立山黒部アルペンルートに行かれる方も、こちら。
乗車券は、このバス停近くで販売しています。
しばらくいくと、これから登る山が正面に見えます。
真ん中の3つのピークが爺ヶ岳、電線にかぶっている右の2つのピークが鹿島槍ヶ岳です。
いい天気だ〜。
30分ほどで、終点の扇沢に到着。
トイレで手を洗うと、冷蔵庫で一晩おいたような冷たさでした。
ここはすでに秋です。
登山口まで約15分、歩いて戻ります。
あ、ここにも仮設トイレあったんだ。
でも、バスは登山口には停まりません。
終点の扇沢で下りるしかないので、トイレは扇沢ですませればいいと思います。
下山してきたときに、切羽詰まっていたら助かるわ~。
8:15 登山口△1350
柏原さんがひらいてくれた道なので「柏原新道」と名前がついています。
気温は17℃。
昨日までいた東京よりは涼しく感じましたが、歩き始めたら10分で汗ダラダラでした。
緩やかな樹林帯を登っていきます。
この柏原新道は、段差が小さく歩きやすい。
急坂がなく一定のペースで歩けます。
6年前は、山小屋で働くにあたり必要なものがパンパンに入った60リットルのザックを背負って、梅雨明けに登りました。
それも昼スタートで!
全国各地から信濃大町駅に集合し、登山口まで送ってもらい、自己紹介しあってからだったな〜。
暑くて暑くて、ザックも重たくて。
でも「歩きやすい道だな」と思ったことは覚えています。
しばらくは、15分で△100mずつ上がっていきます。
いいペース。
木の祠とお地蔵さまのよう。
8:50 八ツ見ベンチ△1610
ここから少し進むと、眼下に扇沢が見えました。
ずいぶん歩いてきたぞ。
どうなってんの、これ。
「ガケの上なので注意」看板がありました。
この先でも、登山者が気をつけなくてはならない箇所を知らせてくれます。
どうして、こんな曲がり方に?
景色もひらけて、気分よく歩けます。
9:20 ケルン
えぇ~、ここから種池山荘まで3時間半?
そんなにかからないんじゃないかな?
それより、下りとはいえ、扇沢まで40分って早すぎないか?
登山口から扇沢まで、だいたい疲れていてとぼとぼ歩きになるから15分、元気に歩いても10分だと思う。
だとすると、30分で下れるかなぁ?
まぁ、いいや。
帰りに確かめよう。
結論:登りはここから2時間ちょいでした。
下りは、40分では着きませんでした。
下り、苦手です。
種池山荘、見えたー。
雲の右側です。
9:40 駅見岬(えきみざき)
一瞬、ガスに包まれました。
7月の北岳と違い、もう秋なので花は少なめ。
なんだろ、この花は。
調べるつもりはありませんが、淡い色ですてきです。
そういえば、働いていた年は「コバイケイソウ」の当たり年でした。
どうしても覚えられなくて、お客さまから聞かれて「コバエ…」までは呟けて、
「あぁ! コバイケイソウね」
と勝手に答えが導かれるというのを何度も繰り返して、やっと記憶に残りました。
なんか、おっきい花でした。
おぉ~、雲がダイナミック。
ちょくちょく見えるのですが、だんだん近づいてきて嬉しくなります。
赤い実は、ナナカマドしか知らないや…
でも、これがそうかは分かりません。
急坂がないと、疲れなくていいなぁ。
同じ標高差1000mなのですが、五竜岳よりラクに感じました。
10:30 △2100くらい
「水平道」って名前がついてるくせにアップダウンが多くて全然水平じゃなかった、北アルプスの朝日岳から白馬岳への道を思い出しながら、本当の水平道をルンルンで歩きます。
そうよ、これが水平道ってもんよ。
嬉しいなぁ。
晴れてくれてありがとう、って思います。
この葉っぱ、見覚えがある。
どこだっけ…
ま、いっか。
10:40~10:50 石ベンチ△2150くらい
ちょっと座るか~。
初めての休憩です。
私は歩くのは大して速くありませんが、これくらいの道なら休憩はあまりとらなくても大丈夫みたいです。
手が汚れない、こういう羊羹は毎回持参します。
山以外では、食べないんですけどね。
やっぱり、あんこがいい気がして。
テルモスに入れてきた冷たい緑茶といただき、出発~。
10分ほどで、ガレ場です。
ここくらいですかね、足元が細かったのは。
11:15 鉄砲坂
ここ覚えてます。
鉄砲坂という名前ではなく、ここだけちょっと急だな、と思ったから。
この坂を過ぎれば、すぐに種池山荘でした。
よく読むと「あと15分」って書いてあるじゃん。
この先には…
やったー、種池山荘だ!
ここを直してるんだ。
今は、お昼休憩かな?
11:30 種池山荘△2450
最高の登山日和でした。
続きます。