ガイドさんの目は、どうなっているのでしょう?

 

キリンミノカサゴの幼魚が2匹。

同時にヒレを広げてくれ、とてもきれいでした〜。

 

チラッと、ミナミギンポ

 

ノコギリダイとアカヒメジの群れ。

違う魚なのに、いつも一緒に泳いでいて…

平和だな、って思うのです。

やっぱりこのセットじゃなくちゃ。

単体だと物足りない。

 

見納めです、キンチャクガニ。

 

図鑑におもしろい説明がありました。

 

ミカドウミウシの卵は、花のよう。

 

サンゴの隙間に、セアカコバンハゼ。

 

そして、今日いちばんはニシキフウライウオのトリオ。

シングルかペアでいるとばかり思っていたら!

ふがー!って海中で興奮しました。

全部がギザギザしていて、かわいいなぁ。

 

 

楽しかった。

ほんとに楽しかった。

 

器材を洗いながら、見た魚を思い出します。

山で見る景色ももちろんいい!

でも海の中は、なんておもしろいのだろうと思います。

 

夜ごはん。

刺身はウスバハギ、煮魚はウマヅラハギ。

焼き魚はだっけ…?

ともかく全部おいしかったんです。

お腹いっぱい食べて、魚の図鑑見ながら1時間後には寝てしまっていることもあったのに、苦しくないんですもん。

 

 

10泊もしちゃった。

どんなにダイビングしても、最終日には「あっという間だったなぁ〜」と思う。

10泊は最長記録だそうです。

 

翌朝、朝ごはんのあとに宿毛駅まで送ってもらいました。

特急あしずりで高知駅へ。

 

高知駅に着くと「餃子の王将」で毎年食べている気がします。

 

初日にバナナスムージーがおいしかったカフェで、今度はマンゴースムージーを、と思ったらマンゴーがないんですって。

じゃあ、またバナナにする。

 

荷物を預けて歩こうかとも思ったけれど、外は32℃。

海水で涼むのに慣れた身には辛かった。

やーめっぴ。

土佐文旦スムージー、ください。

文旦、おいしい。

来年は、これかマンゴーにしよう。

アイスもたくさんあります。

 

10日前に高知駅に着いたとき、なんか違和感あったんですよね〜。

暑いけど、確かめに行きました。

あ、銅像がいないじゃないの。

なんだ、あの立て札みたいのは。

前に回り込むと…

観光案内所で聞いてみたら、3人そろってメンテナンス中ですって。

広場には「これを見に来たのに…」と立ち尽くす人がいました。

10月中にはお戻りになるそうです。

 

存分に楽しみました。

いつもありがとう。

来年また、元気に柏島の海で潜れますように。

 

柏島ロス…